2017年10月に物語の結末を迎えた、スマホで遊べるシミュレーションRPG『ファントム オブ キル』の新章がいよいよスタート! 『ファントム オブ キル』新章「ロストラグナロク」の今後の見どころ、プレイしどころを紹介する発表会が2017年12月25日(月)・都内で行われた。当日は記者のほか、ユーザーも招待され、大勢が見守る中で開催された。
まずは本作のプロデューサーである今泉潤氏からコンセプトについて紹介。「まずは新ヒロイン・アルマスの登場です。これまでのマスター(プレイヤー)と異なる新しい関係性にも注目してください。また、新ナビゲーションキャラクターや、モラルタとベガルタという多重人格の謎の双子姉妹も登場します。
好評いただいている育成要素関しては、新たなスキルが追加され、キャラクターの描き方(グラフィック)も変えつつ、新たな世界観を表現しています。
コミュニケーションにおいては、ファンミーティングや全国ツアー、グッズなど、ユーザーの顔が見える、声も聞ける、距離が近いプロジェクトを目指していまして、その一環として今回は『キャスト声優オーディション』という形で新ヒロイン、新キャラクターの声を決めていこう、ということになりました」とコメント。
この後、オーディションで見事合格し、アルマス役を射止めた鷲見友美ジェナさんが登壇。
「吹き替えの映画で声優という職業を知り、キャラクターを誰かが演じることにより、唯一無二の存在になれるんだというのが分かり、声優という職業にあこがれを持ちました。ずっと声優になりたくて芸能活動を続けてきましたが、このチャンスを逃すまいと思って応募させていただきました。ニコニコ生放送のオーディションで『これだけたくさんの方がご覧になってくださっているというのがどれだけ責任が重大なのか』を実感しました」と所感を述べた。
今泉プロデューサーは選考理由について「名前もインパクトがありましたが(笑)、叫ぶセリフがカッコ良かったのが印象的でした。声優をやりたい、という切実な気持ちがすごく伝わってきたのもありますし、完成されていない声優さんのほうがいいと思い、そこに合致したのも決め手となりました」と説明。
また「1,000円カットで散髪をしている」ということを暴露したジェナさんだが、今回のオーディションを機にお金に余裕が出来たら「ファッションはもちろん、課金をしてゲームに貢献したいと思います!」と殊勝なコメントが飛び出し、今泉プロデューサーは「よろしくお願いします!」と頭を下げ、笑いを誘っていた。
アフレコについて、ジェナさんは「『カッコよさを全力で出すぜ!』という気持ちが強すぎて、ちょっと失敗してしまいました(笑)。マスターを引っ張っていくなかで、いろいろな表情を見せていきたいですし、女の子としても愛されるようなアルマスを目指します!」と意気込んだ。
この後はジェナさんによる、物語のプロローグを紹介する生アフレコが行われ、記者やファンが見守るなか、堂々としたパフォーマンスを見せつけた。「生で声をあてるのが初めてでとても緊張しました。彼女は『絶』という言葉が口癖なのですが、そこの発音が難しかったです」と感想を語った。
ここで、一般部門(多重人格の謎の双子姉妹・モラルタとベガルタ)で合格した50名を発表。「一般で募集した意図は、出演声優さんに兼ね役をお願いするだけでは……ということで、新規ユーザー獲得も兼ねて(笑)募集させていただきました。様々な職業の人が、今までに見たことのないキャラクターを作り出してくれるのではないかと思っております」と説明した。
続けてその合格者50名が登壇。京都出身の吉良さゆりさんは「京都弁」を披露。個性豊かな面々の片鱗を見せた。ジェナさんは「このたくさんの仲間たちと一緒にやっていくのがとても楽しみです!」とコメントした。
モラルタが「陽」(明るい)、ベガルタが「陰」(クライ)の性格を持ち、この日は42名でふたりを演じた。今泉プロデューサーは「これだけの人数で演じるというのはすごく贅沢なことだと思いますので、実装が今から楽しみです」と語った。
そして、気になる今後の声優プロジェクトについて。2018年3月より毎週月曜~金曜までWEBラジオを展開、さらに動画番組も制作される予定となっている。
「4年目は『再始動』というテーマで新しいチャレンジを続けていきます」という今泉プロデューサー。新章プロローグイベントは12月28日(木)より開催され、2018年1月からいよいよ新章「ロストラグナロク」がスタートする。
今泉プロデューサーは「多くの人に遊んでいただくことはもちろん、プレイヤーの熱量を高めるために今後も色々なことをやっていきたいと思っています」と力強く宣言した。
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
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