【プレゼントあり】物語は新たな局面へ! TVアニメ『EDENS ZERO』EMピーノ役・井澤詩織、ホムラ・コウゲツ役・青木志貴 インタビュー

By, 2021年7月22日



真島ヒロの漫画が原作、現在好評放送中のTVアニメ『EDENS ZERO』。笑いあり、涙ありの壮大なスペースオペラは新章に突入し、主人公のシキ・グランベル、ヒロインの動画配信者、レベッカ・ブルーガーデンらの冒険はますますの盛り上がりをみせる。
今回はEMピーノ(ピーノ)役・井澤詩織さん、ホムラ・コウゲツ(ホムラ)役・青木志貴さんに本作の魅力、さらに今後の見どころをお聞きしてきた。

―ご自身が演じたキャラクターの紹介を改めてお願いします。

井澤詩織さん(以下、井澤):ピーノは対機械用アンドロイドで、マスコットキャラクターのような存在です。過去の記憶がない状態で、(寺島拓篤さん演じる)シキたちについていくことになりました。

青木志貴さん(以下、青木):ホムラは自身の師匠を探すなかでシキたちの戦艦「エデンズゼロ」に乗艦することになりました。まだまだ謎に包まれた女剣士です。

―原作を読んでの印象は?

井澤:真島ヒロ先生の過去作『FAIRY TAIL』のファンタジックな世界とはまた違う、宇宙が舞台のスペースオペラ作品になっていて、テンポが早い印象を受けました。登場人物たちの成長によって物語が進んでいくところに爽快感を感じます。

青木:僕も『FAIRY TAIL』を読んでいたのですが、「友情や絆を強く感じる作品だな」と思いました。今回も主人公のシキは「友達をたくさん作る」という目標があるんですよね。
僕は涙もろいので『EDENS ZERO』のテレビアニメ第1話の、シキとアンドロイドたちとの悲しいエピソードに泣いてしまいました……。

―では、アニメになった『EDENS ZERO』の印象はいかがですか?

井澤:シキのエーテルギアが「重力」を扱う、というものなので、漫画でも迫力があるのですが、アニメだとより強みが生かされているな、というのを感じました。空間の上下左右がわかりやすく、カメラワークも観ていてワクワクします。

青木:桜宇宙(サクラコスモス)で桜の花びらが舞っているような描写が「アニメならでは」、と思いました。何となく頭で想像していたものはあったのですが、実際に映像を観ると「こういう風に動くんだ」と驚きましたね。

 

―アフレコはどのような環境で行なわれているのでしょう?

井澤:第1話から、少人数で録っているので、まだ会えていないメインキャストの方もいらっしゃるんです……。

青木:テストのときは事前に録った、別のキャストさんの声を聴かせていただけるのですが、あわせるのがなかなか難しいですね。

井澤:最初のころはワイズ役の手塚ヒロミチさんと一緒のことが多くて、最近はレベッカ役の小松未可子さん、ハッピー役の釘宮理恵さんと録ることが多いです。

青木:僕も最初は手塚さんが多かったですが、最近はシキとの掛け合いが多いですね。

―おふたりとも手塚さんとの掛け合いをする機会が多かったということですね。

井澤:手塚さんはシャイなので、アフレコ以外ではあまりおしゃべりしなかったかも?

青木:僕はこういう状況なので、あまりお話をしないほうがいいかと思っていたんですけど……。

井澤:手塚さんは、元々寡黙なんじゃないかな(笑)
一度3人で掛け合いをしたことがありましたが、私が一方的にしゃべっていたと思います。

青木:あのときはありがとうございました(笑)

―役作りで意識したことは?

井澤:ピーノはアンドロイドなのですが、作品内でのアンドロイドの定義は、いわゆる「ロボット」とは違うんです。命令されたこと以外にも自分で考えて行動しますし「心がある」と明言していますから。彼は人間になりたい、という夢を持っていますので、「人間の感情がわからない」というよりは「いまはまだ知らない」というイメージで演じました。
個人的に意識しているのは「呼吸の仕方」です。人がしゃべるときとは違うブレス(息)の入れ方をしているんですね。でもそのせいで、よく訛(なま)ってしまい……。自分の首をしめている感はあります(苦笑)

青木:ホムラは序盤ではミスリードをさせるためにも「ミステリアスさを出してほしい」と言われまして。シキたちに対しても淡々と話してほしいと言われました。
ただ、本音が出てしまうところは、話し方にギャップを出すように意識しました。

―お互いの演じたキャラクターについての印象をお聞かせいただけますか?

井澤:『FAIRY TAIL』のとき、真島先生が「強い女性が好き」とおっしゃっていたのですが、ホムラはそのポジションを一身に背負っている印象を受けます。
クールだけど抜けているところもあり、思ったことを遠まわしに言うところもありますし、「演じるのが難しそうだな……」と思いました。
それと「~ゆえ」など、独特の口ぐせも大変そうでしたね。

青木:確かに、「ナチュラルに発音せず、強調してほしい」とディレクションがあったので、難しかったですね。
公式サイトのキャラクター紹介にもあるのですが、エーテルギアも「えーてるぎあ」とひらがな表記されていますし、「カタカナっぽく発音しないで」と指示がありました。カタコト感を入れるのが、とにかく大変でした……。
ピーノに関しては、原作を読んだときから大好きなキャラクターで、ほかの人間キャラクターよりも人間味を感じることがあるんですよね。
真島先生も「彼はとても重要なキャラクターなんです」とおっしゃっているように、彼がどのように物語に絡んでいくのかが楽しみです。
井澤さんが演じていると、アフレコのときに絵コンテが動いていなくても、彼が何となく動いてくるように見えるんですね。すごいなと思います!

