小松未可子、下田麻美、佐藤竜雄監督が登壇! 劇場版の公開情報が大発表!! 「『モーレツ宇宙海賊』大納会2013」

By saeki, 2013年12月22日


劇場版の公開がが発表されている『モーレツ宇宙海賊』の最新情報2013年12月20日(金)、東京、新宿バルト9にて行われた。佐藤竜雄監督の作品である『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness』(以下、劇場版『ナデシコ』)上映後、佐藤監督のほか、『モーレツ宇宙海賊』でヒロイン・加藤茉莉香役の声優・小松未可子さんが登壇。トークショーが行われた。

最初は、『ナデシコ』ファンにはおなじみの、作中内コーナー『なぜなになでしこ in バルト9』として劇場版『ナデシコ』に関する話題でトークは進行。ちなみに劇場版の公開時、小松さんは10歳だったとか。

ここからは質疑応答形式でコメントを紹介していく。

―劇場版『ナデシコ』での意気込みは?

佐藤監督:私が関わった劇場作品の中で初めてのメカ物だったということで、ピンチをチャンスに変えていくように、頑張りました。テレビの延長ではありますが、キングレコードの大月俊倫氏と色々と話し合って、物語の方向性を考えていきました。

―制作時のエピソードを教えて下さい。

佐藤監督:ある年末に、作中に出てきた主人公、テンカワ・アキトの愛機「ブラックサレナ」の作画をしていました。正月もスタジオに入っていたので、スタッフさんから食べ物の差し入れをいただいたのですが、そのことを何日か忘れてまして……。数日後に食べたらとても酸っぱくなってました(苦笑)。

小松さん:ちなみに私は、当時(10歳のころ)は百人一首を使って坊主めくりをしていましたね(笑)。

―本日、こうしてスクリーンで久々にご覧になっていかがですか?

佐藤監督:作品自体はリマスターの時に嫌というほど観てましたので(笑)。その時は、動画での色使いをどの程度残そうかなどと考えたりしていました。でも、やっぱり大きいスクリーンで見るといいですね。

―テレビシリーズではミスマル・ユリカがヒロインでしたが、劇場版でホシノ・ルリにヒロインを変えた理由は?

佐藤監督:劇場版はテレビシリーズのキャラクターたちの再結集が山場になると思いまして。出来上がった映像を桑島(法子)に観てもらったら「泣けた」と言ってました。色々な意味で泣けたと思います(笑)。

そんなミスマル・ユリカ役の桑島さんからビデオメッセージが。
「ユリカのセリフが少なくなっていたのがちょっとショックでしたが(苦笑)、日本のアニメ史に残る傑作だったと思います。本作に携われたことは本当に誇りです。また佐藤監督と再会できる日を楽しみにしています」とコメントした。

その中で、小松さんに対しては「監督の作品には色々な伏線がめぐらされています。小松さんにとって、今回の劇場版は代表作になるんじゃないかと思います」とコメントが送られた。

それを受けて小松さんも「心強いメッセージをいただきました!」と喜びのコメント。
そんな中で、佐藤監督から「桑島とはそろそろ一緒に仕事をする頃合いかな、と思っています」と意味深な発言も。

ここで劇場版『モーレツ宇宙海賊』の予告PV第2弾がスクリーンで初公開。同時に、2014年2月22日(土)から劇場公開されることも発表された。

映像を観た感想として、小松さんは「アフレコは終わっていますが、あのキャラはそうなっているんだ、というのが分かりました」とコメント。これに対して佐藤監督は「アフレコ時は線画だったからね」と笑って切り返した。

また、劇場版からの新キャラクター・無限彼方について、佐藤監督は「彼は小説『宝島』でいうところのジム・ホーキンズ少年ですね。茉莉香はシルバー船長です」と表現。このコメントでピンと来た人もいるかも!? ともあれ公開が楽しみだ。

