桑原由気が「本気」のラジオパーソナリティで笑いをお届け! 『桑原由気のradioclub.jp』

By, 2017年4月18日



次世代の若者を応援する目的で東京・かつしかFMで毎週水曜日21時から放送されている『radioclub.jp』。2017年4月からは声優の桑原由気が担当。アニメ『小林さんちのメイドラゴン』トール役や『灼熱の卓球娘』出雲ほくと役、『魔法少女?なりあ☆がーるず』いなほ役などで活躍する注目の若手女性声優だ。一方で、お笑いへの熱意も強く、番組内の「大喜利」コーナーは本人きっての提案だそう。番組に懸ける想いを語っていただきました!

―まずは番組のパーソナリティに決まったときの感想をお聞かせください。

桑原由気さん(以下、桑原):ひとりでラジオパーソナリティをやるのが本当に夢だったので、うれしい気持ちしかなかったですね。
何人かでパーソナリティを務める番組への出演経験は何度かあるのですが、どうしても自分の立ち位置を気にしてしまって……。ここは引くべきか、共演者をフォローすべきか、など考えることも多く、それはそれで勉強にはなったのですが、ひとりとなると、また違ったスキルが要求されると思うんです。そういう意味では、どんなことが待っているのかワクワクしています!

―パーソナリティを務めるにあたり、大喜利コーナーを強く希望されたそうですね。

桑原:元々『笑点』が好きで、桂歌丸さんのファンだったんです。そういう経緯もあって、番組でもぜひ大喜利をやりたい! と思い立ちました。
リスナーさんにも本当にたくさんのネタを送っていただきまして、ありがたいことです。私の笑いのツボを知っている方は採用されやすいです! ……と言いたいところですが、マネージャーや番組ディレクター、はたまたモブさんの意向も反映されるかも知れないので、滅多なことは言えません(笑)。

―お笑いが好きになったきっかけは何だったのでしょう?

桑原:2008年の年末に、漫才の日本一を決める番組『M-1グランプリ』をたまたまテレビで観ていたのですが、優勝したNON STYLEさんのネタに衝撃を受けまして。録画をしていたテープが擦り切れるほど観返しました。毎朝学校に行く前とか(笑)。その後は冒頭の一言を聞いただけでどんな内容のネタが分かるくらいにNON STYLEさんにハマりましたね。

―もし声優を目指していなかったら、今頃はお笑い芸人になっていたのかも……?

桑原:どうでしょうね(笑)。落語などもそうですが、とにかく人を楽しませる芸が大好きで、漫才やコントなどの作りこまれた笑いはもちろん、歌やリズムで笑わせるような芸も大好物です!

 

―ラジオも昔から大好きだということですが、どんな番組を聴いてました?

桑原:お笑い芸人さんがパーソナリティの番組をよく聴いていましたね。というか、今でも聴いています(笑)。例えば、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんがやっている番組ですが、曲やコーナーがほとんどなく、ひたすらフリートークで進めていかれるんです。番組のために日常生活で起こった面白い出来事の話を温めていたんだな、というのが伝わってくるんですよね。ほかにも、南海キャンディーズの山里亮太さんの深夜番組も「言葉選びが巧みだなあ」と思いながら聴いています。

―今回、桑原さんのひとりしゃべりの時間も当然多くなりますよね。

桑原:その日にしゃべることを考えたり、リスナーさんからお題をいただいて、それに私が答えたり、ひとりでもやれることって結構あると思うんです。ファンの方にとって、私は「お笑い」のイメージが強いかもしれませんが(笑)、実は音楽も大好きなんです。私のお気に入りのナンバーについてアツく語り、最後に「それでは聴いてください、●●さんで『●●』(曲名)です」みたいな流れで曲紹介するなんて、いかにもラジオって感じじゃないですか!

―歌がお好きということは、ゆくゆくは自分自身で歌ってみたい気持ちも?

桑原:はい! 昔は歌うということに苦手意識があったのですが、色んな作品のキャラクターソングを歌わせていただく機会が増えて、「自分じゃない誰かの立場になって歌う」というのがすごく気持ちよく感じることができるようになってきたんです。そろそろ私自身の思いを込めて歌うこともしてみたい、と思えるようになってきたので、もしご縁があればぜひ!

―話は変わりますが、2015年7月に、ご自身の声優という仕事の経験を反映させたエッセイ本『声優なれるかな? 声優お仕事コミックエッセイ』が発売されました。どのような経緯で刊行されたのでしょう?

桑原:私は長崎県の出身なのですが、地方ということもあり、声優になりたいと思っても、どうしたらいいのかよく分からなかった経緯があったので「私と同じような思いをしている人への道しるべになればいいな」と思い、お引き受けしました。
漫画で分かりやすく、しかも実話をもとにしているので参考にしてもらえるんじゃないかと。恥ずかしい失敗などもありますが、うそをついても仕方がないと思ったので、ありのままを赤裸々に語らせていただきました。

―今回のパーソナリティ経験も、桑原さんの大きな財産になると思いますが、どんな意識を持って番組に携わっていきたいですか?

桑原:私もファンのみなさんからずっと元気をもらってきてここまでやってこられたので、今度は私がみなさんに元気になってもらえるような番組にしたいです。水曜日は週の真ん中なので、お仕事や勉強において「さあ、もうひとふん張り!」と思っている人も多いと思いますので、リスナーさんに少しでも力をあげられればと思います。よろしくお願いします!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【番組概要】
「桑原由気の『radioclub.jp』」
東京・かつしかFMで毎週水曜日21時から放送中

●『radioclub.jp』公式サイト
http://radioclub.jp/