【11/5開催】全29曲のビッグステージ 「鈴木このみ Birthday Live 2016 ~Cheers!!!~」レポート

By, 2016年11月11日



このみんこと、鈴木このみのバースデーライブ「鈴木このみ Birthday Live 2016 ~Cheers!!!~」が2016年11月5日(土)、幕張メッセイベントホールで開催された。

suzukikonomi_birthday2016_08 suzukikonomi_birthday2016_07

はたちのメモリアルイヤーである今年「ライブ20本」の目標を立てていたこのみん。「ヒトリタビ」と題した全国行脚のほか、ファンクラブ主催のこのみ~てぃんぐ、そして海外ツアーと数々のライブを重ね、この日遂に20本目のライブで20歳を迎えたのだ。さらにこの他に各種アニソンフェスにも出演していたのだから天晴である。

振り袖をイメージした鶴柄のドレスでバンドと共に登場しこのみんは、デビュー曲「CHOIR JAIL」で会場にご挨拶。初々しさを残した当時の声はもはやなく、逞しい歌唱が幕張イベントホールに響き渡る。

「DAYS of DADH」「「ごめんね」のシンデレラ」と来てライブではファンをひとり指名(指名されたファンは“ラッキーさん”と呼ばれている)しての掛け合いがお馴染みの「Nice to Me CHU!!!」。中央ステージから客席へ降りてファンの目の前へ。ひとときの触れ合いが楽しく嬉しい。

MCを挟み「真聖輝のメタモルフォシス」「世界は疵を抱きしめる」とアツい楽曲で会場を沸かせ、一週間前にレコーディングしたという新曲「カオスシンドローム」を初披露。バッキバキのシンセサウンドに芯のあるこのみんの歌声が乗る。続きダンスナンバー「Don’t stop me now」「miss blue」で幕張イベントホールをダンスフロアに変えていく。

「夢の続き(Acoustic ver.)」をバンドとともに再現したと思えば、舞台には3人の男声コーラスが。厳粛に「竜星鎮魂歌」を、続いてバンドを加え「銀閃の風」をそれぞれ披露した。男声コーラスとの共演はこのみんたっての希望とのことで、新しいことに挑戦していく貪欲さが伺える。

「AVENGE WORLD」「This game」でピアノの跳ねるような打鍵とともに会場を沸かせる。特に「This game」でのロングトーンは鳥肌モノだった。たあとはちょっぴりクールダウン。「Tears BREAKER」を岸田のキーボード伴奏で歌う。このみんの歌声も息遣いまで聞き取れて、その表情豊かさに会場は息を飲んだことだろう。

suzukikonomi_birthday2016_10 suzukikonomi_birthday2016_16

ドラマチックなフィナーレを飾るような未音源歌曲「MY SHINNY RAY」をせりあがるセンターステージで披露し、一時退場。バンドが演奏を始めると正面ステージのモニターがぐるりと水平回転し、大きな2段のバースデーケーキが鎮座する。中段にはESPに作ってもらったというおニューのギターを抱えたこのみんが。「Before too long」「「わたし」をくれたみんなへ」「約束の続き」を自身のギター演奏とともに歌唱した。

ダンスも得意なこのみん「LLL:CONNECTION」「I say“Happy day!”」を8人のダンサーとともに歌い踊り、一気にクライマックスへ。「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」「Absolute Soul」「Beat your Heart」で会場を大いに盛り上げ、本編ラストを「Redo」で熱く締めくくった。

アンコールに「Love is MY RAIL」で応えたこのみんにはバースデーにふさわしいサプライズが。スクリーンに映し出された「鈴木このみ主演アニメーション製作決定」の文字とキービジュアル。あまりに予想外のことに声を失うこのみん。「バースデーライブが終わったらすぐに練習します!」というものの、ほんの小さな声で「ビックリした……!(笑)」と口から漏れたのがこのみんの驚きを感じさせる。

suzukikonomi_birthday2016_18

最後にもう一度「NICE to Me CHU!!!」ダンサー20人とともにスタンド席をトロッコで一周しての披露。最後の間奏で更にサプライズ。バースデーケーキがこのみんにプレゼントされた。ダンサーのパーカーには「KONOMI★HAPPYBAIRTHDAY」の文字。ろうそくを笑顔で吹き消しイチゴを頬張るこのみんは「20歳も全力で駆け抜けます!」と宣言し、ステージを去る。

再度のアンコールでひとり帰ってきたこのみん。ひとりスポットライトに照らされアカペラで「あなたに」を歌う。ただでさえ心に訴えかける歌声だというのに、なんとラスサビではマイクを外して幕張イベントホールの広い会場に歌声を響かせた。昨年大学進学で東京へ上京し、このまま歌手を続けていこうか悩んだが、ずっと歌手として続けていく決意を固めたと語るこのみん。その決意が、まっすぐに伝わってくる歌声だった。

suzukikonomi_birthday2016_17

<Text/佐藤京一>

<バンド>
G:奈良悠樹
Key:岸田勇気
Dr:北村望
Ba:櫻井陸来

<セットリスト>

01.CHOIR JAIL
02.DAYS of DASH
03.「ごめんね」のシンデレラ
04.Nice to Me CHU!!!
05.真聖輝のメタモルフォシス
06.世界は疵を抱きしめる
07.カオスシンドローム
08.Don’t stop me now
09.miss blue
10.夢の続き(Acoustic ver.)
11.竜星鎮魂歌
12.銀閃の風
13.AVENGE WORLD
14.This game
15.Tears BREAKER with piano
16.MY SHINNY RAY
17.Before too long
18.「わたし」をくれたみんなへ
19.約束の続き
20.Fly to the stars
21.LLL:CONNECTION
22.I say“Happy day!”
23.私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い
24.Absolute Soul
25.Beat your Heart
26.Redo

<アンコール>
En1.Love is MY RAIL
En2.Nice to Me CHU!!!

Wen.あなたに

【鈴木このみ 最新情報】
☆2017年冬アニメ主題歌担当!

本公演でいち早く歌われた「カオスシンドローム」が2017年1月スタートのアニメ『CHAOS;CHILD』のエンディングテーマに決定している。シングル発売日などは未定。

http://chaoschildanime.com

konomianimekv_web800
☆このみん主演アニメ制作決定!
このみんが主演を務める、このみんが主役のアニメーションが制作されることが発表されました。現在、草原を駆けるファンタジックな少女のキービジュアルが公開になっており、続報が待ち遠しいところ。

●鈴木このみ公式サイト
http://konomi-suzuki.net/