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そして、ここで彼方役の下田麻美さんが登場。

下田さんは「自分でもやりたい役でしたし、受かった時は素直に嬉しかったです。と同時に『モーレツ宇宙海賊』は、既にキャスト・スタッフの皆さんの中で輪ができているので、その中に飛び込むプレッシャーがありました」と告白。

茉莉香について、小松さんについて、そして佐藤監督についての印象を聞かれた下田さんは「茉莉香は芯がブレないで、みんなを引っ張っていく技量が備わっている子だと思います。未可子ちゃんは笑顔が特徴的で優しくて、一緒にいる人を安心させるオーラがある子だと思いました。監督の印象は……筋肉がすごくて鍛えてらっしゃる感じがしました(笑)」と彼女らしい(?)ウイットに富んだコメントをした。

佐藤監督は下田さんに対して、「下田さんはしっかりしているなあ、というのが第一印象ですね。最初からできあがっている場によく乗り込んできてくれた、と感銘を受けました」と褒め、小松さんは「下田さんとは共演するのが初めてだったのですが、ラジオで下ネタを話しているのを聞いて『これは話しやすいタイプの人だな』と思いました(笑)。アフレコ現場でも座っている場所が近くて、色々話しました」とアフレコ時のエピソードも語った。

テレビシリーズからパワーアップしている点について聞かれると、佐藤監督は「キャラクターの頭身が上がっている分、芝居が細かくなっています。弁天丸の質感をどのように出していくか? どのようにすれば見栄えが良く宇宙を飛べるか? 考えながら制作しました。また、彗星を飛ばしたり、テレビではやれなかったことも挑戦しています。
副監督の中山勝一氏とは古い付き合いで、これまでの蓄積がかなりありますので、やりやすかったです」と話した。

楽曲についてOPテーマはTVアニメに引き続き、ももいろクローバーZ、テーマソングにangela Presents/中川翔子の「キラキラ-go-round」。こちらは「angela」が曲作りを担当した。佐藤監督いわく「angelaとは10年の付き合いもありますし、『宇宙』と言えばangelaかな、と」とのこと。

さらにイメージソングは小松さんが担当。こちらもangelaがプロデュースしたということで、「ご自身で歌う方が作る曲は、歌っていて気持ちいい旋律になっています。宇宙が舞台ということで、部屋を真っ暗にして、宇宙を感じながら歌いました。歌詞は見づらかったですが(笑)」とレコーディング時のエピソードを語った。

なお、今回は「亜空間」という言葉がキーワードになっている。
佐藤監督は「宇宙船がワープする際に使う『亜空間』だけが『亜空間』じゃない、ということです。その航路に関して利権が絡みつつ……と、戦闘シーンだけでなく、政治的なところも描いています」とのことだ。

最後に、ファンに向けてメッセージが送られた。

下田さん「彼方の配役は、この場で初めて発表ということで緊張していましたが、あたたかく迎え入れていただいて嬉しかったです。現代作品なのに『古き良き作品』、という雰囲気がただよっています。彼は非常に重要な役回りということで、頑張って演じます!」

小松さん「ちょうど1年前に、ここで初めて劇場版の公開決定が発表されたのですが、どうなるんだろうと思っているうちに公開日が近づいてきて、ドキドキしています。劇中さながらの緊迫感、チームワークが反映されている作品だと思いますし、爽快感もあります。冒険心がくすぐられるような作品になっていると思います。新しい佐藤竜雄ワールドに乞うご期待です!」

佐藤監督「では最後に『ナデシコ』の話を。劇場版『ナデシコ』はまたどこかで劇場公開をやってみたいと思っています。これだけの人に来てもらうと、色々と考えなくてはいけないな、と思いました。その時はまた足をお運びください!」

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<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【映画概要】
『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』
2014年2月22日(土) 新宿バルト9、ほかにて全国ロードショー

<オープニングテーマ>
「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」ももいろクローバーZ

<テーマソング>
「キラキラ-go-round」angela Presents/中川翔子

<イメージソング>
「Sail away」小松未可子

●劇場版公式サイト
http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/gekijo/