【プレゼントあり】行き着いたところには「愛しかない」! Zweiが波乱万丈の音楽活動を振り返る!!

By, 2019年5月26日



ベースのMeguとボーカルのAyumuによるガールズバンド・Zweiが2019年に結成から15周年を迎えた。現在アニソン・ゲーソンシンガーとして活躍中だが、ここまではレーベルや事務所の移籍など、様々な紆余曲折があったという。ふたりに激動の15年を振り返っていただいた。

―さっそくですが、15年間を振り返ってみていかがですか?

Meguさん(以下、Megu):月並みかもしれませんが、本当にあっという間でした。レーベルや事務所の移籍だったり、環境が変わってもこうしてボーカルとベースの二人組、という形で続けられているのは奇跡に近いと思います。

Ayumuさん(以下、Ayumu):Meguさんがリーダーでスタートしたんですが、そういえばいつの間にか、そういう固定観念がなくなってました (笑)。家族で例えるとわかりやすいかも知れませんが、一緒に歩んでいくことって本当に大変なことですよね、夫が仕事から帰っきたら嫁が入れ替わるようにしてパートに出て行って……みたいな、完全なすれ違い生活だったら割り切って続くのかも知れませんが、一緒にレコーディングをしたり、ライブに出演したり、ということを続けていく中で、「役割を決めつけない」ことを学んだ気がします。こうでなきゃいけないという固定観念を捨て、ある程度の距離間を保ちながらお互いのために良い選択をしていけたらと今は思っています。

―いわゆるバンド存続の「危機」を迎えたことはありますか?

Ayumu:あると言えば、あります。最初に所属していたレーベルを出るタイミングで、正直「何もかも1からになった」という感じでした。当時はちょうど先日ステージに立ったshibuya eggmanでよく公演を行なっていましたね。今となっては「とても大切な時間だった」、と感じてます。

Megu:そう言えばAyumuさんとふたりだけでライブを企画したりしていましたね。それまでお手伝いをしてくださっていたスタッフさんが抜けて、改めてそのありがたみがわかりました。

―2004年5月に「Movie Star」でデビューされましたが、理想のアーティスト像などはありましたか?

Megu:具体的に誰を目標に、というのはなかったのですが「自分自身をこういう形で表現できたら」というビジョンはありました。それがZweiでデビューして実現できるという確信は持てましたね。だからこそオーディションでボーカルを探していた時に「一発屋」にならない、ずっと続けていける相方を選びたいという気持ちが強かったです。
歌唱力はもちろん、歌っている姿が見ている世間に刺さるようなボーカリストということで、Ayumuさんにめぐり合えたのは運命ですよね。

Ayumu:どうもありがとうございます(笑)! 私たち、性格は正直間逆なのですが、かえってそれがよかったのかもしれないですね。個人的に今、50代の方々がすごくアツいと思うんです。私、元々B’zが好きで今でも目標にしていて。アメリカのロックバンド・エアロスミスも、B’zのファンから「聴いてみるといいよ」と勧められたのが最初です。私のライブパフォーマンスの根底にあるのは、この2アーティストですね。
自分もアーティストとして活動しているということは彼らはライバルであるわけで、あまり公にしたくなかったのですが、最近は積極的にリスペクト心を表に出すようにしています。

Megu:私は……理想のアーティストうんぬんよりも、ただバンド活動を通してモテたかったからね(笑)。

Ayumu:なにそれ(笑)!

―デビュー当初は、ふたりで夢を語ったりしたのですか?

Ayumu:したかなぁ……してないよね? 「Meguさん、なんでそんなピアスしてるの?」とか、初対面のふたりがするような会話しか記憶してないです(笑)。

Megu:Zweiはプロジェクトとして動いていたので、私たち主導で何かをするというよりは、スタッフさんを含め、意見の総意で私たちふたりがその方針に従って動く、みたいなスタンスだったんですね。
私は元々「夢は自分のなかで持っていて、それを叶えるためにコツコツと水面下でやっていく」タイプなので、表立って「どこどこでライブをやろう!」みたいな宣言はしていないと思います。

Ayumu:私は確か「東京スタジアム(味の素スタジアム)でやりたい!」と言ったことがあると思うのですが、Meguさんから「屋外だと日差しが……」みたいなことを言われた気がします(笑)。

Megu:そうだっけ(笑)?

