【プレゼントあり】若手男性声優陣が、まったく新しい朗読劇の形を提唱する DarkestoRy(木暮晃石、折原秋良、馬場惇平、有隅融)インタビュー

By, 2020年12月2日



朗読劇と音楽を融合した新たなエンターテイメントが誕生!
“朗読アーティスト”と呼ばれる木暮晃石さん、折原秋良さん、馬場惇平さん、有隅融さんによるユニット・DarkestoRyが12月2日(水)、「マリスの晩餐 Music Selection」を発売した。 

ボカロPとして知られる奏音69氏の創り出す音楽や、イラストレーター・sakiyama氏によるダークな世界観など、有名クリエイターたちが参加し、これまでに発表してきた楽曲を収めたCDや朗読ライブの模様を収録したDVD、フォトブックなど、異なる3形態で発売され、4人の魅力を存分に楽しむことができる。

DarkestoRyの4人に、企画を聞いたときの感想や実際の活動、さらにパーソナルな部分まで語っていただきました!


▲木暮晃石

―最初にオーディションに受かったと知ったときの感想をお願いします。

折原秋良さん(以下、折原):まずはオーディションに受かったということが単純にうれしかったですね。新人の自分にできることを精一杯やり、より良いものを作り上げていきたいと思いました。

木暮晃石さん(以下、木暮):僕も同じく新人なので、何の経験もなく、正直なところ不安だらけでした……。

有隅融さん(以下、有隅):当時はまだ養成所生でしたし、右も左もわからないなか、「こういうオーディションがあるんだけど」とお誘いいただき、言われるがままに受けたので、オーディションに受かったあともどうしていいのかわからず……(笑)。ユニット活動するというのを聞いたときも、驚きしかなかったです。

馬場惇平さん(以下、馬場):実は、最初は単発で終わってしまう企画だと思っていたので、長期的なプロジェクトだと知ったときは正直驚きましたが「やるからには頑張らないと」と気合いが入りました!

―プロジェクトの詳細を聞いて、どう感じましたか?

木暮:音楽を担当していただいた奏音69さんの楽曲は、学生時代の通学時によく聴いていて、カラオケでも歌っていたので、最初に聞いたときは本当にびっくりしました。こうして一緒にお仕事させていただけて、ありがたいです!

有隅:初めて聞くようなコンセプトでしたし、朗読や歌をどのように表現していくのかすごく興味を持ちました。

折原:これまでに聞いたことがない企画ということで戸惑いを感じはしましたが、それ以上にやりがいを感じましたね。

馬場:いままでに経験したことがないことをやる、ということで「難しそう」だと感じました。同時に、中途半端な形で提供するわけにはいかないな、と気合が入りました。


▲折原秋良

―ではここで、みなさんの自己紹介、他己紹介を自由に語っていただけますか?

折原:僕が気になっているのは、馬場さんが書いてくれた「オールウェイズニュートラル」です。……これってどういう意味なの(笑)?

馬場:折原君はよくも悪くも波がないんですよね。テンションが上がったり下がったりするところをあまり見ないというか。あとは、鍛えているように見えないのに筋肉質なところも特徴です。

折原:馬場さんは、僕らのリーダーとして頼れるんですけど、例えば稽古中にちょいちょいボケを挟んでくるんですよ。でもそのおかげで、出会ってからまだ日が浅い僕らの緊張が解けましたし、気負いせずに稽古に臨むことができたので、ありがたかったです。

馬場:そう言ってもらえると、こっちもありがたいよ。僕からは、木暮君の「天然っぷり」も押していきたいです。

木暮:自己分析すると、天然というよりは単純に教養が足りないんじゃないかと思っていますけど(笑)。

馬場:そんなことはないと思うよ? 何事にもまっすぐなところは、メンバー髄一だと思うし。

折原:4人のなかでは、木暮君と有隅君がちょっと抜けたところがあるのかな、というのはありますね。

有隅:え? 僕も(笑)?


▲馬場惇平

―馬場さんはどのような経緯でリーダーに選ばれたんですか?

馬場:4人のなかでキャリアが一番長かったということで、自然と決まった感じでしょうか(笑)?

折原:でも、いまでは本当に頼りになるリーダーです!

―ちなみに、みなさんが最初に会ったときはどんな雰囲気だったのでしょう?

馬場:人見知りなので、最年長なのに長い間、敬語を使っていましたね(笑)。

有隅:僕も、人との距離の取り方にずっと悩んでいるんです……。どうすればいいと思う?

折原:もうちょっと早く仕事の現場にくればいいんじゃない? そしたら雑談する時間もできるし。実は4人のなかで有隅君と木暮君は朝に弱いんですよ。

木暮:僕も、人に対して心を開くまでに時間がかかるタイプなんですよね……。

馬場:……DarkestoRyのメンバーは、基本的に人と接するのが苦手みたいです(笑)。

―DarkestoRyの“推しポイント”を教えてください。

折原:「視線」を大事にしています。稽古中から、本番はどこに視線を持っていくのかを意識するようにアドバイスをいただいています。登場人物の特徴を知っていただくうえでも、目線にはぜひ注目していただきたいですね。

有隅:「歌とダンスと朗読」という3つすべてを堪能していただいて、初めてDarkestoRyの演じる作品は完成すると思っています。
僕らの楽曲の一部MusicVideo(MV)はYouTubeでご覧になることができるのですが、コメント欄を見ると「僕らよりも詳しいんじゃないか?」と思えるくらい、深く考察してくださっている方がいるんですよね。より深く世界観に浸っていただくため、楽曲と本公演、どちらも楽しんでいただきたいです!

