「テキストとボイス、どちらも楽しんでください」『花ふるコロニーロット ~26歳OL、ガーデニング男子に弟子入りする~』遠野 蓮役・岡本信彦 インタビュー

By, 2022年6月3日



株式会社viviONが手がけるコミックレーベル「comipo comics」。本レーベルが展開する新しい形のボイスコミック作品が続々登場!
『花ふるコロニーロット ~26歳OL、ガーデニング男子に弟子入りする~』はヒロイン・蕃茄なずなが、ふとしたことをきっかけに同僚の遠野 樹の趣味を知ることになる。それは「自宅の庭でのガーデニング」。さらに樹の弟・蓮も現れて……?
物語を楽しみながら植物やガーデニングの知識も得られる、老若男女楽しめる本作。今回は蓮役の岡本信彦さんに話をうかがってきた。

―演じた役の魅力を教えてください。

岡本信彦さん(以下、岡本):可愛らしくもあり、爽やかでもあり、ちょっと現実離れしたエルフみたいなファンタジーな魅力があるなと感じながら演じていました。
見た目はもちろんですが、性格も、もし悩みなど抱えていても表に出さずにふるまう――
彼の飄々としたところを演技でうまく伝えられているといいなと思いますね。
樹に対しての愛情深さが、まるまる彼の魅力につながっているんじゃないかと思います。
なずなに対する接し方や距離感も、まわりまわって樹の反応を見たいためにそうしているように受け取れますし、可愛らしいなぁと感じました。

―ガーデニングや植物にまつわる思い出はありますか?

岡本:小学生のころミニトマトって今みたいに甘いものじゃなかったので、なんだか苦手で避けていたんですが、自分で育てたものだけはすごくおいしく感じたことを覚えていますね。
2つ実をつけたので、その場で1つ食べて「めちゃくちゃ美味しい!」って感動して、もう1つはあとで食べようとおもって大事にポケットにしまったんです……がポケットの中でつぶれてしまって、それがちょっと切なくて甘酸っぱい思い出になっています。

―育ててみたい植物は?

岡本:種無しスイカを育てたいです!
スイカ好きなんですが、食べるときに種が歯にあたるし、そのまま飲み込むか悩みどころじゃないですか。最近店頭でもあまり種無しスイカを見かけない気がするので、甘さと、種無しを両立させるのが難しいのかなぁ、と気になっています。
甘くて美味しい種無しのスイカを食べるために、挑戦してみたいですね。

―演じてみてガーデニングや植物についての気づきなどはありましたか?

岡本:作品の中で「丈夫な姫」というワードも出てくるんですが、真心こめて向き合った植物にはしおれてほしくない。ペットなどの動物にも通じますけど、出来るだけ元気にながくそばにいてほしいな、と感じる気持ちが世話をする中で一緒に育っていくんだな、と感じました。

―海外出身の樹や蓮には「ミドルネーム」がありますが、もし岡本さんがつけるとしたら?

岡本:声優さんのなかにもミドルネームがある方がいらっしゃいますし「カッコいいな」と思います。でも、いざ自分でつけるとなると難しいですよね……。
いわゆる「二つ名(通り名)」と呼ばれるようなものでしたら思いつくのですが(笑)
いろいろ考えたのですが「岡本 ウインド(風) 信彦」でいかがでしょう?

―そのココロは?

岡本:小さいころからエチュード(即興劇)が好きで「体育館の上層で魔物と戦う」というごっこ遊びをしていたんです。
そのころ『幽☆遊☆白書』の陣というキャラクターが好きで。彼は「風使い」と呼ばれていたのですが、とある友人が「じゃあ俺は火かな」と、ごっこ遊びに付き合ってくれたんです。そこから僕のエチュード人生(?)が始まりました(笑)
そんな思い出もあり、「ウインド(風)」には特別な思い入れがありますね。

―次にボイスコミックに出演するとしたら?

岡本:ボイスコミックと相性のいい作品は大きくわけて2種類あると思っているんです。1つは「ファンタジー系」です。実生活では使わないようなセリフをどれだけリアルに発することができるのか?
もう1つは「ギャグ作品」です。間や尺が大事な作品は演じ甲斐がありそうだな、と。

―ちなみに岡本さんはギャグ作品で「ボケ」と「ツッコミ」、担当するならどちらですか?

岡本:圧倒的に「ボケ」ですね。「ツッコミ」はとにかく、個人的にのどへの負担が半端ないんです。もちろん相性やセンスの良し悪しもあると思いますが、仕事への影響を考えると「ボケ」でいきたいな、と(笑)

―ちなみに、いま一番会いたい芸人さんはいますか?

岡本:狩野英孝さんです。演技を見てみたいというのもありますが、ゲーム実況もすごく面白いので。……って、何の話でしたっけ?

―失礼いたしました(笑)
ところで岡本さんは、ブログやツイッターをまめに更新されていますね。ガーデニングも「毎日水やりをする」という点で通じるところがあるかと思いますが、「継続する」ことのコツを教えてください。

岡本:「一度始めたことは、最後までやりとげたい」という想いをもって始めました。大事なのは「意志の強さ」だと思います。
ちなみに最初は、「ブログ」と「ツイッター」のほかに「インスタグラム」も毎日更新しようと思っていたのですが、最近は忙しくなってきてしまい、現在は2つを継続中です。これからもみなさんに毎日情報を届けていきます!