―デビューした04年の8月には原宿アストロホールで、Zweiとしては初のライブイベント『KERA&ABC-MART Presents Zwei meeting! “We are Movie Stars”』が開催されました。

Ayumu:Meguさんが『KERA』の読者モデルをしていたこともあり、原宿が最初のステージでした。女性ファンにキャーキャー言われてたよね(笑)。そう言えばベースを弾くときにピックを使わなくなったのっていつだっけ?

Megu:そうそう。いまは指で弾いていますが、元々はピックを使っていたんです。当時はラウドロック(ヘヴィメタルやハードコアなどから派生したロックのジャンルの一種)が流行っていて、彼らの間では楽器を低い位置に置いて弾くのがカッコいい、という風潮だったので、そのスタイルを踏襲していました。女性で中々いなかったので、パイオニアになりたかった……というのもあります。

Ayumu:15周年ライブでも映像をお目にかけられるかも知れませんが、このときはベースを立てて弾いてたんですよね。いまではとても新鮮に感じるなあ。

Megu:紆余曲折あり、今の姿勢に落ち着きました。正直、今は縦で弾く余裕がない曲が多いというのがありますから(苦笑)。終演のときにアーティストがよくやる「ピック投げ」に憧れていた時代もあったんですけどね……。

―さて、いまではすっかりおふたりの代表的なパフォーマンスになりました「わっしょいコール」はいつ頃から始められたのでしょう?

Ayumu:確か最初はMeguさんがひとりでやってたんです。私がMCをしている隣で会場を盛り上げる……みたいな流れで。

Megu:学生時代に「こんにちわっしょい」という挨拶が流行っていて、それをライブでやったら面白いんじゃないか? ということで始めたんだと思います。まさかここまで続くことになるとは思いませんでしたけど(笑)。

―おふたりは07年にレーベルを移籍しました。

Ayumu:所属時に「2年契約だから」とはっきりと言われたのを覚えています。厳しさを感じると同時に「自分たちで動かなきゃ」という意識が芽生えました。元々私たちの売り方は、積極的にメディアに顔出しをするわけではなく、名前は出たとしても、私たちの会話がテレビやラジオに乗る、ということはほとんどなかったんです。

Megu:要は「ミステリアス過ぎちゃった」んですよね(苦笑)。今では動画配信サイトのみの露出で「歌ってみた」のような活動を通して人気が出ているアーティストがいますが……時代を先取りし過ぎてしまったのかもしれないです。今思うと、楽曲的にも先取りしていたかもですね。

Ayumu:そう言えば、この前某ラジオの収録で、スタッフさんのひとりが私たちのファンだと知って嬉しかったなぁ。こういうご縁は本当に大事にしていきたいです。

―当時はユニットのコンセプトのようなものはあったのでしょうか?

Ayumu:今でも公式HPで使われている「唯一無二の存在である」のくだりは、デビュー当初からずっと使われてきたキャッチフレーズですね。強いて言えば、それがコンセプト……でしょうか?

―実際にメジャーデビューしてから、考えるようになったことはありますか?

Megu:音楽に生きていくという夢を描いていたころはファンの方のありがたみを感じながら活動できていたのですが、いざデビューすると、メジャーという重圧に耐えきれないと感じたのを覚えています。多くの人が絡んだプロジェクトになると、当然大きい会場でライブができるじゃないですか。でも、ちゃんと自分のなかにしっかりと一本芯を通して音楽活動を続けないといけない。その葛藤は今でもあります。

Ayumu:私も事務所に入ってからわかったことなのですが、、スタッフさんもマネージャーさんも、たくさんの所属タレントを見る必要があるので、私たちを売り出すためだけに動いているわけではないんですよね。今考えると当然のことなのですが……。
それでもなんとかここまでやってきて、改めて調べたら、Zweiのことを知らない人ってまだまだ沢山いるなと。それって逆にチャンスだ」と思うんですね。私たちが主題歌を歌っているアニメを観たりゲームをプレイしてくださった方に「●●という作品で知りました!」と言っていただけたらすごくうれしいですし、そこから私達の過去の音楽も聞いて好きになってくれたらもっと嬉しいですね。

―MAGES.に所属されてからはライブのMCなどで、Ayumuさんが積極的にお話されてMeguさんがフォローしたり、ときには突っ込みを入れたり……という関係性が確立されたと思います。

Ayumu:最初は『うみねこのなく頃に散』主題歌「オカルティクスの魔女」をAyumu名義で歌ったのですが、そのとき「私をきっかけにZweiを知ってくれたらなぁ」と思っていました。スタッフさんもすごくよくしてくださって、自然と楽しい気持ちになっていましたね。

―MAGES.に移籍する際、プロモーターの方から何か言われたことはありますか?

