鈴木このみの5回目のライブツアー、その千秋楽公演が5月26日、TOKYO DOME CITY HALLで開催された。
毎回ライブを一緒に盛り上げてくれるファンを選び出す「Nice to Me CHU!!!」で今回呼び込まれたのは千葉県から来た男性。鈴木さんは今回に向けて、「とあること」を千葉のスタジオで猛特訓したそうで、そういう意味では縁を感じるところ。間髪入れずに「Redo」、そして今回のツアーで初披露した「Sparking light」をスカートを翻しながら爽やかに歌唱した。
MCで「前日はゆっくり寝られた」と語った鈴木さん。「私の好奇心をたっぷり詰め込んだ、みんなで楽しめるライブにしたいです!」と宣言し、ダンサーを連れて「My Days」を披露した。
「運命のEngagement」で緑に染まった会場を見て、「(緑がイメージカラーの)鈴木みのりちゃんを思い出しました。『鈴木フェス』をやりたいです!」とここでも好奇心が全開!
「歌えばそこに君がいるから」のアコースティックバージョンで新境地を見せると、一度舞台袖へ。タップダンスを披露しながらツアータイトルにも通じるナンバー「Curiosity」へとなだれ込むと、三味線奏者の匹田大智さんが登場! タップダンスとのコントラストに客席は酔いしれた。匹田さんはインストでもその腕前を見せつけ、ステージ上を和の空間に染め上げた(ちなみにタップダンスのレッスンスタジオは「千葉県」だったそう)。
インスト後、白いワンピース姿で登場した鈴木さんは「I say “Happy day!”」で「1、2、3!」とコール&レスポンスを、「yell!~くちびるからはじまる魔法~」では「その場ダッシュ」を楽しむと、紫のスカートに着替えて最新シングルから「真理の鏡、剣乃ように」、さらにライブ定番曲の「This game」を歌唱。
MCでは新グッズの「アクリルスタンド」の売れ行きが気になる様子を吐露(笑)。ダンサーがオシャレに着こなしている姿(アクリルスタンドをアクセサリーとして着用)を見て「こういう使い方もありますよ!」とPRしていた。
ここからは終盤戦。「Blow out」真っ赤に染まったフロアで「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」をシャウト。最後はバンドメンバーも一緒にジャンプをしながら「Beat your Heart」を歌い上げた。
アンコールでは今年秋に約2年ぶりのニューアルバムのリリースを発表。ちなみに今回のアルバムのコンセプトは「果たし状」。「今回のツアーを経て、『もっとできるんじゃないの?』という気持ちになり、自分に対して果たし状を突きつけようと思った」とのことだ。制作に先駆け、アイルランドに渡り武者修行をしてくるそうで、どんな楽曲が生み出されるのか楽しみだ。
さらに、アルバムを引っさげて「アジアツアー2019」(全8公演)の開催も発表。年末にかけて国内外で彼女のパフォーマンスをたくさん見ることができそうだ。
会場のテンションも上がったところで、ここからはふたたび歌声を披露。白いギターを携えて「蒼の彼方」を熱唱すると、「DAYS of DASH」では途中バズーカでTシャツを打ち込むパフォーマンスも。
最後は彼女が初めて作詞・作曲をした思い出の楽曲「夢へ繋ぐ今」を全力で歌い上げ、ステージは幕を閉じた。
<Text/ダンディ佐伯>
【ライブ概要】
『Konomi Suzuki Asia Tour 2019』(開場/開演)
10月12日(土)上海・BANDAINAMCO上海文化センター未来劇場 18:30/19:30
10月26日(土)台湾・会場名未定
11月3日(日)香港・Music Zone @E-Max
11月10日(日)東京・豊洲PIT 16:00 / 17:00
11月30日(土)岡山・YEBISU YA PRO 16:30 / 17:00
12月1日(日)福岡・LIVEHOUSE CB 16:30 / 17:00
12月15日(日)宮城・仙台MACANA 16:30 / 17:00
12月21日(土)北海道・KRAPS HALL 16:30 / 17:00
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http://konomi-suzuki.net/
●鈴木このみ 公式ツイッター
@Suzuki_Konomin