溢れ出る二人の仲の良さ「小野賢章がゆく 旅友 第六弾 ~ゲスト:細谷佳正篇~ 発売記念イベント」レポート

By, 2018年1月31日



2018年1月28日にアニメイト池袋本店9F アニメイトホールにてDVD『小野賢章がゆく 旅友 第六弾 ~ゲスト:細谷佳正篇~ 発売記念イベント』が開催され、こぼれ話などをトーク、会場に集ったファンを楽しませた。

「小野賢章がゆく 旅友」は小野賢章が仲の良い声優仲間や俳優仲間を連れて、行ったことのない町や気になる場所を訪れる気ままなぶらり旅(公式ツイッターより)。1月13日に発売となった第六弾では細谷佳正を迎え、”大人の修学旅行”をテーマに岩手県の一関・平泉地区を巡った。

イベントでは開始早々細谷が、本来は軍艦島(長崎県)へ行く予定だったとの裏話を披露。細谷は四次元パーラー『あんでるせん』に行くことなどを楽しみにしていたそうだが、ロケ二日前に台風18号が接近していたため急遽岩手に変更になったそうだ。

岩手の感想として、小野は前乗りした日の夜に散歩した想い出が強烈に残っているという。ホテルの前にあるゲームセンターに行ったらゲームセンターではなくパチンコ屋だった話、ビデオ屋に入ったらほとんどアダルトビデオだった話、そしてホテルの隣にあったコンビニの店員さんの名字が同じ「小野」だったという話を臨場感たっぷりに。なんでもない話といえばそれまでだが、二人の旅の楽しさがこれでもかと伝わってくる話っぷりに、会場からは笑いが上がった。

トークではDVDの内容にも言及していく。厳美渓ではミッションとしてお団子をクールに食べた細谷。下からアオリのアングルで撮っていると思っていたので崖の上のライオンキングのつもりであったが、完成した映像を見ると全然そんな雰囲気でなかったと残念がっていた。

旅行中、インスタ映えを目指して写真を撮った二人だが、細谷には密かな野望が実はあると明かす。それは小野をモデルにフォトブックを出すこと。細谷曰く小野は「少年のようにも見えるし、すごい大人っぽくもワイルドにも見える」、「アンニュイな感じ」を出したいと熱を込めて語った。

テーマは”大人の修学旅行”だが、自然体で旅行できた今回の旅。細谷お気に入りのシーンはふたりで鐘をつくシーンとのこと。タイミングが合わず「1…2…アア……」となってしまうのが、その様子が普段の二人そのまんまなのだそう。

 

会場から「長い休みがあったら何をしたい?」との質問には、小野は「仕事が好きなので、休みはいらないです!」と返答。年末年始に別の企画で海外に行った際にも、旅の最後の方には「やっぱり芝居したいよな!」と声優の江口拓也とホテルの部屋で盛り上がったという。対する細谷は「ニューヨークと恐山に行きたい」と回答。恐山に関しては、行こうと思い立ったが身体がだるくなって取りやめたという不思議な経験があるという。知り合いには「行くなってことですよ」と言われ、ぜひともリベンジをしたいそうだ。

また、旅で詠んだ川柳を会場で即興で書き下ろすコーナーも。「DVD本編ではサクッと詠んでる感じですけどけっこう悩んでますからね!?」と小野は強調したが、それでも5分ほどで書き上げ、その実力を見せつけた。“雪”をテーマに「喜べない そんなに降るな この雪め(細谷)」、「雪とけて 新芽がのぞく 春の予感(小野)」。この川柳は旅で書かれたものと合わせて会場のファンにプレゼントされた。

最後の挨拶では、細谷は当初の予定どおりに長崎に行きたい旨を語り、そのためにこのDVDが売れてほしいとコメント。小野は「このシリーズが続いていっても、軍艦島は細谷君のために取っておくよ」と約束していた。
約束は守れるのか、今後の展開もぜひ楽しみにして欲しい。

<Text/佐藤京一>

【DVD概要】

『小野賢章がゆく 旅友 第六弾~ゲスト:細谷佳正篇~』
2018年1月13日 発売

価格:¥4,000(+税)

●『旅友』公式Twitter
https://twitter.com/info_tabitomo