声優・諏訪ななか、ソロ初ライブ「諏訪ななか1st LIVE~My prologue~」公式レポートが到着!!

By saeki, 2020年11月24日


声優・諏訪ななかが、11月22日(日)に東京・LINE CUBE SHIBUYAにて「諏訪ななか1st LIVE~My prologue~」を開催した。

2020年5月13日に1stアルバム『So Sweet Dolce』をリリースし、ソロアーティストデビュー、更に11月4日にはミニアルバム『Color me PURPLE』をリリースした諏訪ななか。作品をリリースしながらもライブが開催出来ないという状況が続いていたが、11月22日(日)『諏訪ななか 1st LIVE ~My prologue~』が、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催された。その昼公演の模様をレポートする。

ライブのオープニングは「Wonderland!!」。ワクワクするようなイントロが流れると、ステージの2階部分にある三角のカーテンから、諏訪ななかのシルエットが浮かぶ。“トキメキの Wonderland!! どこまでも行こう!”という冒頭の1フレーズを歌うと、その幕が開き、ステージに姿を表す。その瞬間、パープル色に染まった客席を見て、どんな気持ちだったのだろうか。昨今、無観客での配信ライブが増えたが、声を出せない中でも、待ってくれている人がいることを実感できたのではないかと思う。

この曲は、2番のAメロでメロディに変化があって、ファンとの掛け合いを楽しむ感じになるのだが、観客は声を出せないということもあって、自身の声を重ねていた。だが、ファンとの気持ちのキャッチボールはしっかりとできていたと思う。続く「So Sweet」では、階段を降り、ステージの1階にあるスクエアのミニステージに立ってパフォーマンスをする。

ここで後方にスクリーンが登場し、彼女の表情を見ることができたのだが、笑顔が弾けていて、まさに歌詞にある“とびきりの Smile”だった。それにしてもエレクトロなポップチューンは、すわわによく似合う。間髪入れず、ギターのストロークが鳴り響くと「ポップコーンの雲」へ。ステージの左右に行き、ラララのところで手を左右に振り、一体感を楽しんだ。

3曲立て続けに披露したところで、客席からは大きな拍手が贈られ、この日初めてのMCに。

「アーティストとしての初めてのライブだからこそ、オンラインではなく、みんながここに来てくれる状態で開催したかったんです。今日無事に開催できて、すごくすごく嬉しいです。ここまでライブができていなかったので、今日は何が何でもやってやるぞ! という思いで、ここに来ました。やっとたどり着いた1stライブだからこそ、今日は楽しんでもらえたらいいなと思います。諏訪ななかの1stライブ来たぞっていうことが、今後自慢になるようなライブにできたらと思います」と、このライブに懸ける思いを伝えると、続いては、「溶けるみたい」へ。

軽快なビートとブラスアレンジが印象的なポップチューンだが、歌っている表情も切なさが感じられるもので、心がキュンとする。さらにこの曲の主人公の後日譚として書かれた「揺れていたい」に繋げていく。この曲も、ポップスに含まれる“切なさ”を見事に表現している楽曲。“雨音”や“傘”といった言葉から、イメージが想像できるのも良い。歌詞の最後では雨が上がり、“君に会いたいんだよ”と歌うのだが、そのときの表情が、少し晴れやかな笑みを浮かべているようで、この物語のさらなる続きが知りたくなった。最後の指揮棒を振るような振り付けもかわいらしい。

面白い演出が繰り広げられたのが「マカロンラブ」。映像の自分と掛け合いをしていたのだが、間奏では映像の諏訪ななかがマカロンを食べたり、衣装チェンジをしたりしている。その間に諏訪ななか自身はスッとステージから姿を消し、映像と同じ衣装になって再び登場するという曲中の早替えを、見事成功させていた。

さらに「ショコラ フレーズ」では、ステージに椅子やテーブルが用意されていて、スイーツを眺めたり、ベンチに腰掛けたりしながら歌う。サビでのファルセットが透明感があって、心地良い。

キラキラと切ないポップスの魅力を、いろいろな見せ方で表現していたが、彼女の楽曲の中で、もっとも激しいロックチューンと言えば「Strawberry Egoist」だろう。真っ赤な照明と、大量のスモークで雰囲気を一変させると、諏訪ななか自身もスタンドマイクでクールに歌う。鋭い目つきも印象的だった。
 

ライブ終盤の「Donut Ring World」。“何が見えるかな? 何かわかるかな?”というのは、ソロでの音楽活動を始めた彼女の思いを歌っているかのよう。この楽曲を軽快にステップを踏みながらキュートに歌っている姿を見て、そんな未知の世界を楽しんでいるような感じがした。「Morning glow」は、朝焼けという意味もあるが、この曲も、これから始まるような印象があってグッと来る。

そして本編最後、「みんながくれたこの景色を胸に。心を込めて歌います」と伝えて、「Storytelling」を歌う。ソロとして新たなスタートを切った諏訪ななかが、この先どんなことを歌に乗せて伝えていくのか、それが楽しみになるような楽曲。キリッとした表情で、しっとり力強く歌う姿も感動的だった。歌のラスト、キラキラと光る紙吹雪が、彼女の1stライブの成功を祝うように降り注いでいた。

拍手だけのアンコールが続く中、大きなリボンを付けた衣装で登場すると、今回のライブタイトルにもなっている「My Prologue」を歌う。マイナー調のロックナンバーだが、クールさもありながら、内に秘めた情熱を感じさせるボーカルでぐいぐいと引っ張っていく。

スッキリとした笑顔で「今日は楽しかったですか?」と聞くと、観客が大きな拍手で応える。そして、彼女が最後に用意した曲は「Lilac」。スピーディーに展開する、元気でポジティブなピアノロック。この曲もファンとのコール&レスポンスが楽しめる曲だが、この日はペンライトを振ることで、お互いの気持ちを確かめ合っていた。いつか声を出して、この曲が楽しめる日までとも思ったが、まだプロローグ。彼女の物語は始まったばかりだ。

「今日は、こんなにたくさんの方が来てくれて、本当に本当に嬉しかったです、まだまだ諏訪ななかについてきてくれるとうれしいです」そう言って、ソロでの初めてのステージを笑顔であとにした。

<Photo/中原 幸>

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