Megu:アニソンを歌い始めるうえで最初に言われたのが「作品の世界観が楽曲にも反映されることもあるし、これまでとは状況が変わってくることもあるだろうけど、大丈夫か?」ということは言われました。

Ayumu:私は「抵抗はないです」とハッキリと言いました。Zweiを知る、入り口が変わっただけで、方向性はなんら変わらないと思っていました。

Megu:もちろん、今までのファンを失うんじゃないかという怖さもありましたが、私たちが聴かせたいのは「音楽」なんですね。正直、応援してくださるお客さんの層もかなり変わったのは感じていますが、ちょうど「変化の時期なんだ」というのを感じ、前向きにとらえることにしました。

―アニメソングやゲームソングが世界中で盛り上がっているのはご存知でした?

Megu:ちょうどそういう話を聞いていた頃でしたので、「運がいいな」とは思っていました。

Ayumu:前のレーベルに在籍していたとき、ドイツでライブをする予定だったのですが、色々あって立ち消えになってしまったんです。でもこうしてアニソン、ゲーソンを歌うようになってからドイツでライブができるようになり、ファンの前でパフォーマンスをすることができました、きっとドイツに行くタイミングがこの時期だったんでしょうね。

―MeguさんはCASCADEのサポートメンバーとしての活動もされています。

Megu:実は私たちのデビューライブにメンバーが見にきてくれていたんです。Zweiとしての活動とはまた違う、貴重な経験をさせていただいてます。でも色々なことを経て「やっぱりZweiっていいな。一番安心できるな」と思うことができたんです。

―最近おふたりを知ったファンの方は、「(志倉)千代丸ソングを歌っている二人組」というイメージを持たれているかもしれないですね。

Megu:レーベルを移籍して、新たな座組みでやっていくことが増えてくると、ファンのみなさんに愛されるのも大事ですが「まずはスタッフさんに愛されないといけない」と考えてしまうんです。MAGES.でこうしてやってられるのは、ひとえにスタッフさんのおかげですから。

―デビューから15年経ちましたから、これからは中堅、そしてベテランの領域に入っていくことになります。

Megu:私たちの後輩となるアーティストもたくさん出てきましたからね。彼ら、彼女らに「教えてもらえてよかった」と思ってもらえるようなアーティストになりたいと思います。

Ayumu:15年間でたくさんのアーティスト、スタッフ、関係者のみなさんと出会いましたが、「いい子ちゃんじゃダメ」という意識はあるんです。でも、一度お会いしたことのある某アーティストさんに初対面だと思い接してしまったり……やらかしてしまう事が今だにあるんです……(笑)。先輩として示しのつくような人間になりたい!とは思うのですが、これがなかなか…… (笑)。

―16年目に向けて、目標があれば教えて下さい。

Megu:周りの渦に巻き込まれず自分らしさとZweiらしさを見失わないよう、今のこの環境のなかで、ひとつひとつのことを悔いのないようにやっていくことですね。

Ayumu:「声の響き」を究めることです。吉田美奈子さんのステージを観たとき、その響きに包まれてしまうという体験をしたんですね。こんなこと初めてだったので、今でも覚えています。
以前、リリースイベントでマイクなしで歌ったときに、とても驚かれたのですが、そういう経験もあいまって、吉田美奈子さんのような力を持った声になりたいと強く思うようになりました。今はそこを目指して精進しています。

―15周年を記念したライブの開催が6月1日に迫ってきました。今回のライブのコンセプトは?

Ayumu:記念ライブということで、これまでの私たちの活動を振り返られるような施策を色々と考えています!

Megu:今回バックバンドを務めてくれる子たちには、演奏以外でも、いつも助けてもらってます! そういう関係性を今後もミュージシャンと作っていきたいんです。そこを含めて、15年間で築き上げてきたものをみなさんにお見せできればと思っています。伝わるといいなぁ。

―具体的にどんな施策を考えてらっしゃいますか?

