豪華キャスト陣が作品の魅力を語る 「第一話先行上映イベント『とある飛空士への恋歌』~旅立ち~」

By, 2014年1月28日



2014年1月より放送が開始されたTVアニメ『とある飛空士への恋歌』のオンエア直前先行上映イベントが2013年12月15日(日)、東京TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。
当日はカルエル・アルバス役の花江夏樹、クレア・クルス役の悠木碧、アリエル・アルバス役の竹達彩奈、イグナシオ・アクシス役の石川界人が登壇。上映後にトークを行った。

第一話を観た感想として、花江さんは「戦艦のクオリティが高く、男子はメカ好きということで、とても惹かれるものがありました。また、ちょうどクレアとカルエルがいい雰囲気なところから観はじめたこともあり、変な気持ちになりました(笑)」、石川さんも「『どういう原理で浮いているんだろう?』とか、戦艦のメカニズムがすごく気になりました」と同調。また、第一話では石川さんの出番はあまり無いため、、「皆さん、セリフに気づいていただけました?」と気をもむ一幕も(笑)。

悠木さんは「音楽がつくとこんなに壮大になるんだ、と感動しました。空の表現があまりにも細かくて美しく、これからは私も、歩いている時に空を意識して見てみようと思いました」と感動した様子。さらに「カルエルの表情に注目して欲しいです」と女性目線ならではのコメント。

ここで竹達さんは「カルエルが冒頭で彼のお姉さんのノエルに抱きつかれた時、ほっぺたが桜色になるんです。それを見て、思わず『かわいい!』と思ってしまいました」と被せた。また「夢が膨らむような物語なので、実際に絵がついたものを見た時にすごく感動しましたし、最初の壮大な音楽を聴いて『始まったな』と、心を動かされました。キャラクターたちも個性的で、魅力的な彼らによって物語が紡がれていくということで、2話、3話ととても楽しみになりました」とコメントした。

謎の多い人物、イグナシオを演じた石川さんは「イグナシオは原作ではもう少し先の登場となる予定だったのですが、アニメではこのような形での登場となりました。今後どうなっていくんだろう? という期待感を持たせるストーリーになっているな、と感じました」と語った。

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また、メインキャストが同世代ということで、石川さんは「花江さんと同い年の兄がいるので、花江さんには特に親近感が沸いてしまいまして。冗談も言い合えるような関係でやらせていただいています」と笑顔でコメント。

「演じているキャラクターについてどこを注目して欲しいですか?」という質問に対しては、花江さんは「カルエルは、かっこいいところやヘタレなところ、クレアへの恋心をのぞかせるところなど、様々な面を持っていて、シーンごとに感情が変わっていくので、演じている僕としてはやりがいもありますが、難しいな、と思うところもあります。
これから物語が進むにつれて成長していく姿を注目していただければ、と思っています」、

悠木さんは「音響監督のたなかかずやさんに『人に触れたことがないことを最大限に表現した状態で、さらに引っ込み思案を表現してください』ということを言われまして、演技がとても難しかったのですが、だからこそ彼女は純粋な目で見てカルエルが悪い人じゃない、と分かったんじゃないかな、と思いました。『抱きしめてくれてありがとう』というセリフは、クレアを通してでないと中々言えないですね」と語った。

竹達さんは「アリエルは明るくて元気でしっかりしていて、カルエルとの距離感がゼロなところを意識して演じさせていただきました。、私自身が人見知りで、距離感を測るのが難しかったのですが、頑張って演じました。
音響監督のたなかかずやさんには『アリエルは庶民派代表のヒロインだ、感情の振れ幅を大事にして欲しい』と言われたので、喜怒哀楽を出せるように意識しました。
また、彼女は料理がとても上手で、本当に美味しそうに描かれているので、そこにも注目して欲しいです」と語った。

石川さんは「イグナシオについてはミステリアスな部分があり、まだ語れることは少ないですが、カルエルに対して何故冷たい目を向けているのか?今後明らかになってくると思いますので、是非楽しみにしていてください。また、次回予告では毎回語っているので、こちらも楽しみにしていただきたいですね」とコメント。

そして、その他登場する、クラスメイトを始めとしたキャラクターたちの紹介。
悠木さんは「(早見沙織さん演じる)シャロンは包容力がたまらないんです!(立花慎之介さん演じる)ベンジャミンに対する態度など、本当にたまらないですね」と絶賛。一方の男性陣は「(浜添伸也さん演じる)ミツオですね。しゃべり方がたまらないです! それと(丹沢晃之さん演じる)ウォルフガングも寡黙なキャラなのですが、語尾が『ごわす』だったり、一言で持っていったり、おいしいキャラクターですね(笑)」と語った。

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続いて「大空へ叫ぼう」コーナー。キャスト陣が一人ひとりステージの中央に立ち、
普段は言えないような自分の中のルールを客席に向けて叫んでもらう、というもの。
ファンには事前に「青空」と「曇り空」を表したクリアファイルが配られており、共感できた場合は「青空」の面を、できなかった場合は「曇り空」の面を向けてもらう。

悠木さんの「隙間が開いていると、つい閉めたくなってしまう」、竹達さんの「手に取ったものは、まず匂いをかいでみる」など、変わった癖も暴露(笑)。

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最後に、この日は「出航式」ということで、作中でカルエルたちが飛行訓練の際に身につけるフライトジャケットを着用して登場。花江さんは「実際に軍隊などで使用している服を作っているメーカーさんが制作したということで、とてもしっかりした作りでカッコいいです」、悠木さんは「とても温かい作りになっています」と感想を語った。

最後は、ギネスにも登録されている、滞空時間の長い紙飛行機をステージ端から端まで飛ばすことに。

なお、本作のOPテーマは悠木さんと竹達さんによるユニット・petit miladyが担当。その主題歌「azurite」について、悠木さんは「カッコよさの中にも疾走感があり、今まで私たちが歌ったことのないタイプの曲です」、
竹達さんは「meg rockさんに作詞を担当していただいたのですが、今回は実際に原作を読まれたそうです。ご覧になっていただけましたら『こんなシーンあるある』と分かっていただける内容になっています」と紹介した。

最後に、ファンに向けて一言ずつ贈られた。

石川さん:アフレコ現場でもこんな感じで毎回楽しくやらせていただいています。

竹達さん:今回『とある飛空士への恋歌』の初めてのイベントだったのですが、メインキャストのみんなと一緒にできて良かったです。

悠木さん:物語の中では色々なことが起こっていきますが、みんなで楽しくアフレコを録ってきたことは変わらない、という気持ちでやっていきたいと思います。主題歌を歌った気持ちも演技に生かしていますので、曲ともども楽しんでいただけますと幸いです。

花江さん:僕自身、すごく思い入れの深い作品ですので、カルエルと向き合っていい作品にしていこうと思っています。応援よろしくお願いいたします!

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<Text・Photo/ダンディ佐伯>

●TVアニメ公式サイト
http://koiuta.tv/