井澤:うれしい! 原作のあとがきにも書かれているのですが、ピーノは真島先生がとくにお気に入りのキャラクターということで「大事に演じなきゃ」というプレッシャーがありました。
しかも、『FAIRY TAIL』にも登場するハッピーがいるので、マスコットキャラクターとして演じるのは重圧がありましたね。「かわいい」と思ってもらえていたらうれしいです!

―真島先生の作品の魅力は?

井澤:ご自身が手がけたキャラクターへの愛がすごく伝わってくるところでしょうか? だからこそ私たちも演技に気合いが入ります。
それと、暗い過去や秘密を持っているキャラクターたちが多いのですが、すごく前向きな考え方をするので、私も一緒に冒険についていく気持ちになります。
気負わずに楽しめるのは、エンターテインメントにとって大事なことだと思うので。

青木:絆や友達のよさをすごく感じるところです。自分は人間関係があまり得意なほうではないので、「エデンズゼロ」のクルーの一員になれるのがすごくうれしかったですね。
また、登場人物たちがとにかく個性豊かで、誰にでも「推し」のキャラクターが見つかると思います。
個人的にはグラマラスなキャラクターが大好きなので(笑)、たくさん出てきてくれてうれしいです!

―では、主人公・シキの魅力は?

井澤:甲斐性があるところでしょうか?「俺の友達を傷つけたら許さないぞ」という、昔ながらの主人公気質があるところが素敵です。ピンチでも「シキが来てくれたから大丈夫」と思えるんですよね。私も守ってほしい(笑)!

青木:カッコいいのですが、コミカルなシーンでは顔が崩れまくるのが面白いですし、とにかく素直なところが魅力的だな、と。友達や彼女を大事にする人って、いいですよね! 自分の周りにもいたらいいな……。

―おふたりがB・キューバーのレベッカにチャンネル登録者数と視聴数の増加のアドバイスを送るとしたら?

井澤:私からすれば、なんであんなに登録者数が少ないのかがわからないです。あんなにかわいくて、セクシーな企画もしているのに……。「低評価」ボタンを押す人が信じられないです!
たとえば、フィットネスはどうでしょうか? 最近流行ってますし、レベッカがやっていたらつい見ちゃうと思うので。

青木:濃いB・キューバーが多いので、原点に帰って“普通のこと”をしたら受けるんじゃないでしょうか?
料理とかいかがでしょう? ……レベッカが料理が得意かどうかはわかりませんが(笑)

―今後の見どころをお聞かせください。

井澤:ハーミットをはじめとした、新しいキャラクターがゾクゾク登場します。また、サクラコスモスの次の宇宙に進むので、ビジュアルの変化もありますし、キャラクターが別の衣装になる点にもご注目いただきたいですね。
とにかくテンポがいい作品ですので、毎週楽しくご覧いただきたいです!

青木:ホムラの過去がだんだんと明らかになっていくところでしょうか? 
泣きながらお芝居をさせていただいたので、ぜひみなさんもご覧いただいて心を動かされてほしいですね。

<Text・Photo/ダンディ佐伯>
☆ページ下部に写真一覧あり。

【アニメ概要】
『EDENS ZERO エデンズゼロ』

●放送・配信情報
日本テレビ系全国にて毎週土曜24時55分から順次放送中。
(放送日時は予告なく変更になる可能性がございます)
※7月24日(土)は25時05分から放送

NETFLIX・Huluにて独占先行配信中。
毎週土曜25時35分から各話配信

●キャスト
シキ・グランベル:寺島拓篤
レベッカ・ブルーガーデン:小松未可子
ハッピー:釘宮理恵
ワイズ・シュタイナー:手塚ヒロミチ
EMピーノ:井澤詩織
ホムラ・コウゲツ:青木志貴
ウィッチ・リグレット:安野希世乃
シスター・イヴリィ:藤井ゆきよ
ハーミット・ミオ:高尾奏音
モスコ:岩田光央
ジギー:大塚芳忠

●スタッフ
総監督:石平信司
監督:鈴木勇士
シリーズ構成:広田光毅
アニメーションキャラクターデザイン:迫由里香
サブキャラクターデザイン:菊池隼也
美術監督:魏斯曼(スタジオちゅーりっぷ)
色彩設計:伊藤由紀子
撮影監督:廣瀬唯希
編集:後藤正浩(REAL-T)
音響監督:はたしょう二
音響制作:マジックカプセル
音楽:平野義久
音楽制作:日本テレビ音楽
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:講談社・日本テレビ

オープニングテーマ「FOREVER」L’Arc~en~Ciel
エンディングテーマ「世界の秘密」酸欠少女さユり

●公式サイト 
https://edens-zero.net/
●公式Twitter 
@EDENSZERO_PJ

(c)真島ヒロ/講談社・NTV

【プレゼント】(※2021年7月から応募方法が変わりました)
井澤さんと青木さんの寄せ書きサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は『れポたま!』公式ツイッター@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローし、当該記事のツイートをリツイートしてください。当選者にはDMにてこちらからご連絡させていただきます。
応募締め切り:2021年8月6日(金)23:59まで