【プレゼントあり】活動15周年をKADOKAWAアニソンとともに祝福! 『ひげこれ!』をリリースするヒゲドライバー インタビュー

By, 2020年9月28日



“ピコピコ音”の耳ざわりが心地よい「チップチューン」を得意とし、人気アニメやゲームなどのタイアップナンバーも多数手がけるミュージシャン・ヒゲドライバーの活動15周年を記念したコンピレーションアルバムが9月30日に発売!
『機巧少女は傷つかない』や『NEW GAME!』、『Re:ゼロから始める異世界生活』といったKADOKAWAアニメに彩を加えた同氏の楽曲がてんこ盛り! 全16曲を収めたアルバムについて、ご自身の音楽にまつわるルーツとともに紹介していただきました。

―音楽をやるようになったきっかけは?

ヒゲドライバーさん(以下、ヒゲドライバー):僕は住んでいた場所が田舎で、情報源がテレビかラジオしかなかったんです。特にラジオが好きで、ラジオから流れてきた、スピッツの名曲「ロビンソン」に感化されて音楽の道を目指すようになりました。

―ラジオはどんな番組を聴かれていました?

ヒゲドライバー:いまはどのくらいやっているかわかりませんが、テレビでもラジオでも「カウントダウン系」の音楽番組が多かったので、それを観たり聴いたりして、王道の流行曲を追いかけていた感じですね。また、フォークデュオのゆずが流行り始めたころに「自分も音楽活動をしてみたい!」と思うようになりました。そこからプロを目指して音楽仲間を探していたんですが集まらず、一人で始めたのがヒゲドライバーです。

―では、アニメソングに興味を持ち始めたきっかけは?

ヒゲドライバー:『週刊少年ジャンプ』で『ドラゴンボール』や『スラムダンク』、『幽☆遊☆白書』といった人気漫画がたくさん連載されていて、それらのテレビアニメもよく観ていたので、そこからでしょうか? 
 でも、当時はJ-POPで活躍されていたアーティストさんが主題歌を担当する流れができていた頃なので「純然たるアニソン」にあたるのかどうかは微妙ですけど。

―「純然たるアニソン」に触れていた経験は?

ヒゲドライバー:曲によっては、作品の世界観を的確に示していたり、キャラクターを色濃く反映していたり、よりアニソンっぽいアニソンもたくさんあるので、今改めて聴いて勉強になることも多いですね。

―では改めて『ひげこれ』リリースを控えた、いまの心境をお願いします。

ヒゲドライバー:曲自体は全部リリースされていますし、正直「新しいアルバムが出るんだ」という感覚はあまりないです。
ですが、こういう形である作曲者の楽曲のみを集めたアルバムを出せる機会はあまりないと思いますので、こういう場を作ってくださったプロデューサー、メーカーさんには感謝です。

―「アニソン」の曲作りのうえで心がけていることは?

ヒゲドライバー:これまで色々なジャンルの作品の曲を作らせていただきましたが「我を捨てるように」というのは心がけています。アニソンは自分の作った曲である前に、そのアニメの曲でもあるので。
とは言え、人に刺さるような曲は作りたい、という気持ちは必要だと思うんですね。そこから個性がにじみ出てくると思っていますし。

―原作やアニメの台本を読み込んだり、万全の状態で曲作りをしていると。

ヒゲドライバー:そうですね。逆に、オリジナルアニメ作品など、これからストーリーが形作られていくものに関しては、スタッフさんたちと「一緒に作り上げていきましょう」という感覚で臨んでいます。

―ではアルバム収録曲の話にまいりましょう。収録曲順に見ていくと、1曲目の「回レ!雪月花」が、KADOKAWAアニメ初のタイアップ作品だったそうですね。

ヒゲドライバー:初めてということで、とても気合いを入れて作りました。ただ、アニクラ(アニソンのクラブイベント)などで、みなさんがこの曲を聴きながらタオルを一心不乱に振り回している光景は想像できませんでしたね(笑)。「とにかくインパクトを残したい」という一心で制作しましたね。

―「ウラオモテ・フォーチュン」は『月刊少女野崎くん』のEDテーマとして起用されました。

ヒゲドライバー:「回レ!」が受け入れてもらえたということで、むしろこの曲のほうがプレッシャーを感じました。
原作のジャンルを考えると、好き勝手にやってしまってはいけないと思いましたので(苦笑)。かわいらしさを残しながら、どうやってインパクトが残せるかを考えに考えた結果、生み出されたのが「単語を繰り返す」という手法です。
このあたりから「ヒゲドライバーは単語を繰り返しがち」というイメージが定着してしまった感はありますね(笑)。
当然、そういう曲ばかり作っているわけではないのですが「こういう曲がみなさんの印象に残っているんだ」というのがわかったのは収穫でした。

―ここからは「Shake!」、「ワタシConnect*」、「CONTINUE…?」、「STEP by STEP UP↑↑↑↑」と、『NEW GAME!』および『NEW GAME!!』関連の曲が続きます。

ヒゲドライバー:『NEW GAME!』の楽曲を任せていただいていたときは、ちょうどアニソン作家としての「新人」のような立場で、主人公の(涼風)青葉ちゃんと気持ち的に重なるところがありまして。「CONTINUE…?」は、特に詞もあいまって、強くリンクしました。そういう意味では沁みる作品でしたね。

―ほかにも、とっておきのエピソードがあるとか。

ヒゲドライバー:「STEP by STEP UP↑↑↑↑」は、篠崎あやとさんと共作という形で制作しました。篠崎さんが僕にデモ音源を送ってきてくれたのですが、そのときサビの部分を直してあげたんです。
そのとき、彼が青葉、僕が青葉の上司である八神コウになったんですね。
作品の打ち上げで、篠崎さんがそんな話をしてくれたのが印象に残っているのですが、そのとき「アニメが第一期から第二期に移り、僕も“先輩”になったんだな」としみじみ思いました。

―ジャケットはその『NEW GAME!』の原作者・得能正太郎先生の描きおろしとなっています。

ヒゲドライバー:本当、ありがたいですね。ちなみに、女の子が被っている帽子についているドット絵のアクセサリは、得能先生がご自身のアイデアでキャラクターたちを描いてくださったんです。収録作品への愛を感じます!