Megu:大きなテーマは「ファンの方とのコミュニケーション」です。SNS上でテキストを使ってのやり取りはできますが、ひとりずつしゃべるという企画もワンマンライブとは言え難しい。「じゃあ何ができる?」となったときに考えたのが「3ショットチェキ」です。何か思い出に残るものとしてチェキが一番いいんじゃないかという結論に至り、企画させていただきました。

Ayumu:ライブ終わりの、汗まみれの私たちと一緒に撮影してください(笑)。

―セットリストも着々と決まっているそうですね。

Ayumu:今回のためにバンドアレンジされた楽曲もありますし、懐かしいナンバーも披露する予定です。人それぞれに当時の思い出があると思いますし、懐かしい気持ちになってくれたらうれしいですね。

―ライブのサブタイトルを「愛しかない」にしたのはどういう経緯だったのでしょう?

Megu:実は、具体的なネーミングは忘れてしまったのですが、最初はひらがな表記ではなく、確か「&LOVE」みたいな形で提案させていただいたんです。

Ayumu:私も自分で案を考えて会議に参加させていただいたのですが、Meguさんがプレゼンしている間、ずっと「愛しかないんです!」って連呼していたので「じゃあそれでいいじゃん?」と提案したら、通りました(笑)。

―ライブグッズにもこだわっているみたいですね。

Megu:手作りのジャムをトッピングした特製のジュースを発売予定です。

Ayumu:これが好評だったら、今後発売されるCDに「ジャム付き限定盤」を作って、売ればいいんじゃない?

Megu:それいいね(笑)。でも基本的には今回限りになると思うので、ご来場いただいた際にはぜひお買い求めください!

―ところで、Ayumuさんはライブやイベントで客席を含めて会場内を所狭しと動き回るパフォーマンスをされることがありますよね。

Ayumu:ライブハウスの、とくにオールスタンディングでの公演は、整理番号順に入場して、若い番号の人は一番前のスペースを陣取る……というのが普通じゃないですか。私もそれは正しいと思うのですが、後ろのほうで、私たちとの距離が少し離れているファンのみなさんにも等しく楽しんでいただきたい、という思いがあるんですね。今回のライブでも客席に……という演出があるかどうかは言えませんが、みんなと触れ合いたい気持ちで臨みますので、お楽しみに!

―Meguさんからも、ぜひメッセージをお願いします。

Megu:私達にしかできない「愛しかない」空間を創り上げますので、よろしくお願いします!

<Text/ダンディ佐伯>

【イベント概要】
2004年5月26日にシングル「Movie Star」でメジャーデビューしてから今年で15周年を迎えるZweiの旧譜フェア抽選会を、
15周年記念日翌日の2019年5月27日(月)にAKIHABARAゲーマーズ本店の店頭にて開催決定!
豪華サイン入りグッズが当たる抽選会!店頭MCとしてジョイまっくすポコ氏も登場!

・場所 AKIHABARAゲーマーズ本店店頭
・日程 2019年5月27日(月)
・時間 16:00~21:00

・内容 旧譜販売
・くじ内容
※「当日、対象店舗にて「青き炎」を含む、Zwei関連CDを1.000円お買い上げごとに1回くじをお引きいただけます」

A賞 Zwei本人私物(サイン付) 2名
B賞 青き炎サイン付ポスター 30枚
C賞 BAKUMASTU番宣サイン付きポスター 5枚
参加賞 ラムネ2つ

【ライブ概要】
公演名:「Zwei 15周年ワンマンライブ」
開催日:2019年6月1日(土)

【東京】高田馬場CLUB PHASE
開場17:30/開演18:00

《チケット販売スケジュール》
◆通常チケットスケジュール:通常チケット
価格:4,000円(税込)+ドリンク代
・プレオーダー受付中(抽選)
【受付期間】3/9(土)12:00~3/24(日)23:59
・一般発売日:4/6(土)10:00~
■購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/2851090001-P0030001

◆特別チケットスケジュール:特別チケット(LIVE終了後チェキ撮影付き)
価格:4,500円(税込)+ドリンク代
・一般発売日:4/6(土)10:00~
■購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/2851080001-P0030001

●Zwei公式HP
http://zweima.com/

(c) FURYU/BAKUMATSU製作委員会

【プレゼント】
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