本邦初公開の新曲も披露! 金メダル級の熱いライブステージにファン熱狂!! JAM Project JAPAN TOUR 2017~2018 TOKYO DIVE

By, 2018年3月7日



昨年秋に発売された5枚目となるオリジナルアルバム「TOKYO DIVE」を引っさげ、2017年11月の神奈川公演を皮切りに10都市を巡ってきたJAM Projectのライブツアー『JAM Project JAPAN TOUR 2017~2018 TOKYO DIVE』が、ついに2月17日の東京・武道館でツアーファイナルを迎えることとなった。

照明が落とされたステージに「Spinning Out Of Control」の楽曲とともに登場した5人は、今回のツアーでお披露目されて話題を呼んだレッド・ピンク・グリーン・ブルー・イエローに光るLED装備の衣装で登場。アルバムリード曲
「TOKYO DIVE」にのせてカラフルに色を変えながらの息の合ったダンスと激しい歌声に、赤いサイリウムが揺れる客席からは熱いコールと大歓声があがっていた。

「会いたかったぜ、武道館!」と叫ぶや遠藤さんは「久しぶりの武道館。またこのステージに立てて嬉しいです。今日は千秋楽、俺たちの集大成見せてやろうじゃないの!」と元気いっぱいに笑顔でファンに挨拶。ちょうど盛り上がっていたオリンピックネタなどを挟みつつ、影山さんが「来てくれたみんなと俺たちにとって忘れられない夜にし
たい! 俺たちも今夜ここで金メダルとります!」と叫ぶと会場からは大きな拍手がおくられた。そんなライブの前半戦はアルバム曲を中心に炎が噴き上がるダイナミックな演出の「神ノ牙~The Fang of Apocalypse」や「勝利の未来-とき-」など、アルバム曲を中心に展開。
また通称「メモリアル・コーナー」と呼ばれているパートでは奥井さんがソロで「Divine Love」を、遠藤さん・きただにさんは「疾風になれ」、さらに福山さんと影山さんがクラシックギターのデュオで「星空のレクイエム」をお披露目したりといったように、オリジナルとは違う雰囲気でそれぞれ楽曲を歌い上げてくれた。
さらに続いてのアコースティック・セッションのコーナーでは軽やかなテンポのサウンドと歌声で会場を魅了。「Growing up」ではそれぞれメンバーがギターの早弾きなどテクニックを披露してくれたほか、遠藤さんが演奏する軽快なジャンベのリズムにのせての手拍子やコミカルなコール&レンスポンスで会場は大盛り上がりとなっていた。

そんな観客の上を大きなバルーンが飛び交った「シュワッチ!~キミを護りたい」が終わると、ライブは早くも後半戦に突入。ここで「武道館に集まってくれたみなさんのために新曲を送ります」との言葉とともに、なんと新作ゲーム「スーパーロボット大戦X」の主題歌である「鋼のWarriors」がライブ初披露されることに。いきなりのサプライズに大喜びといった観客にきただにさんが「一緒に盛り上がってください!」と叫ぶと、これぞまさに「スーパーロボット大戦」といえる楽曲をメンバー5人が力強く熱唱。熱く昂ぶる魂を震わせるような新曲に会場は大興奮!

ここから火炎噴き上がるステージでの「豪腕パンチ」「THE EXCEEDER」「The Brave」とライブのボルテージはさらに高まっていくことに。遠藤さんが「こっから最後までノンストップでぶっちぎりますよー!」と叫ぶと、観客と一緒に頭上でグルグルとタオルを回しての「東京スキャンダル」。さらにラストスパートとばかりに「Shining Storm ~烈火の如く~」「Crest of “Z’s”」、そして「THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~」と続けざまに繰り出されるハイテンションな曲の連続に会場は熱狂の嵐といった状態となっていた。

 

 アンコールでは、きただにさんが「今回はまさかの突然の入院でホントに不安でしょうがなかったんですが、治療しながらですけどアルバムもなんとか間に合いましたしミュージックビデオも撮れました。そしてツアーも今日ファイナルまでやってこれました。これもファンのみなさん、メンバー、スタッフとみんなの支えがあったからだと思います。ホントにありがとうございました!」と感謝の挨拶を口にしたほか、福山さんが「ライブをツアーで何本もやってきましてどこもとても特別で同じライブはないんですけど、やっぱり僕は武道館が大好きですね。ここで出来たことを本当に幸せに思います」と武道館のステージに立つことへの熱い想いをコメント。

さらに影山さんが「去年40周年、そのほぼ半分の18年をJAM Projectでやってきたんだなと思うとすごくやって良かったなとかメンバーの一人でいて良かったなと心から思います。いい加減ジジイになったら抜けようと思ってたんです」と前置きしつつ「楽しすぎてやめれねぇー!」と絶叫すると会場からは大きな拍手が。そんな会場を見渡しつつ影山さんは「ギネスブックに載るぐらいめちゃめちゃロックでめちゃめちゃトんでるユニット目指しますので、これからもぜひJAM Projectをよろしくお願いします」とファンに新たな決意を語ってくれた。

ラストソングは「今日の最後は俺たちのデビューのときから18年間ずっと主題歌を任せてくれた、このゲームなくしてはJAMはありえないと思われる歌のメドレーで締めたいと思う!」と観客に語りかけるとお馴染み「Rocks」「VICTORY」「GONG」、そして「SKILL」とゲーム「スーパーロボット大戦」の主題歌メドレーを残り全ての力を出し切るかのように熱く激しく大熱唱。最後に割れんばかりの大歓声と拍手に包まれながら影山さんが「自分たちのこのアニソン界がいつまでも活気に溢れたみんなに夢を与える世界であるように頑張りたいと思います。ホントにどうもありがとうございました! またここに戻ってきたいんで、明日からメンバーで頑張ります。今日の景色を忘れないぞ!」と一言。

そして武道館に一番思い入れがあるということで締めの言葉を任された福山さんが「今日はありがとうございました! JAM Projectは幸せです。みんなまた来てね!」とマイクを使わず生声で絶叫するや、会場にいる全員で万歳三唱。こうして約3時間盛り上がりまくりとなった大興奮のライブは熱い感動とともに終幕を迎えることとなった。

<Text/川畑剛>

<セットリスト>
01 TOKYO DIVE
02 EMG
03 BAD CITY~We’lll be alright!~
04 神ノ牙~The Fang of Apocalypse~
05 勝利の未来-とき-
06 迷宮のプリズナー
07 Divine Love
08 疾風になれ
09 星空のレクイエム
10 アレクサンドリア
11 Believe in my existence
12 I KILL-イキル-
13 Growing up
14 シュワッチ!~キミを護りたい~
15 Everything
16 鋼のWarriors
17 豪腕パンチ
18 THE EXCEEDER
19 The Brave
20 東京スキャンダル
21 Shining Storm ~烈火の如く~
22 Crest of “Z’s”
23 THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~

【ENCORE】
EN01 HERO
EN02 Rocks~VICTORY~GONG~SKILL

●JAM Project 公式サイト
http://www.jamjamsite.com/