4年ぶりに完全新作が劇場版で登場! 映画『中二病でも恋がしたい! Take On Me』初日舞台挨拶

By, 2018年1月6日



TVアニメの放送から4年、『中二病でも恋がしたい!』が劇場版として帰ってきた! その初日舞台挨拶が2018年1月6日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われた。
小鳥遊六花役・内田真礼、富樫勇太役・福山潤、丹生谷森夏役・赤﨑千夏、五月七日くみん役・浅倉杏美、凸守早苗役・上坂すみれ、石原立也監督が登壇。まずは女性陣が舞台挨拶会場にちなんだ「新宿っぽい中二病ポーズ」をキめ、会場を沸かせた。

―劇場版がいよいよ公開されました。

上坂さん:完成版を昨日、一足先に観ましたが、キャラクターたちが微妙に成長しつつ、自分の道を歩んでいるのが分かりました。うれしさもあり、寂しさもあり、いろいろな想いが交錯する劇場版になりました。

浅倉さん:劇場版の公開に際し「また会える」、という気持ちと「これで最後だと思うと寂しい」、という気持ちがありましたが、今日こうしてたくさんの方に観ていただき、拍手ももらうことができて感無量です。

赤﨑さん:キャラクターたちの成長を感じることができました。

内田さん:昨年放送された特番の現場でも「もう少しで公開だね」という話をしていて、劇場に来るまですごく緊張していました。ようやくこうして皆さんにお見せできて良かったです。

福山さん:テレビシリーズから4年ぶりの新作で、彼らがあの後どうなったのか? 一つの区切りとして今回お届けできてよかったです。

石原監督:僕もどちらかというと中二病なので(笑)、とてもやりやすかったです。完全新作として劇場版を作ることができてうれしいです。今後もいろいろな展開があるのでは? と思わせるようなストーリーですね。

―勇太と六花の今後も気になります。

福山さん:ふたりのことですから、どう転んでもほほえましい物語になるんでしょうね。

内田さん:晴れて結婚式を開くとなったら、すごいことになりそう(笑)。

―くみんと凸守も活躍を見せました。

上坂さん:彼女たちは……ああするしかなかったんじゃないかと(笑)。

浅倉さん:くみんは今回、かませ犬感が半端なかったですが(笑)、彼女はみんなのことをちゃんと見ている気がします。お姉さん度が増したように感じました。

―迫力のある「中二病バトル」も見どころの一つです。

上坂さん:凸守は、今回は大盤振る舞いでした!

福山さん:テレビ版とは違い、彼はバトルに完全に割り切って参加しています。彼なりの受け入れ方もできてきたのではないかと思いますね。

―六花の成長物語としての側面もあったのでは?

内田さん:これまでの彼女にはなかったような気持ちをどこまで出せるのか? 恋愛的な要素でも成長を感じましたし、収録中に役を作れたと思います。何をしていいのか分からない「乙女」から、「女の子」になったんだな、と。それは大人に向けて夢と現実との間で揺れ動く悩みと一緒なのではないかと思います。

赤﨑さん:私も今回の六花はすごく変わったと思いました。

マスコミ向けのフォトセッションのあと、最後はファンに向けてメッセージ。福山さんからは「二回目に劇場へ足を運ぶ人への観方ガイド」も語られ、笑いと拍手に包まれて舞台挨拶は終了した。

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【劇場版概要】
『中二病でも恋がしたい! Take On Me』

<スタッフ>
原作:虎虎(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
監督:石原立也
脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:池田和美
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:竹田明代
設定:髙橋博行
撮影監督:浦 彰宏
3D監督:山本 倫
音響監督:鶴岡陽太
音楽:虹音
主題歌アーティスト:ZAQ
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:中二病でも製作委員会
配給:松竹

<キャスト>
富樫勇太:福山 潤
小鳥遊六花:内田真礼
丹生谷森夏:赤﨑千夏
五月七日くみん:浅倉杏美
凸守早苗:上坂すみれ
七宮智音:長妻樹里
一色 誠:保志総一朗
小鳥遊十花:仙台エリ
富樫樟葉:福原香織
九十九七瀬:井上喜久子
六花の母:岩男潤子

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