キャストとクリエイターが多次元プロジェクトを語る! 『ノブナガ・ザ・フール』先行試写会

By saeki, 2013年12月30日


2014年1月より放送開始予定のTVアニメ『ノブナガ・ザ・フール』の先行試写会が2013年12月8日(日)、東京・NEW PIER HALLで行われた。

当日はオダ・ノブナガ役の宮野真守さん、アケチ・ミツヒデ役の櫻井孝宏さん、トヨトミ・ヒデヨシ役の梶 裕貴さん、イチヒメ役の茅原実里さんが登壇。上映前にトークショーを行った。
なお、試写会の前には舞台も行われ、その時の衣裳で登壇したということで、その興奮が収まりきらない様子の4人。

宮野さんは「多次元プロジェクトということで、どんな舞台になるかワクワクしていましたが、実際に演じてみたら、本当に楽しかったです。
僕の声、櫻井さんの声、梶くんの声、茅原さんの声で動いてくれる役者さんがいて、どれだけシンクロできるかチャレンジでしたが、アドレナリンが出るくらいに達成感がありました」
と舞台についての感想を語った。

続いては、登壇者が司会者からの質問に答えていった。

―今回演じたキャラクターの紹介をお願いします。

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宮野:ノブナガがもしロボットに乗ったら……? という物語です。とても斬新で、こんなにカリスマ性があり、快活で豪気な人物を演じられて楽しかったです。

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櫻井:皆さんの中にあるそれぞれの人物像を損なわずに、大きく膨らませて、やりたいことを詰め込んだ感じです。それくらい面白い作品だと思います。

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:舞台ではアニメの前にノブナガとヒデヨシの出会いのシーンが描かれていました。最初はノブナガにかみつくようなキャラクターだったのですが、意気投合してからは彼に忠実に従うようになりました。
劇中でも「サル」と呼ばれていますので、いつか草履を温めるシーンが出てくるのか? 楽しみです。

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茅原:イチヒメは「東の星」で一番の美女と言われています。聡明で賢くて、とても強い女性です。
ノブナガは大うつけと呼ばれていますが、彼女だけはノブナガの理解者です。妹というよりはお姉さんみたいな立ち位置です。

―作中に登場するロボットを見た印象は?

宮野:すごいクオリティだと思いました。それぞれのキャラクターに合った、特色のあるロボットが出てくると思うので、アクションシーンは必見だと思います。

―ファンの皆さんに一言お願いします。

茅原:新しいことに挑戦しているプロジェクトに参加させてもらってうれしいです。舞台もアニメもすごくワクワクする展開をしていくと思いますので、ぜひ応援してください。

:アフレコ時よりも、映像描写のクオリティがとても高くて驚きました。4月に舞台をまたやりますので、そちらにもぜひ来てください。

櫻井:本日は、多次元プロジェクトという壮大なプロジェクトが産声を上げた日だと思います。アニメの物語の続きが次の舞台で演じられたり、その逆もあったり、といった展開になるかも知れません。
瞬きせずに楽しんでください!

宮野:この作品に参加して、楽しいことしかないです。アニメも毎週の収録が楽しいですし、楽しいメンバーが集まってますし(笑)。ノブナガを演じるのが人生で初めてで、これまで感じたことがない気持ちが沸き上がっています。エネルギーに満ち溢れたプロジェクトだと思います。これからどんどん展開していく『ノブナガ・ザ・フール』を楽しみにしてください!

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第1話先行上映の後は原作・シリーズ構成・メインメカデザインを務める河森正治氏が登壇し、トークショーが行われた。

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―多次元プロジェクトは、今後どのように展開していくご予定ですか?

河森:既存の枠を超えて色々なことをやっていきたいですね。

―改めて第1話をご覧になっていかがでした?

河森:もちろん制作の途中経過は見ていたのですが、こうして皆さんと一緒に完成1話を観れて嬉しかったです。スタッフの皆がすごく気合の入った画づくり、音づくりをしてくれていて素晴らしい仕上がりになったと思います。
キャラクターの生き様がカッコよくて、エーイチ(佐藤監督の愛称)節がさく裂していて、カオスの中から新しいものが始まる予感がします。

―今回「時代物」という題材を選んだ理由は?

河森:小説で読むことが多く、もともと「時代物」は好きでした。色々な史実があり、多くのメディアで信長が語られていますが、“信長”をそのまま描くのではなく、志し半ばで死んでいった彼がこの世界で生きたらどうなのか?という設定だとのびのび描けるんじゃないかと思いました。

―今作では西洋の要素も入れていますが、その経緯は?

河森:オリジナルの舞台といっても、これまでにない物を作らないと、結局埋もれてしまうなって思いながら制作しました。そんな時に「信長とジャンヌ・ダルクが出会ったらどうなるんだろう?とひらめいて。
もし2人が出会ったならロボットを作るのはダヴィンチだろうな」、とどんどんアイデアがわいてきました。

――戦国時代を背景に選択した狙いはどの辺りにあるのでしょうか。

河森:これだけ情報化社会になってくると、敵がどれだけ残虐だといっても、コミュニケーションをすれば解決できるんじゃないかという話になってしまうんです。なので、戦国時代という人と人がぶつかり合った時代設定を借りる事にしました。あの時代は一人一人の個性がすごく立っていた時代だと思います。
今の政治家にはこれほどまで世界を動かせるような人はいないんじゃないでしょうか。「愛」とは一言でいっても、少し見方が変われば憎しみにも変わるもの、というのをダイレクトに伝えるにはこの時代設定なのかなと思います。

―歴史的背景も入ってくる?

河森:実際に起こった歴史の史実をデフォルメさせてもらっているような感じですね。作中に「西の星」と「東の星」があるように、スタッフもロマン・トマをはじめとしたフランス人スタッフも参加し、こちらも「西と東」で分かれて作っています。

―ロボットはこれまでの河森さんが手がけてきたものとは少し雰囲気が違います。

河森:今回はダヴィンチが作ったということで、なるべく人間に近い形のものにしようと。人間の骨格を調べていた、というところを強調しようと思って考えました。ロボットを操縦するのではなく、自分が鎧を着て動いているような、生身の延長線上のようなイメージなんです。
キャラクター原案を誰に依頼しようと思ったところで、カズキヨネさんにお願いしましたが、大正解でした。ノブナガの絵が上がってきた時にグッと世界観が深まった感じですね。

―最後に一言お願いいたします。

河森:これから登場人物も増えて、世界もどんどん広がっていきます。舞台のほうも、4月にまた公演を予定していますので、そちらもお楽しみに。これからも皆さんがあっと驚く、観たこともないものを作っていきたいと思います。応援よろしくお願いします!

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<Text/ダンディ佐伯>

●ノブナガ・ザ・フール 公式サイト
http://the-fool-project.jp/
●アニメ公式サイト
http://www.nobunaga.tv/