作品のノリをそのままに　キャスト陣が大暴れ！『てさぐれ！催しもの』イベントレポート

By, 2014年4月21日

アニメファン・声優ファンの多大な支持を集めたアドリブ系萌えアニメ『てさぐれ！部活もの』のイベントが4月20日、浅草ヒューリックホールで行われた。その名も『てさぐれ！催しもの』。当日は昼夜2公演行われた。今回は昼の部の様子をお届け！

登壇者は西明日香(鈴木結愛役)、明坂聡美(佐藤陽菜役)、荻野可鈴(高橋葵役)、大橋彩香(田中心春役)、上田麗奈(園田萌舞子他19役)、松澤千晶（司会）。

イベントは主題歌「Stand Up!!!!」からスタート。いきなり歌い出しを西が歌詞を飛ばして笑ってごまかしたが、本編2期12話かけて進化してきたことを思えば、これはこれでアリ（笑）？　Cメロでの荻野の「風が流れ“ルー”」の息遣いが最大の聴きどころだと西は語った。その後に歌う大橋を笑わせる気マンマンの荻野の歌いっぷりには会場も笑いがこぼれていた。

また、アニメの4人をイメージした衣装が半年の時を経て着づらくなっていることが判明。成人してから6度目くらいの制服だという明坂はスカートが入りにくくなっていた。腕が7分袖になっていた大橋は「わたし、腕伸びたんだな～」と天然っぷりを見せつけた。

さて、今回はアニメ一期のイベントということで、一期の思い出を、と言われるも「忘れちゃいましたね」と荻野。「でも、みんな大体下品な感じでしたよね」と上田が言うと4人は猛反発。大橋が「一期はまだましですよ！」と二期は3人で下品を炸裂させていたが、一期はまだ西一人が「ソロ下品」だったと述べた。
回を追うごとにエスカレートする言動を見かねてなのか、4人のマネージャーが現場にこなくなるなどの裏話などもあけすけに話される。

続いて4人のソロ曲を披露。結愛のキャラソン「ひらめいチャッチャ！」ではファンからの「チャッチャ」の合いの手がぴったり決まり「すﾞこﾞいﾞよﾞ！うﾞれﾞしﾞいﾞ！」と感動を声にした。
また『てさぐれ！部活もの』へはことあるごとに悪態をついていた明坂が、スタッフでも用意できなかった結愛のブローチと陽菜のティアラに似たアクセサリーを探して購入したことも明かされる。明坂の『てさぐれ！』への愛が垣間見えた。

陽菜のキャラソン「フウセンカズラ」は直球のバラード。井上さん渾身の一曲を明坂はその歌唱力で見事に歌いあげた。2人のトークでは荻野が「タイトルロゴがドーン集」（『てさぐれ！歌ものあんこーる』に収録）で「ひーな先輩の言うとおりにケツをかいてみたよ」と歌っているが明坂はそんなことは言っていないと主張。荻野は“描く”と“掻く”と“欠く”の文字がわからないゆとりパワーでとぼけつつ、「いや、確かに言ってました！」と明坂の主張を押しのけた。

葵のキャラソン、メタルな「Call Me “Lazy”」をカッコよく決めた荻野。大橋とゆとり二人でトークを繰り広げる。荻野は大橋が「心春日和」の歌詞を直前まで確認していたことを暴露。練習を始めたのはなんと前日だという。「でも、これで間違えても言い訳できるじゃん？」とアニメさながらの先輩のやさしさ（？）を意外にも見せた。

ファンも含めた「ドンチキ└(＾ω＾ )┐♫ ┌( ＾ω＾)┘♫ドンチキ」の実演も行われ、会場の空気をあっためて歌われるは心春のキャラソン「心春日和」。キレイなこはるんの歌声に会場はあたたかい雰囲気に包まれた。

そしてアニメの評価を決定づけた生アドリブコーナーを実演することに。テーマは「新しい陸上部」。荻野の「食べちゃう」、大橋のイケメン好き、貧乳ネタなど定番ネタの他、ゆとり組がネタの意味を理解しないなど、いつもの「てさ部」の様子がかいま見えた。そんな中、上田が放った「走り幅跳びの砂場で常にウミガメたちが産卵している」に、大橋は「生命の危機です」と乗っかり会場は爆笑に包まれる。

さらに大橋が最近ハマっているイケメン（二次元）の話に発展し、明坂が「イケメンなら誰でも手当たり次第なのね」と言うと大橋は「ちーがーう！誰でもいいわけじゃなーい！！　あたしのハートを射止めてくれた人だけ！」とエキサイティング。その様子を笑いながら見ていた西が「はー、きもちわる（笑）」と締めたところで会場は一層の笑いを見せた。　

イベントの終了間際になり、西が「夜の部はカメラ（ニコニコ生放送）が入るので、今のうちに下ネタを言っとこう」とぶっ込むなど明坂が嫌がるのも頷けるはっちゃけっぷりで、ファンは大満足のイベントだったことだろう（ところが、皮肉にも夜の部のほうが下ネタは多かった）。
　最後にエンディングテーマ「12ヶ月」を4人で歌唱。バックではダンサーがアニメ本編で12話かけて完成させたダンスを再現させる中、4人はしっとりと歌い上げ、イベントは終了した。