新曲も披露! かばん(CV:内田彩)+どうぶつビスケッツ+PPP+α=「けものフレンズLIVE」

By, 2017年9月20日



2017年9月16日、豊洲PITで「けものフレンズLIVE」が開催された。『れポたま!』では昼公演をレポートする。

出演者はかばん役の内田彩、サーバル役の尾崎由香、フェネック役の本宮佳奈、アライグマ役の小野早稀、ロイヤルペンギン役の佐々木未来、コウテイペンギン役の根本流風、ジェンツーペンギン役の田村響華、イワトビペンギン役の相羽あいな、フンボルトペンギン役の築田行子。

コメツキカワウソ役の近藤玲奈とマーゲイ役の山下まみのナビゲートでどうぶつビスケッツ×PPPが登場。オープニングはもちろん「ようこそジャパリパークへ」だ。8人が歌って踊るバックでは、ステージの映像に加えて、吉崎観音の手によるフレンズたちのイラストや舞台「けものフレンズ」映像、そして再放送時に子供たちと踊っていた“あの”オープニング映像も流されてわくわくする演出だった。

トークを挟んで今年6月に上演された舞台「けものフレンズ」からなるパートへ。PPPが「ドレミの歌」を、本宮、小野が「ジャパリまんラップ」を歌唱。「ジャパリまんラップ」では舞台キャスト(マンモス役の仁藤萌乃、ヒツジ役の西川美咲、タヌキ役の加藤里保菜、クロヒョウ役の稲村梓)が加わり賑やかなステージになった。

次のトークパートでは、舞台の俳優から声優陣の印象が語られた。加藤から声優陣がアニメで見たキャラクターそのもので感激したと伝えられると、すかさず本宮が「じゃあ私は知的な感じですよね?」と訊き、会場は笑いが巻き起こしていた。

さらにゲストとしてオオフラミンゴ役の幸野ゆりあが登場して、舞台と同じようにPPPに歌とダンスの稽古をつける一幕も。この歌、曲中でお題にそって即興で大喜利をこなすPPPの面々にはさすがと思わされた。ところでPPPの面々からの舞台役者の印象は「いい身体してた」「いいニオイがした」「着替えみちゃった」と男子かと思わしきものだったことはここに書き置いておこう。

舞台のテーマソング「けものみち」を合唱したのち、一同がステージを後にすると、舞台セットのラッキービーストがくるりと回転。かばん姿の内田彩が登場すると会場からこの日一番の歓声が上がる。内田は「きみのままで」をしっとりと歌い上げた。

さて、司会の二人とどうぶつビスケッツの3人を交えトークパートへ。一曲二曲歌ってトークパートというこの日のスタイルは、曲数が少ないためでもある。内田のイベント参加は昨年末の先行上映会以来ということで「テレビのむこうから見ていたので仲間になれて嬉しい」と感想を述べる。また、「かばん」そのものなこの日の衣裳については「半ズボンなんて何年ぶりでしょう」と照れを見せた。どうぶつビスケッツの3人は内田が憧れの先輩のようで、舞い上がっていた。小野の憧れっぷりは相当なもので、普段「内田さんからリプ来た!」と本宮にLINEで報告するほどだとか。内田は3人の「数年前の自分を見るよう」と暖かく見守っていた。

後半戦はPPPの「大空ドリーマー」から。どうぶつビスケッツ「ホップステップフレンズ」では小野と本宮が客席から登場するなど嬉しい演出も。本編ラストは内田が「この曲で仲間に入れた気分」と語る「けものパレード」。セリフが畳み掛ける賑やかで楽しい曲でありながら、爽やかな別れを思わせる曲調はイベントの締めくくりにピッタリ。

アンコールではゲーム『けものフレンズ ぱびりおん』テーマソング「フレ!フレ!ベストフレンズ」を初披露。嬉しいサプライズに会場は盛り上がった。告知・情報解禁とひとりひとりの挨拶のあと、ラストはやっぱりこの曲! 「ようこそジャパリパークへ」を出演者全員で合唱。アニメ2ndシーズンや舞台の再演など広がりゆく「けものフレンズ」の世界の一端を感じられるライブであった。

<Text/佐藤京一>

<セットリスト>
01.ようこそジャパリパークへ/どうぶつビスケッツ×PPP
02.ドレミの歌/PPP
03.ジャパリまんラップ/アライグマ・フェネック
04.けものみち/舞台キャスト
05.きみのままで/かばん
06.大空ドリーマー/PPP
07.ホップステップフレンズ/どうぶつビスケッツ
08.けものパレード/どうぶつビスケッツ+かばん×PPP
En1.フレ!フレ!ベストフレンズ
En2.ようこそジャパリパークへwithかばん/ALL CAST

●『けものフレンズ』プロジェクト公式サイト
http://kemono-friends.jp/
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@kemo_anime