―「ボイスコミック」を体験してみていかがでした?

岡本:いわゆる「本を閉じた状態」でもずっと音声が流れることに驚きました。これなら通勤・通学時間帯の大変なときに、わざわざスマホ画面を見なくてもいいので便利ですよね。

―本作のテーマのひとつに「癒し」がありますが、岡本さんにとっての「癒し」は?

岡本:いままでは「チョコレートを食べる」「運動をする」などの方法で癒されてきました。
現在はおかげさまで仕事が忙しいので、「極限状態」になることにより、疲れを感じなくなるんですよね。あまりいい状況ではないとは思うのですが、いまは頑張りどころだと思っています。
仕事が一段落して、コロナも落ち着いたら社員みんなで旅行に行きたいですね。そうですね……ハワイがいいかな!

―最後に、メッセージをお願いします。

岡本:テキストとボイス、それぞれの空気感の違いを感じていただきつつ、お好きな方法で癒されてもらえるとうれしいです。よろしくお願いします!

<インタビュアー・カメラマン/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【作品概要】

『花ふるコロニーロット ~26歳OL、ガーデニング男子に弟子入りする~』

原作:杏穏希厘(あんのんきりん)
作画:スズキイオリ
作品形式:ボイスコミック
声の出演:茅野愛衣、小野友樹、岡本信彦ほか
監修:東京農業大学
価格:第4話まで無料配信中、第5話以降を有償及び「¥0待ち」にて配信中
主要配信先:聴いて楽しむマンガアプリ『comipo』

●APP Store  
https://apps.apple.com/jp/app/comipo/id1591548181
●Google Play 
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.vivion.comipo

●作品公式ページ
https://comipo-comics.com/titles/hanakoro/

【キャンペーン概要】
■茅野愛衣さん、小野友樹さん、岡本信彦さんのサイン色紙が当たるTwitterキャンペーンを開催!
メインキャスト陣の寄せ書きサイン色紙が6名に当たるTwitterキャンペーンを開催中です。
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☆詳細は公式ツイッターによる告知をご確認ください!
https://twitter.com/app_comipo 

<あらすじ>
製薬会社で働く観劇が趣味の26歳・なずな。
頑張り屋の彼女だが、トラブル続きの日々にややくたびれ気味……。
そんなある日、ふとしたことからおとぎ話の森のような素敵な庭園に迷い込んでしまう。
そこにいたのは、彼女がちょっと苦手に感じていた同期の遠野で……!?

祖母から受け継いだ庭の手入れを密かな趣味とする彼が、愛情を注いできた美しい植物たち。
庭での穏やかなひとときは、とても心地よくて……。

ゆっくりのびのび育っていく植物たちと共に芽吹きはじめる、かすかな恋の予感。
なずなの毎日が、すこしずつ輝きはじめる――。

<キャラクター紹介>

・蕃茄なずな(ばんか なずな)CV:茅野愛衣
本作のヒロイン。
明るく前向き、職場では後輩にも慕われる26歳。
苗字の蕃茄(ばんか)はトマトの別名。
子供のころに名前をネタにからかわれたことがあり、なんとなく植物全般に苦手意識を持っていた。
遠野家の『庭』を訪れたことをきっかけにガーデニングに興味を持つことに。
『赤毛のアン』が大好きで、作中に登場する男の子・ギルバートは初恋の人。
純真でのびのびした性格の半面、けっこう怖がりでメルヘンチックな一面も。
樹のやわらかな物腰やふとした仕草に、たびたび意識してしまうことも……?
けれど本人の認識はあくまで「ガーデニングの師匠と弟子」!


・遠野ギルバート樹(とおの ぎるばーと いつき)CV:小野友樹
なずなの同僚。
スウェーデン出身の祖母を持つクォーター。
生真面目でおだやかな性格をしているが、口数が少ないため会社ではとっつきにくい印象を持たれることも。
祖母から受けついだ「庭」つきの一軒家に1人で暮らしている。
不器用ながらも懸命に取り組むなずなに、優しくガーデニングの手ほどきをする。
素直で表情のコロコロ変わる彼女を、無意識に気にかけているような場面も……??
祖母亡き後すぐに荒廃してしまった庭を、手塩にかけて1人で元通りにしてきた。
とある過去があり、植物のなずなは樹にとって特別な存在。
実はクリームソーダが好き、虫がちょっと苦手。


・遠野アルバート蓮(とおの あるばーと れん)CV:岡本信彦
樹の弟。
社交的で自由奔放な性格の大学生。
祖母似で日本人離れした華やかなビジュアルの持ち主のため、外出先では注目の的になることもしばしば。
見た目で敬遠されないようにと、誰とでも距離が近く、フランク&フレンドリーに接する。
樹となずなの関係を見守りつつもちょっかいを出したがる、イタズラ好きなところも。
ちなみになずなからの第一印象は「天使……?」だった。

(C)スズキイオリ/杏穏希厘/comipo comics