アーティスト・声優など、マルチな活躍を見せる南里侑香が2年ぶりにのシングルをリリースする。タイトルチューンの「BLOODY HOLIC」は、現在放送中のTVアニメ『ブラッドラッド』のED主題歌。切ないメロディラインの中にも力強さを感じさせるポップナンバーに仕上がっている。
発売を直前に控えた南里さんにお話をお伺いしてきました!
―約2年ぶりのシングルとなりましたが、今の心境をお聞かせください。
南里侑香さん(以下、南里):久しぶりにアニメのED主題歌を歌わせていただくということで嬉しかったですね。
昨年はライブもたくさんやらせていただきましたし、2年ぶりのシングル、ということもインタビュアーさんに言われて初めて気がついたくらい、充実した毎日を送らせていただいています。
―久々にレコーディングをしてみていかがでしたか?
南里:キャラソンなどを収録したりしていたので、レコーディング自体はそんなに久しぶりというわけではなかったのですが、『ブラッドラッド』のイメージが曲に反映されていますので、そこは新鮮にレコーディングできました。
―『ブラッドラッド』では主人公のスタズの妹である、リズ役としてもご活躍されていますが、改めて紹介いただけますか?
南里:彼女はお面をたくさん持っていて、スタズとはしばらく離れていたこともあって、彼とは距離を感じるところがあるのですが、段々と打ち解けていく、その変化の様子に注目していただければ、と思います。
―リズとご自身で似ているところはありますか?
南里:そうですね……ちょっとウジウジしているところでしょうか(笑)? 兄のために色々と考えながら生きてきた、というところには親近感が沸きますね。
―演じてみていかがでした?
南里:本作のようなコメディタッチとシリアスな部分が混ざった作品に出演するのはあまりないので、うまく演じられるかどうか心配ではありましたが、やってみたらとても面白かったです。
―アフレコ現場の様子はいかがですか?
南里:私はだいたいいつも、(豆次郎役の)斎藤千和さんの横に座っています。、リズは第4話から登場したので、途中から現場に参加するのはすごく緊張しましたが、ブラッズ役の木村良平さんがいつも面白い話をしてくださるので、ワイワイ楽しくやらせていただいてます。
―ではそろそろシングルのお話をさせていただきたいと思います。表題曲の「BLOODY HOLIC」はED主題歌として使われていますが、OPらしい曲調でもありますね。
南里:最初に曲を聴いた時、駆け抜けていくスピード感がすごく印象的で。最初に聴いた次の日にずっとメロディが頭の中を回っていました。
―主題歌らしい、キャッチーな曲調ですよね。
南里:最初はスタズのことを歌った、男性的な曲なのかな、と思いましたが、意外や意外、「わたしもオンナノコだもん」など、ちょっと恥ずかしくなるような女の子らしい歌詞によって、カッコいいメロディとうまく中和されているといいますか。そのギャップがとても楽しかったです。
―特に印象に残っているフレーズはありますか?
南里:全体的に女の子に共感していただけるような歌詞だと思います。男性ライターさんからは「女の子はみんなこんなことを考えてるの?」と聞かれるのですが、私の中では納得して歌えました。
最初は(野水伊織さん演じる)ヒロインの冬実ちゃんのことを歌っているのかと思いましたが、(ブリドカット セーラ 恵美さん演じる)ハイドラちゃんでもリズでも合うのではないかと思いますし、一般的な心情だと思いますね。
―南里さん自身の、そういう引き出しからも引っ張ってきて歌われた、と。
南里:そうですね。また、作詞された唐沢美帆さんの歌詞はカッコいいイメージがあったので、驚いたのですが、唐沢さんの素の表情が見える歌詞だと思いました。
―そして、カップリングの「snow wind」ですが、こちらは昨年10月のライブで披露されたとのことですが、皆さんの反応はいかがでした?
南里:明るい感じの曲ではないので、皆さん真剣に聴いてくださっていました。
―作曲をされたのは、あのレベッカの土橋安騎夫さんですが、どのような経緯で制作に加わられたのですか?
南里:プロデューサーの野崎圭一さんからのアイデアで実現しました。とても貴重な経験をさせていただいたと思います。
曲を聴いた時に、あのメロディ、あのタッチに懐かしさを感じました。
今回は作詞を担当させていただいたのですが、曲を聴くだけで情景が浮かんできたので、順調にできあがりました。
―8月に発売されるCDに、冬を舞台にした曲が入るというのは珍しいのでは?