木暮:MVについているコメントの内容で気づかされることがたくさんあります。「一本の映画を観ているようだ」という感想をいただくこともありますし、推せるポイントは本当にたくさんあると思います!

馬場:僕が推したいのは「照明」ですね。映像でもDarkestoRyのよさはわかっていただけるとは思うのですが、ぜひ劇場でご覧いただきたいです。


▲有隅融

―いよいよ12月2日(水)に発売された「マリスの晩餐 Music Selection」についてお聞かせください。

折原:まず、CDにはYouTubeには上がっていない新曲も収録されていますので、ぜひチェックしていただきたいです。そして、「マリス盤」の朗読CDに収録された朗読は、劇場での朗読劇とはまた違ったテイストで楽しんでいただけると思います。
また、「パンドラ盤」のフォトブックに載っている写真では、僕らが普段見せないような表情もさらけ出していますので(笑)、ぜひチェックしていただきたいですね。

木暮:僕は「マリス盤」に収録されている「声をあげても」という曲をソロで歌わせていただいたのですが、レコーディングのときは正直苦しかったです。世界観は固まっていたものの、それをうまく表現できなかったのが悔しくて。
「声が裏返っても伝えたい」という魂の声をもっと曲に乗せたかったんですが、それは明確な課題として持ち続けたいです。

有隅:このような世の中の状況になってしまい、朗読劇を上演することができず、まだ中途半端な形でしかお届けできていないなかでのリリースとなってしまったのは、正直不本意なところもあります。
みなさんにはぜひ僕たちの生のパフォーマンスを観ていただきたいので、今回のCDや「ダルカ盤」についているDVD「革命のダルカ」で予習をして欲しいです!

馬場:奏音69さんは、曲に色々な「仕掛け」をされているんです。
「革命のダルカ」では、曲のアウトロが、「マリスの晩餐」のメロディで終わっていくんです。もしかしたら僕らも気づけていないような仕掛けがほかにもあるかもしれませんので、ぜひ考察してもらいたいですね。
また、朗読CDやDVDに関して、公演を観に行くのが大変な方々には、この機会にぜひ楽しんでいただきたいです。

――これからどんな役者を目指していきたいですか?

折原:マイクの前に立つというのは、仕事ではあるのですが好きなことでもあるので、一生この仕事をやっていきたいという気持ちは強いです。
何かしらのメディアで自分の声が毎日のように聴けるような役者になりたいですし、マイクの前で死ねるくらいに燃え尽きたいです!

木暮:お芝居をとことん追究していきたいのですが、最近感じたのは「自分の演技が嘘くさいんじゃないか?」ということです。
嗚咽になってしまうくらいの生々しい声をうまく映像に乗せられたらいいと思っている反面、まだまだスタイルを模索中なので、今後どのような考え方にたどり着くのかわかりませんが、とにかく頑張ります!

有隅:実は、いままで熱意を持って打ち込んだことがあまりなくて。
ここにきて、ようやく自分のなかで熱意をもってできることが見つかったので、将来的には演じる人物やキャラクターに向き合っていけるような役者になりたいです。

馬場:自分を前に出すというより、携わった作品にすべてを捧げられるような役者になりたいです。
作品を観るときに「これは馬場惇平だ」と思われてしまうと、ノイズになってしまうのではないかと思うんです。そういう意識を持たれないくらいに作品に没頭してもらえるような、迫真の演技ができるようになりたいです。
実は以前、自分で会心だと思えるような演技ができたことがあるんです。あのときの快感をもう一回味わえるように、これからも精進していきたいです!

<Text/ダンディ佐伯>

【CD概要】
「マリスの晩餐 Music Selection」
12月2日(水)発売


【マリス盤】(CD2枚組)
品番:AKCY-58076/AKCY-58077
価格:¥2,500(税抜)

【CD収録内容】
01. マリスの晩餐
02. 声を上げても
03. マリスの晩餐 -inst-
04. 声を上げても -inst-

【朗読CD】
朗読「マリスの晩餐」


【ダルカ盤】(CD+DVD)
品番:AKCY-58078/B
価格:¥3,500(税抜)

【CD収録内容】
01. 革命のダルカ
02. ダーケストーリー
03. 革命のダルカ -inst-
04. ダーケストーリー -inst-

【DVD】
朗読ライブ「革命のダルカ」


【パンドラ盤】(CD+フォトブック)
品番:AKCY-58079
価格:¥3,500(税抜)

【CD収録内容】
01. パンドラの牢獄
02. NotEQUAL
03. パンドラの牢獄 -inst-
04. NotEQUAL -inst-

【フォトブック】
DarkestoRyフォトブック 36P

☆MVや最新情報は、公式サイト・ツイッターをチェック!!
●DarkestoRy 公式サイト
https://darkestory.com/
●DarkestoRy 公式ツイッター
@_DarkestoRy_
#ダーケストーリー

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