―お次は、原田ひとみさんのソロ名義での楽曲「Overdrive」が収録されています。

ヒゲドライバー:原田さんとご一緒するのは1曲目に収録されている「回レ!」以来でしたが、この曲はキャラソンではなくアーティストとして歌うものとして、攻めた楽曲になっています。
原田さんの歌唱力は存じ上げておりますので、難易度を高めに作らせていただいたのですが、メチャクチャかっこよく歌いこなしてくださったので、うれしかったですね。

―ここから『Re:ゼロから始める異世界生活』の楽曲2曲が並んでいますね。

ヒゲドライバー:『Re:ゼロ』は、個人的にすごくハマッた作品で、とくに挿入歌の「Wishing」に関しては「自分が書いた曲でこんなに泣くのか」と思ったくらい、オンエアを観て泣きました。楽曲が作品にカチッとハマッたときの爆発力がすさまじく、音楽が人に与える影響の大きさというものを改めて感じましたね。

―新菜まこさんの「戦線のリアリズム」はいかがでしょう?

ヒゲドライバー:僕が所属するクリエイターユニット・ Heart’s Cry名義で作った曲です。『幼女戦記』はとてもシリアスな作品で、今回一緒に曲を手がけたPowerlessに土台を作ってもらい、歌を僕が作りました。
事前にいただいたオーダーでは、サビを「ガツン」とした感じにしないでほしいということでしたので、劇伴のように、徐々に盛り上がるような音楽にしていった記憶があります。

―『少女終末旅行』エンディングテーマ「More One Night」はemon(Tes.)さんと共作とのことですが。

ヒゲドライバー:ふたりでアイデアを出し合って作っていったのですが、結果的にほとんどの部分がemon(Tes.)さんの制作で、僕はイントロとDメロを主に担当しました。
ふたりでメールでやり取りをしていったのですが、「まずはBメロから決めましょう」と4案ずつくらい出して、そのあと同じくサビの案を出し合って……という感じで進めていきました。
ちなみに、この曲のコンセプトは、ロサンゼルスで開催された『アニメ・エキスポ』会場で打ち合わせが行われまして、ある意味海外生まれです(笑)。

―「Blow out」は、鈴木このみさんのアーティストソングです。

ヒゲドライバー:原田さんと同じく、歌姫としての鈴木さんを意識して作らせていただきました。
今回収録されている楽曲のなかで、一番テンポが早いと思うのですが、それをあの力強さで歌えるのはすごいですよね。
作品のジャンルや曲調にもよるかと思いますが、周りのクリエイターさんが「もっと速く、派手に」という傾向があるように思えますし、ご多分にもれず、僕もやってしまってます(笑)。

―「今この身が果てようとも」は、作品のクライマックスで流れる楽曲ですが、いままでの曲作りで経験したことがないような曲調だったとか。

ヒゲドライバー:この曲はPowerlessが編曲を担当したのですが、「賛美歌」のような作りになっているんです。賛美歌にそれほど聴き馴染みがあったわけではなかったので、作曲する際は色々なところで教会音楽を聴きあさりました。ふたりの声がうまくハーモニーになるように意識しつつ、楽しく作らせていただいたのですが、作品の持つ「和テイスト」と「賛美歌」を組み合わせるところは、水鳥プロデューサーの腕でしょうね。

―最終トラックの「ここから、ここから」にも、並々ならぬ思い入れがあるそうで。

ヒゲドライバー:先ほど『Re:ゼロ』の話をさせていただきましたが、『よりもい(宇宙よりも遠い場所)』も僕のなかではターニングポイントのような作品で。ストレートに『よりもい』の良さが伝われば、と思いながら作ったら、エンディングを観ながらまた泣いてしまいまして……(苦笑)。
僕の音楽と出会った時代のことも考えながら作ったので、ある意味「原点」ともいえる楽曲かもしれません。

―これからもたくさんの楽曲を手がけられていくことでしょうし、『ひげこれ!』第2弾、期待してよろしいでしょうか?

ヒゲドライバー:KADOKAWAさんの作品にたくさん携わらせていただきましたし、今後もご縁があればぜひ。ほかにも色々とプロジェクトが進行しているので、楽しみにしていてください!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【CD概要】

「『ひげこれ!』HIGE DRIVER BEST in KADOKAWA ANISON」
2020年9月30日(水)発売

品番:ZMCZ-14221
価格:3,000円+税

発売・販売:株式会社KADOKAWA

●収録曲など、詳細は特設サイトをチェック!
http://higedriver.com/higecore/

【プレゼント】

ヒゲドライバーさんのサイン色紙を1名にプレゼント!
ご希望の方は、「ひげこれ!」(他のプレゼントも同様の募集方法をしているため、ご希望プレゼントを判別させていただきます)の後に1. お名前、2. 郵便番号・ご住所、3. お電話番号、4. 性別、5. 年齢、6. サイトを知った切っかけを『れポたま!』公式ツイッター@repotama(https://twitter.com/repotama/)をフォローしていただいた上でDM(ダイレクトメール。お互いにフォローしている場合に使用可能な機能)にてお送りください。
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©2013 海冬レイジ・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/機巧少女は傷つかない製作委員会
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