【プレゼントあり】白石晴香と東山奈央が激動の後半戦を語る！ テレビアニメ『ピーチボーイリバーサイド』サリー役・白石晴香、ミコト役・東山奈央 インタビュー
現在好評放送中のテレビアニメ『ピーチボーイリバーサイド』。有名な童話『桃太郎』の舞台となる日本から遠く離れた大陸で、とある王国の王女・サリーと謎の美少年・ミコトを始めとした個性的なキャラクターたちが壮大な物語を繰り広げる。
サリーとともに旅をする亜人・フラウや鬼の力を失った少女・キャロットの抱いている想い。そしてミコトが鬼を目の敵にする理由など、まだまだ謎の多い本作。
今回はメインキャストのふたりに『ピーチボーイリバーサイド』の魅力や、今後の見どころについてお聞きしてきた。
―第6話まで振り返ってみていかがですか？
白石晴香さん（以下、白石）：上田繁監督も理由をお話されていますが、アニメは原作に比べて時系列がちょっと特殊なんです。なので、最初は「えっ、台本間違ってないよね？」と思いました（笑）
「外の世界が見たい」と思ったサリーの感情を、色々なシーンで演じることになるので、最初は少し戸惑いましたが、仲間たちに出会う場面それぞれに思い出があります。とくに、フラウと会って「亜人たちが差別されるのはおかしい」という感情が芽生えるのは、後の物語においてすごく重要なことなんだな、と感じました。
東山奈央さん（以下、東山）：原作と描き方が違うことにより、「謎解き」の要素が加わっていると思います。6話まできて、視聴者のみなさんも、本作を楽しむコツみたいなものを分かってきたかもしれないですよね。
―演じる上で大変だったことは？
白石：気持ちの込め方ですね。アフレコは第1話から順番に録っていったのですが、先ほどお話したとおり、場面が行ったり来たりするので、考えながら演技をするのが大変でした。
東山：私も、感情を何回か整理する必要があり、ロジカルに考えながらアフレコに臨みました。
サリーは、冒険を経て様々なことを吸収していく「正当派主人公」だと思うんです。一方のミコトは、酸いも甘いも……と言っても、ほぼ苦い経験しかしてこなかったですが（笑）、彼のなかですでに根幹になるものが確立されているんですよね。
そんななか、鬼への憎しみの心はブレないけれど、サリーに出会うことによって、ミコトに新たな感情が芽生えると言いますか。うまく説明するのが難しいのだけれど……。彼にとって、彼女との出会いは「心にさざなみが立った」……くらいでしょうか？
感情を表現するのが難しかったですね。
白石：ミコトはサリーにとって「旅に出たい」と思うきっかけをくれましたし、その後再会し、お互いの価値観の相違に気づいてからも、ミコトが大事な存在であることは変わらないと思います。
互いが互いにどのくらい影響を与えたのかは、ふたりの生きてきた環境の差が出ているのかもしれません。
―物語が進み、サリーとミコト、お互いへの気持ちは変わったと思いますか？
白石：再会した際、サリーが笑顔で駆け寄っていくところに、彼女のミコトに対する本心が出ていたのかな、と思いました。ミコトの「お着替シーン」で、サリーが顔を赤らめていたのが印象的です（笑）
東山：ふたりの間に恋心が芽生えたかどうかは、現時点ではまだ判断できないですよね。ミコトは、サリーに対して一目置いているところがあるとは思うのですが。彼が「サリーと一緒に旅をするのも悪くない」と思っているからこそ、逆に突き放した態度を取っているのかもしれないです。
―これまでで印象に残っているエピソードは？
白石：吸血鬼のお話には心が締め付けられました。「正義ってなんだろう？ 悪ってなんだろう？」ということを考えさせられるお話でした。異種族同士が交わるときに生じる摩擦の大きさを改めて感じたといいますか。
東山：確かに、たくさんの方にインパクトが残ったエピソードだと思います。彼が焼かれている様子を見て盛り上がっている人間たちに対し「人間はあさましいな」と感じますし、「物事を一方からだけ見るのは危険だ」、と思い知らされました。
それに、フラウが吸血鬼の攻撃で大変なことになってしまったことで物語が急展開を迎え、この先がさらに楽しみになりましたね。
―サリーとミコトについて、今後の見どころを教えてください。
白石：サリーは、普段は自身の持つ強大な力についてはなにも感じていないのですが、いざ戦いとなると仲間を想う心からその能力が解放され、敵を倒したあとは「あれ、なにがあったの？」とほうけてしまうんですね。
不安定な面がまだまだある彼女が、これからどのような立ち居振る舞いをしていくのか、楽しみにしていただきたいです。
東山：ミコトは、生まれたときはとても大きな愛情を知っている男の子だったんです。ある出来事の反動で憎しみが膨れ上がってあのような生き方になってしまったので、彼の過去に注目してもらいたいですね。
―ここからは、白石さんと東山さんご自身についてお聞きします。おふたりが人間か鬼、どちらかの勢力に所属するとしたら？
白石：私は学生時代、フラウと似たような経験をしたことがあるのですが、そんなとき、家族や支えてくれる仲間がいたんです。そういう意味では、亜人として生きるのもいいかな……と。
