作品の魅力をさらに増幅! 『八犬伝―東方八犬異聞―』イベント「おいでませ!古那屋 in パシフィコ横浜」昼の部レポート

By, 2013年12月2日



9月に放送が終了したTVアニメ『八犬伝―東方八犬異聞―』のメインキャストが集合したイベント「おいでませ!古那屋 in パシフィコ横浜」が、2013年11月16日(土)、神奈川・パシフィコ横浜にて開催された。
キャスト陣によるトークやゲームコーナー、朗読劇のほか、BGM・オープニング・エンディングを担当したアーティストによるライブも行われ、『八犬伝―東方八犬異聞―』の魅力に満ちたイベントとなった。

登壇したのは柿原徹也(犬塚信乃役)、日野聡(犬川荘介役)、前野智昭(犬飼現八役)、寺島拓篤(犬田小文吾役)、三宅淳一(犬阪毛野役)、代永翼(犬江仁)、神谷浩史(里見莉芳役)、浪川大輔(尾崎要役)、明坂聡美(観月あやね役)、岡本信彦(村雨役)、高垣彩陽(浜路役)、進藤尚美(九重役)らキャスト陣、さらにライブゲストとして黒石ひとみ、飛蘭、Ceui。

 

キャラクターのイラストと共にカウントダウンがスクリーンに表示され、イベントはアニメ同様、飛蘭の歌うオープニング曲「God FATE」でイベントがスタート。
まずはキャスト全員が本イベントへかける意気込みをそれぞれの玉に込めてきたと、漢字一字を記したボールを取り出す。「喜」「愛」「楽」などイベントへの思いが書かれたそのボールは、キャストそれぞれが、客席へと投げ込んだりバズーカ砲を使ってファンへと届け、受け取ったファンにサプライズプレゼントとなった。

続いて行われたトークコーナーでは全26話、2クールに渡って放送された作品について、キャストに感想が尋ねられた。オーディション期間から含めると1年以上本作に関わってきたというキャスト陣はやはり感慨もひとしおのようで、それぞれが熱い思いを語る中、今年6月2日に東京・日比谷公会堂で行われた「おいでませ!古那屋 in 日比谷公会堂」にも参加していた高垣からは、「ネタバレできないのが辛かった!」と、放送終了後だからこその感想が飛び出していた。

そんなトークの後には、公式サイトで募ったファンアンケートをもとにした人気投票「恋人にしたいキャラ」「マスコットキャラNo.1」、そして「ベスト感動シーン」の結果発表が行われた。
マスコットキャラナンバーワンの座は、ステージ中央のスクリーンにもその姿を見せていたメグ。惜しくも2位だった村雨と2キャラで圧倒的な得票だったとのことで、「喋り方が好き」との意見が挙げられていた村雨を演じた岡本からも笑顔が零れていた。
一方、恋人にしたいキャラでも感動シーンでも上位3位に関わる事のなかった、主役の信乃を演じる柿原からは悔しそうな言葉が零れ、そんな柿原の様子に会場からはあたたかな笑いが起きていた。

さらに、浪川率いる赤チームと神谷率いる青チームに分かれてのゲームコーナーも行われた。チームリーダーが口の動きのみでメンバーたちに言葉を伝える「八犬 以心伝心」、八犬伝にかけ八間(約14.5m)先にある的に玉を当てる「八間玉投げ」が行われた。
必死に言葉を伝えるリーダー2人の姿、そして距離の遠さになかなか玉をボードに当てられないキャスト陣と、どちらも爆笑のゲームコーナーとなった。勝敗の決定は「どちらのチームが、よりチームワークがよかったか」を会場のファンが決めるということで、入場時に配られたシートで表示。会場は青が多かったということで、神谷率いる青チームが勝利し、黒豚マンを手に入れた。

イベントではほかにも、津田健次郎演じる犬村大角、三木眞一郎演じる犬山道節からのコメントや、8話で雪姫が歌う挿入歌「雪のひとひら」を黒石ひとみが、2期エンディングテーマの「奏愛カレンデュラ」をCeuiが、そして2期オープニングの「wonder fang」を飛蘭が披露。さらにアニメのワンシーンを織り交ぜての朗読劇も行われたイベント、ラストは主演の柿原による一本締めで締め括られ、大きな拍手に包まれて幕を下ろした。

 

<Text/内田 希>

●作品公式サイト
http://hakken-den.com/