『電脳コイル』の磯 光雄監督が描く“宇宙初心者”でも楽しめるアニメ 「オリジナルアニメ『地球外少年少女』“未来予測”完成披露試写会」

By, 2022年1月18日



2022年1月28日(金)より前編、2月11日(金・祝)より後編が各2週間限定で劇場上映されるオリジナルアニメ『地球外少年少女』。本作の先行上映会が1月9日(日)に東京・日本科学未来館にて開催された。
この日は前編「地球外からの使者」が上映されたほか、磯 光雄監督、登矢役・藤原夏海と、心葉役・和氣 あず未が登壇。さらにサプライズゲストとして「仮想現実」など、未来の社会システムに詳しい社会経済学者の成田悠輔氏が出演した。

 

磯監督は「本作は、宇宙にあまり詳しくない人にも楽しめるよう、意識して作りました。
近年はアメリカの航空宇宙メーカー『スペースX』が有名になり、宇宙関連で盛り上がるようになってきました。本作も宇宙開発の発展につながっていけばうれしいですね」とコメント。

 

続いて、演じたキャラクターについて聞かれたキャスト陣。
藤原さんは「登矢は思春期の男の子で、ムスッとした表情をすることが多いです。相棒のドローン・だっキーが物語のカギをにぎっています」、和氣さんは「心葉は身体は弱いですが、精神年齢は登矢より上で、彼のことをフォローする役柄です。また彼女は『謎の声』を聴くことができ、それが物語に深く関わってきます」とそれぞれ説明した。なお、ふたりは人類初の「月で生まれた人間」ということで、そのことがどのように描かれるのかも注目だ。

ここで、ゲストの成田氏が登場。「私が『仮想世界研究会』という集まりに参加していた際、磯監督にゲストとして出席していただいたことがあるんです。磯監督が手がけた『電脳コイル』に登場した仮想現実のことも語られ、すごく参考になりました」とコメント。また「磯監督が本作で描くような未来が訪れると思うか?」と問われると「もっとすごい未来になるんじゃないかと思います。地球を飛び出して人間社会が形成されるくらい、発展するのではないでしょうか?」と予想していた。

ここからは、宇宙への興味や関心のある子どもたちが所属する「日本宇宙少年団」の団員からの質問コーナー。「制作のうえで苦労した点は?」と聞かれると、磯監督は「自分がまだ宇宙のことを勉強する前の心を忘れないように意識しました」と回答したうえで、「みなさん、面白いと思っていただけましたか?」とオーディエンスに尋ねると、客席からは盛大な拍手が上がった。

<レポーター/ダンディ佐伯・文責(編集)『れポたま!』編集部>

【作品概要】

オリジナルアニメ『地球外少年少女』
新宿ピカデリー他にて各作品2週限定劇場上映
1月28日(金)【前編】
2月11日(金)【後編】

・劇場公開限定版Blu-ray&DVD同時発売
・Netflixにて世界同時配信

<スタッフ>
原作・脚本・監督:磯 光雄(「電脳コイル」)
キャラクターデザイン:吉田健一(「交響詩篇エウレカセブン」シリーズ、「ガンダム Gのレコンギスタ」他)
メインアニメーター:井上俊之(「電脳コイル」、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」他)
美術監督:池田裕輔
色彩設計:田中美穂
音楽:石塚玲依
音響監督:清水洋史
制作:Production +h.
配給:アスミック・エース/エイベックス・ピクチャーズ
製作:地球外少年少女製作委員会

<キャスト>
相模登矢:藤原夏海
七瀬・バイコヌール・心葉:和氣 あず未
筑波大洋:小野賢章
美笹美衣奈:赤﨑千夏
種子島博士:小林 由美子
那沙・ヒューストン:伊瀬茉莉也 ほか

<主題歌>
春猿火(KAMITSUBAKI RECORD)「Oarana」
作詞・作曲:Vincent Diamante

<上映劇場>
【東京】新宿ピカデリー・MOVIX亀有・立川シネマシティ
【神奈川】川崎チネチッタ
【千葉】京成ローザ⑩
【埼玉】MOVIXさいたま
【愛知】ミッドランドスクエアシネマ
【大阪】なんばパークスシネマ
【兵庫】MOVIXあまがさき
【京都】MOVIX京都

<配信>
Netflixにて世界同時配信(1-6話全話一挙配信)
http://www.netflix.com/orbital-children

●公式サイト
https://chikyugai.com/
●公式Twitter
@Chikyugai_BG(https://twitter.com/Chikyugai_BG

(C)MITSUO ISO/avex pictures・地球外少年少女製作委員会

●本予告映像
https://youtu.be/yMU-xTekqqc