東山：差別される対象になるのは嫌ですが、一度「鬼」サイドについてもいいかな、と思います。人間は鬼に脅かされながら生活しなくてはならないですし、ちょっと嫌ですね。かといって、自分で襲う気にはならないので「優しいから人間は襲わないよ」という信念を持っている鬼になりたいです！
―本作は童話『桃太郎』が元になっている作品ですが、おふたりが印象に残っている童“謡”はありますか？
東山：「ずいずいずっころばし」です。学生時代に所属していた合唱部でこの曲を歌ったのですが、輪唱するように「ずいずいずいずいずいずい…」と繰り返していくので、それがメチャクチャ怖かったですね（苦笑）
白石：「通りゃんせ」の「行きはよいよい、帰りは怖い」という歌詞も、トラウマになっちゃいますよね……。
東山：そう言えば、全然関係ないですが「アルプス一万尺」の「小槍の上で」という歌詞を「子ヤギの上で」だと思っていました（笑）
白石：それ、私もです（笑）！ あとは「森のくまさん」をよく歌ってました。思い出に残っている童謡、たくさんあるなあ。
―物語は後半に向かいますが、今後の見どころをお願いします。
白石：ここまでご覧いただいているみなさんは、旅のなかでサリーの成長を感じていただいていると思います。今後は「守りたいもの」が出てくることにより、彼女の魅力がさらにアップしていきますので、楽しんでください！
東山：話してきた内容をまとめると、すごくシリアスなストーリーが続くように感じてしまうかもしれませんが、ほっこりするようなエピソードもあり、その絶妙なバランスこそが本作の魅力ではないでしょうか。
最後までご覧いただいてからもう一度観直すと「あのときこうだったから、結果こうなったんだな」という発見がたくさんあると思いますので、ぜひ何度もご覧ください！
＜Text・Photo／ダンディ佐伯＞
【作品情報】
【放送・配信情報】
2021年7月1日（木）よりTOKYO MX、BS日テレほかにて放送中
・TV放送
TOKYO MX 7月1日（木）より毎週木曜22：00〜
BS日テレ 7月1日（木）より毎週木曜23：30〜
AT-X 7月1日（木）より毎週木曜23：30〜
J：テレ 7月7日（水）より毎週水曜25：00〜
・配信
dアニメストア 7月1日（木）22：30より先行配信スタート 毎週木曜22：30より順次配信
Amazon Prime Video 7月5日（月）0：00より配信スタート 毎週月曜0：00より順次配信
以下配信サイトでも、7月8日（木）0：00より順次配信中
■最新話1週間無料配信
ABEMA／GYAO! ／ニコニコチャンネル／U-NEXT
■見放題配信
ABEMA／FOD／U-NEXT／アニメ放題／Netflix／dTV／バンダイチャンネル／
ひかりTV／Hulu／J:COMオンデマンド／milplus
■その他配信サービス
ビデオマーケット／DMM.com／GYAO!ストア／COCORO VIDEO／HAPPY! 動画／TELASA／music.jp／TSUTAYA TV／クランクイン！ ビデオ／Rakuten TV／Google Play／ムービーフル Plus
【イントロダクション】
昔々のお話です。ある所におじいさんとおばあさんがおりました。
おじいさんは山へ芝刈りにおばあさんは川へ洗濯に──（中略）
ついには鬼を退治しましたが、外国にも鬼がいるようなので…
桃太郎は海を渡りました。
すごいのは倒したこと 喜ぶべきは救ったこと ただ一つ…駄目だったことは……
────楽しんだこと
これはもしもの話だが……
もし流れてきた大きな桃が一つではないとしたら…
日本に流れてきた桃が複数あるうちの一つに過ぎないとしたら…
【スタッフ】
原作：クール教信者・ヨハネ
（講談社「少年マガジン R」「マガポケ」連載）
監督：上田 繁
シリーズ構成：大知慶一郎
キャラクターデザイン：栗田聡美、加藤真人
プロップデザイン：今門卓也
色彩設計：斉藤麻記
美術監督：福島孝喜
美術設定：曽野由大
撮影監督：長谷川奈穂
編集：本田優規
音響監督：田中 亮
音楽：中橋孝晃
アニメーション制作：旭プロダクション
【キャスト】
サリー：白石晴香
ミコト：東山奈央
フラウ：M・A・O
ホーソン：増田俊樹
キャロット：戸田めぐみ
犬：斉藤次郎
ミリア：峯田茉優
ウィニー：戸松 遥
皇鬼：平川大輔
轟鬼：村井美里
ジュセリノ：久保ユリカ
アトラ：鈴華ゆう子
オープニングテーマ：Q-MHz feat.鈴華ゆう子「Dark spiral journey」
エンディングテーマ：ミテイノハナシ「夜を越える足音」
■公式HP http://peachboyriverside.com
■公式Twitter @peachboy_anime
(c)クール教信者・ヨハネ／講談社／「ピーチボーイリバーサイド」製作委員会
【プレゼント】（※2021年7月から応募方法が変わりました）
ふたりの寄せ書きサイン色紙を１名にプレゼント！
ご希望の方は『れポたま！』公式ツイッター＠repotama（https://twitter.com/repotama/）をフォローし、当該記事のツイートをリツイートしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り：2021年8月20日（金）23:59まで