劇団フルタ丸史上、一番楽ができない!? 最新公演『ビッグマウス症候群』出演者インタビュー

By saeki, 2016年5月19日


劇団フルタ丸の最新公演『ビッグマウス症候群』が2016年5月25日(水)~29日(日)まで、下北沢の「劇」小劇場、そして6月10日(金)~12日(日)に岐阜「美濃 道の駅 にわか茶屋」で行われる。
常に新しい試みに挑戦し続ける彼らは、今回もまたアッと驚く舞台を見せてくれそうだ。

―現在の稽古、進捗状況はいかがですか?

宮内勇輝さん(以下、宮内):「フルタ丸」に参加してから8年ほど経ちますが、ここまで慌しく稽古をしているのは初めてかも知れません(苦笑)。でも、昨年の公演を通して、みんな成長をしているのを感じることができて「これは化けるんじゃないか?」とすごい期待を持って日々励んでいます。

真帆さん(以下、真帆):フルタ丸の舞台のスケジュールは、いつも「早く早く! 通し稽古!」みたいな感じで進むことが多いのですが、今回はかなりやばいですね(苦笑)。
客演の方が参加されていたらもっと危機感を持っているのかも知れませんが、知ったメンバーだけでやっているので、「みんななら何とかしてくれるかな」とちょっとした安心感を持ってできています。

フルタ ジュンさん(以下、フルタ):14年間「フルタ丸」をやってきましたが、今回は本当に「楽ができない」と感じています。前の公演でも同じことを言ったかも知れませんが、あれはウソだと思ってください(笑)。今回こそが大変でした。最高の舞台を見せられるように、鋭意稽古中です!

工藤優太さん(以下、工藤):そうですね……俺はどのようなヒゲの生やし方をすればいいのか、日々悩んでいます(笑)。

篠原友紀さん(以下、篠原):予断を許さない状況ではありますが、本番では「ライブ感」に満ちたステージを約束しますので、ぜひご覧いただきたいです!

清水洋介さん(以下、清水):ここまでみんな「大変、大変」言ってますけど、やることはいつもと変わらないので、みなさんもいつも通り、楽しみにして来ていただければと思います。もしイマイチだな、と思われてしまったら、それは我々の責任なので、次の公演に向けて全力で頑張りますので!(笑)。

―みなさんの「ビッグマウス」に関するエピソードを聞かせてください。

清水:昔、お笑い芸人がたくさん所属する事務所に所属していたことがあって、そこを辞めるときに「俺、面白いことをやるために出て行きます!」と宣言したのですが、マネージャーから「ここ、一応、日本で一番面白いことをやっている会社なんだけど……」と言われまして(苦笑)。そのときは「俺の面白さが理解してもらえないのは、この場所にいるからだ!」と、ある種の反発心があって、そこから生まれた言葉だったんでしょうね。

フルタ:大学で劇団を立ち上げて、大学を卒業するタイミングで、当時の劇団員を安心させるためにロードマップを作ったのですが、そこには「32歳の時にアメリカのブロードウェイで公演を行う」と明記されてるんですよね……。あれから計画はだいぶ変わってしまいましたが、下北沢は日本のブロードウェイなので問題ありません。

宮内:学生時代の友人に、一緒にお笑いコンビを組もうと思っていたヤツがいて、毎年年末に全国ネットのテレビでやっていた漫才大会に出場したいと思ってたんです。でも結局かなわず、進路を決めなきゃならなくなってしまったのですが、たまたま見つけた映画学校のパンフを見つけて。そしたら「ここ行くわ」ってセリフがそいつの前で勝手に出たんですね。「世界のキタノを目指す!」って(笑)。でも、それがきっかけで今役者として活動させてもらっているし、その時のビッグマウスがいい方向に転がったのかな、と。

真帆:先日、学生時代の友人に会ったのですが、「真帆が一番早く結婚すると思ってた」と言われたんです。私も当時はなんとかく「そうなのかな~」って思っていたんですよね……。で、みんなに「ここまで売れ残っているとは思わなかったよ」ってあまりにも言われるものだから「30までに結婚します!」って宣言してきました(笑)。

工藤:昔、演劇仲間と、みんなで名をあげて『オーシャンズ11』みたいな作品に出たいね、と話していたことがあります(笑)。でもまだ可能性は残ってるんで!

篠原:子役時代に「マリリン・モンローさんと三田佳子さんを足して2で割ったような女優さんになりたい!」と思っていたことを、つい先日思い出しました(笑)。

―最後に、メッセージをお願いします。

宮内:何が起こるか分かりません。とにかく、観に来てください!

真帆:物語の本流以外のところにも面白いエッセンスが含まれているので、そちらもお楽しみに!

工藤:我々のパッションがストレートに体現できればいいな、と思いながら頑張っていますので、ぜひそれを感じて欲しいです。

篠原:何も考えずに観られる作品になると思いますので、余計なことを考えずに楽しんでいただいきたいです!

清水:『ビッグマウス症候群』はコメディ作品なので、必死で演じている我々を見て笑っていただければ、と。

フルタ:フルタ丸はいつも「入り口は広く、出口は人それぞれ」という作品を目指しています。色んな楽しみ方をしてください。あと、ツアー公演として岐阜公演もありますが、そちらにも足を運んでいただけたらうれしいですね。岐阜近郊の皆様! 美濃へお越し下さい!

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<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【公演概要】
劇団フルタ丸の最新公演『ビッグマウス症候群』
2016年5月25日(水)~29日(日)
【東京】下北沢「劇」小劇場

6月10日(金)~12日(日)
【岐阜】美濃 道の駅 にわか茶屋」

●劇団フルタ丸 公式サイト
http://furutamaru.com/