ゲストは松隈ケンタ、ギルドメンバー(ファン)も作曲に参加!? 「第二回 月蝕會議 音楽クリエイター夜會」レポート

By, 2022年10月12日



全員が作詞・作曲・編曲家でありアーティストでもあるバンド形態の音楽ギルド「月蝕會議」。彼らが毎回ゲストクリエイターを迎え、集団で楽曲を作り上げる”co-write(コライト)”という手法で楽曲をゼロから作り出すイベント「音楽クリエイター夜會」の第2弾が2022年10月2日(日)東京・池袋Absolute Blueで開催された。

  

今回はギター・バンドマスターのエンドウ.さんが司会のもと、松隈ケンタ氏をゲストに迎え、「2時間」という限られた時間内で楽曲の骨子を作り上げていった。

イベントが始まると、月蝕會議のメンバーのあいさつに続き、ゲストの松隈さんが登場。松隈さんはプロ野球『福岡ソフトバンクホークス』の大ファン。イベントの裏で優勝がかかった大事な試合を戦っているということで、気が気でない様子(?)
ちなみに松隈さんは楽曲作りの際「リズムから考えはじめる」とのこと。「リズムがジャンルを作るんです」と語ると、メンバーは「これはパワーワードですね!」と感心した様子だった。

客席と一緒に乾杯したあとは、さっそく楽曲作りがスタート。ベースの鳥男さんから「スタジアムロックっぽいもので」、エンドウ.さんからは「(この日は不参加のボーカル)キリンちゃんが歌えるように、女性ボーカルに対応できるような曲で」という提案があり、楽曲の方向性が決定!
さらにエンドウ.さんから「Bメロのない曲を作りたい!」と要望が。そして「サビでハンズアップできるようなナンバーに」という共通認識のもと、具体的なメロディ、リズム作りが始まった。

いくつかのパターンを作って吟味していくのだが、どうしても決め手に欠ける際は最前席「VIP席」に座るファンに選んでもらう、という一幕もあった。

途中、松隈さんから「みんなが『このメロディラインは鉄板』だと感じ、入れたくなるところで、敢えて入れないんです」というテクニックが披露されるなど、「松隈語録」に感心しきりのメンバーたち。
そんななか、松隈さんのボーカルによるサビが完成! ギターのBillyさん、ドラムの楠瀬タクヤさんもメロ部分を歌唱し、5人とファンで作り上げた楽曲のラフが完成したのだった。

ラフ曲を通しで聴いた後、イベントはエンディングへ。エンドウ.さんが「松隈さんからテクニックをたくさん聞きましたが、今後の楽曲制作にメチャクチャ影響が出ると思います。いい時間を過ごせました!」、松隈さんが「改めて聴くと本当にいい曲になりましたね。クリエイターたちと同じレベルでお話をすることができて楽しかったです!」とイベントの感想を語り、「夜會」は幕を閉じた。

<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

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