南里:そうですね。私自身もツッコミを入れてしまいました(笑)。曲自体は秋口に作られたので「もしCDに入ることにことになったら1年後の冬の時期なのかな」、と漠然と思っていましたので……。
―逆にこの時期だからこそ、涼しさを感じられていいかも知れませんね。
南里:そうですね。聴いていると、スーッと涼しさを感じられると思いますので、夏の暑い日にもおススメです!
―ちなみに曲の中で、ご自身の中で会心の詞はありますか?
南里:自画自賛になってしまいますが(笑)、2番の「ふたつの影 長くのびてゆき 手と手がふと つながってみえた」という部分がお気に入りですね。こういう瞬間を感じたことのある人は少なからずいるのではないかと思いまして。
ほんのり切ない、懐かしいメロディを聴いて、思い出に浸ってもらいたいな、と思いながら作詞しました。
―ちなみにこちら、1番の「ひとつの影 追いかけてみても~」という歌詞と韻を踏んでいますね。
南里:ちょうど歌詞を考えていた時に「韻を踏むと面白いよ」という話をスタッフさんたちから聞きましたので、盛り込んでみようかと思いました。
―ジャケットにも女の子らしさが存分に出てますね。
南里:「BLOODY HOLIC」は派手めな曲ですし、ジャケットも作りこもうと思ったらいくらでも作りこめそうだったのですが、歌詞の持っている意味合いはすごくシンプルだったのでジャケットもシンプルにしよう、ということになりました。
身につけている「くすり指の赤いリボン」も、歌詞とリンクしています。
―ジャケットの南里さんは、切なさと微笑が混じったような、なんとも言えない表情をされていますね。
南里:気持ちでたとえると、悲しいわけではなく「切ないんだけど光はあるよ」という、そんなイメージですね。その気持ちを感じていただければ、と思います。
―ジャケットの作り自体にも特徴があるとのことですが?
南里:そうなんです。ブックレットを取り出してもらって、伸ばしてもらうと、私の縦長の写真が出てくるんです! 赤いリボンが白い衣装にとても映えていると思いますので、こちらも注目してください。
―ご自身の活動としましては、今後もライブが目白押しです。まずはCDが発売されてから2日後にZepp Tokyoで行われる「AJFネオジェネレーション2013」に出演されます。
南里:「夏はフェス!」という感じで、毎年こういうイベントに出演する時はとてもワクワクします。今回はちょうど『ブラッドラッド』も放送中ですし、そのオンエア中に歌えるのはとても嬉しいですね。他の出演アーティストたちとコラボできるのも、とても楽しみです。
―そして、8月25日(日)には「アニメロサマーライブ」に出演されます。
南里:出演させていただく時は緊張して我を忘れてしまいがちなのですが(苦笑)、皆さんと同じ想いを共有できるのは楽しいですね。
今年は3日間ありますので、いつにも増してたくさんのアーティストさんが出演されますし、私自身もアーティストさんや皆さんからパワーをもらって頑張りたいと思います!
―では最後に、ファンの皆さんに一言お願いします。
南里:曲とジャケットがとても合っていると思いますので、そちらに注目していただきたです。そして、今後ライブなどで長く歌っていく曲になると思いますので、私のライブにも是非遊びに来てください。
そして、2ndアルバムの制作も始めています。夏は半分過ぎちゃいましたけど、夏を楽しみながらアルバムを作って行きたいと思っていますので、こちらも期待してください!
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
【CD概要】
TVアニメ「ブラッドラッド」エンディングテーマ
「BLOODY HOLIC」
2013年8月7日(水)発売
品番:VTCL-35156
税込¥1,155
【収録内容】
01.BLOODY HOLIC 作詞:唐沢美帆 作曲:加藤裕介 編曲:尾澤拓実
02.snow wind 作詞:南里侑香 作曲・編曲:土橋安騎夫
03.BLOODY HOLIC ~without vocal
04.snow wind ~without vocal
●南里侑香 公式サイト
http://www.jvcmusic.co.jp/nanri-yuuka/
●南里侑香オフィシャルブログ「ゆうかcome home★」
http://ameblo.jp/nanri-yuuka/
【プレゼント】
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