メインキャストが作品について語る! 『ブレイドアンドソウル』1巻&2巻購入者限定イベント

By, 2014年9月25日



好評のうちに放送終了したアニメ『ブレイドアンドソウル』のスペシャルイベントが2014年9月7日(日)、東京・イイノホールで行われた。
当日はアルカ役のタカオユキ、ジン・ヴァレル役の悠木碧、エル・カレン役の大原さやか、ジン・ハズキ役の雨宮天、ダン・ロアナ役の高垣彩陽、ユ・ラン役の伊藤静が登壇。

まずはキャストのトークから。演じたキャラクターやアフレコ現場でのエピソードを紹介した。

タカオさんは「アルカは感情を表に出さないので、演じるのが難しかったですが、回を進めるごとに成長していこうと思いながら頑張りました。彼女はとても強く、その影響で村が滅んでしまったり、心を痛めることもありましたが、最後は『生きている』と笑っていて、とても充実した顔が印象的でした」、

悠木さんは「『ジンはこんなに寡黙なんだ』、と思いましたが(苦笑)、彼女を通してしゃべらないことにも意義がある、というのが分かりました。一言ひとことに対する思いが強く、アフレコを進めるにつれて、表情から彼女の心情が分かるようになってきました」、

大原さんは「カレンは旅館の女将ですが、最初出てきた時は良妻賢母でよきお姉さん、という感じのイメージがありました。まさかあのような衝撃的な過去があったとは思いませんでしたね。彼女の持つ小箱の中に入っている彼(形見)がどんな形なのか想像して、怖くなりました(苦笑)。色々な面を見せてくれたので、演じ甲斐がありました」、

雨宮さんは「ハズキは感情を前面に出す子供っぽいキャラクターで、テンションが上がるところを演じるのが難しかったです。台本を読んでいて、そのような場面がいっぱい出てきた時は『やりきれるかな?』と思っていましたが、本番では思いっきりやれて。結果的に楽しかったです」、

高垣さんは「ロアナには、最初は大所帯で立派なアジトがあったのですが、1話で崩壊させられてしまって。男性ばかりの中でたった一人の女党首、ということで、カリスマ性や親分肌もありつつ、情熱で走りきるところがあります。とにかくいい人で、アルカに対しても親切にしたり。収録していてとても気持ちよく、スッキリした気持ちでオーディションを終えたら役をいただけました」、

伊藤さんは「ユ・ランは、エロくて怖くて悪いお姉さんです(笑)。ジンの裏で悪いことを考えていたり、もしかしたら一番悪いキャラクターなんじゃないか? と。演じていてとても楽しかったです(笑)」とそれぞれ語った。

また、「主役のアルカも準主役のジンも寡黙なキャラクターということで、演じていて大変だったのでは?」という質問には、悠木さんは「アルカとジンの二人だけのシーンは、台本を読んでいるだけでは追いきれなくなるところもありました(笑)」、タカオさんは「最後の戦いでは早すぎて息の入れ方が難しく、アルカとジン、どちらが斬りつけているのかが分からなくなることもありました(笑)」とコメント。
これを聞いた伊藤さんは「キャラクターはしゃべってなかったけど、アフレコの合間にふたりはずっとしゃべってたよね(笑)」と現場のエピソードを披露した。

なお、9月26日発売のBD第4巻の中には井上麻里奈さん演じるユウとアルカのショートアニメが収録されているとのこと。
タカオさんは「ミニサイズのユウとアルカがずっとおまんじゅうを食べていて、すごくかわいかったです!」と紹介した。さらに4巻のオーディオコメンタリーは雨宮さん、5巻は高垣さんが担当されており、雨宮さんは「音響監督と(NCジャパン)須藤さんといっしょにコメンタリーを行いましたが、母様の家にアルカが行くエピソードのシーンで、音楽のことについて詳しく聞くことができて、すごく楽しかったです」、高垣さんは「5巻のコメンタリーで『カレンの持つ箱の中に何が入っているのか?』という話題でトークをしていますので、興味がある方はぜひご覧になってください」と紹介した。

ここでユウ役の井上麻里奈さんとガ・ガンテ役の小山力也さんからビデオメッセージ。
井上さんは「ユウはアルカにとって非常に大きな影響を与えたキャラクターだったので、出演できて良かったです」、
小山さんは「(ガガンテのメイクをしてモノマネをしながら)きれいな女の子がたくさんいたのでテンションが上がりました(笑)」とそれぞれ思い出を語った。

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ここからはいくつかのテーマに沿ってトークを進めていく。まずは「私の掟」。
タカオさんは『冷蔵庫が空になるまで、食材を買いに行かない!』。「買ったものを食べる前に他の物を買ってしまうと浮気をしてしまっているようで嫌なんです」。
悠木さんは「ヒールのある靴しかはかない!』。「今日のイベントのように、いつ高いイスに座ることになるかわからないので(笑)」。
大原さんは『オーディション現場で使った原稿はすぐに捨てる!』。「受かるかどうか気にするのも嫌ですし、スパッと忘れるほうがいいな、と思いまして」。
雨宮さんは『二度寝する!』。「二度寝、三度寝をしてから起きます。5分おきに目覚ましをかけて、少しずつ頭を覚醒させていきます」。
高垣さんは『手づかみであまり食べ物を食べない!』。「手を洗っていない状態で食べると、健康上よくないと思いまして」。
伊藤さんは『最初はビール』。「酒を飲み始めてからはずっと決めています(笑)!」と、思い思いのポリシーを披露した。

続いてのテーマは「私の天敵」。
伊藤さんは「私の声優人生を脅かす同業者です」とリアルな回答。悠木さんは先ほどのトークにかけて「背の高いイスです!」と回答し、ファンの笑いを誘った。
雨宮さんは「朝です。朝が弱い話をしていたら、同じ事務所の高垣さんから目が覚めるタブレットをもらいました!」と答え、高垣さんの先輩ぶりがうかがえた。

続いて生アフレココーナー。作品の名シーンと同じ映像を使用したパロディー版を披露。シリアスなシーンがセリフ次第でコミカルになる様に、場内から笑い声があがった。
次に行われたのが完全書き下ろしの朗読コーナー。ジンと気付かないアルカの仮面舞踏会の会場でのやりとりが面白おかしく描かれる。キャストによるアドリブも満載で届けられ、集まったファンも大満足の様子だった。
ラストはお楽しみの抽選会。キャストのサイン入りのポスターやアフレコ台本、キャラクターデザイン担当の長田絵里直筆のイラストなどがプレゼントされ、最後まで大盛況のままイベントは終了した。

<Text/ダンディ佐伯>

●TVアニメ公式サイト
http://www.tbs.co.jp/anime/blade/