期待のオリジナルトレーディングカードゲームが登場!『ラスト クロニクル』発表会

By, 2013年5月21日



ホビージャパンが放つ、新たなトレーディングカードゲームが完成!『ラスト クロニクル』が2013年9月14日(土)に発売される。
『ラスト クロニクル』は「手ごたえを感じるゲーム性と、複雑すぎないルール」をモットーに、間口の広いトレーディングカードゲームを目指しており、日本の製作形態としては非常にまれである、ALL自社開発を行っている。
このたび製作発表会が都内で行われ、多くの関係者、記者の前でゲームの概要が公開された。


株式会社ホビージャパン 松下大介社長「わが社は『マジック・ザ・ギャザリング』を日本に導入しましたが、それ以来トレーディングカードゲームに携わってきました。
2年前には『マジック・ザ・ギャザリング』で培ったノウハウにより『FF-TCG』を開発しました。
そして今回満を持して『完全オリジナル自社開発のトレーディングカードゲーム』として発表する運びとなりました。

『ラスト クロニクル』には多くの特長があり、まずは「ゲーム性」です。
トレーディングカードゲームを遊びつくした、携わってきた社員が持てるものを結集してゲーム設計をしております。あらゆるトレーディングカードゲームの長所、短所を研究し、自信を持ってお送りできると自負しております。

次に「ユーザーへのバックアップ」です。イベントの開催など、本ゲームを飽きずに末長く遊んでいただけるようなノウハウを十二分に生かして行けると思います。

最後に、弊社の持つ出版、ネット、キャラクタービジネスのノウハウでキャラクタービジネスとしての展開もできます。こちらでも皆さんのご期待に沿えるものになっていると思います」


ゲーム開発課 一戸健史氏「『マジック・ザ・ギャザリング』が導入されたばかりの時代は、まだトレーディングカードゲーム自体が新鮮なものだと認識されていると思いますが、何らかの形でトレーディングカードゲームに触れたことがある中高生などへのアプローチの仕方が大事だと思います。
一つの作品を社内のみで開発するという体制はトレーディングカードゲーム業界の中では珍しいと思いますので、そこを強みとしていきたいと思います。
また、絵柄に関しても、「美麗」ということは今や大前提だと思っておりますので、玄人の方にも納得していただけるように努力してまいります。

また、実物のカードを無料配布することにより、敷居の低い遊ぶきっかけとなれば、と思っております。
また、皆さんに継続して楽しんでいただくべく、オンライン版のサービスを2013年9月に開始予定です。
リアルカードとまったく同じ仕様で遊べ、寝る前のちょっとした時間や、近くにユーザーがいない人向けに楽しんでいただける内容となっております。

その他プロモーション展開として、自社雑誌の『カードゲーマー』への手厚い記事の掲載やスターターデッキ・プロモーションカードを付属したり、さらに攻略本を発売する予定です。
さらにブースターパック発売前(スターターデッキ配布は6月中旬)から発売後にかけて、全国約200店舗にて、開発メンバーによるティーチングイベント(ゲームの遊び方講座)を開催予定です」

  
▲カードのイラストの一部を紹介。

なお、ブースターパック第2弾は2013年11月29日(金)に発売予定。第3弾は2014年の2月末発売予定で、年4回のリリースとなる予定だ。
店舗イベントに関しては、スターターパック使用の「発売前プレ大会」ほか、「プレリリース大会」も開催予定。詳しくは公式サイトをチェックしよう。

【ゲーム概要】

「ラスト クロニクル」ブースターパック第1弾
発売:2013年9月14日(土)

価格:294円(税込)
カード枚数:9枚入

 
▲白輝の聖王国・グランドール/水と神秘の国・蒼のイースラ

 
▲紫雲の天園・ゼフィロン/黒の魔王国・バストリア


▲暁の大地・ガイラント

☆第一弾の舞台となる世界「アトランティカ」。そこで覇を競っている5つの勢力を紹介。

★白輝の聖王国・グランドール

――下界ですら、祈りで奇跡を呼ぶことができます。
ましてや、魂の世界・ヴァルハラで信じることの
意味を疑うものがおりましょうか――

アトランティカの南の穀倉地帯から興った、天母神ヴェスを信仰する聖王国。兵種は神に仕える僧侶、白魔法系魔術師や騎士団など。組織戦に強い一方で純血主義的なところがあり、人間が軍事の中心。人間以外になると、美しい姿を持つ神族や有翼人、聖獣などが軍事力の要となる。僧侶たちと白魔術団、騎士団は、厳格な戒律と固い統率による強力さ、苛烈なまでの信仰心で有名。王都の石壁にダイヤモンドに似た“白輝石(シルヴァライト)”を散りばめた大城壁と、ヴェス信仰の中心となる大神殿はよく知られている。

主な兵種…騎士&聖騎士、エルフ、白魔術師、僧侶、聖獣、神族

「グランドール、我が魂の故郷、我らが聖都。白き壁は秩序と潔癖、はためく軍旗は騎士たちの勇壮の証……おお、なんと美しいことか」~聖王国中期の詩篇より~

★水と神秘の国・蒼のイースラ

――傷を包みこみ、癒すものは?
いかなる炎、鋼の刃をも受け流すものは?
堅き岩をうがち、城をも一息に飲むものは?
それすなわち、すべて水の理なり――

水の力をつかさどるエン・ハを神聖視する神秘の勢力。巨大な島とそれを取り巻く無数の群島が中心だが、その勢力圏は海にも広がっており、その支配域には、滅びた古代文明の遺跡が沈んでいる。軍事力の中心は人間と旧文明の遺産から発達した機械技術・神秘の技。また沿岸には海上を棲み家とする飛竜や魚人、巨大な海棲生物などの姿も。知力や理性を重視する文化で、航海術と商業に秀でているが、島内で独自の文化を発達させている小国家なども存在する。水の精霊力を秘めたソウルストーン・「サファイア」風の“ミスラム”が特産。

主な兵種…海兵、隊商系、ヘルネブ(ウサギ人)海龍、人魚などの海棲生物、サムライなど東洋神秘系。理法士(人工の超能力者)

「はは、グランドールの方は湖の小魚にも似て、ものを知られぬ! 
波の上にも下にも、都はございますよ」~イースラの商人の物言い~

★紫雲の天園・ゼフィロン

――“まるで嵐のよう”だと? 違うな。
ゼフィロンの進撃が引き連れてくるのは、
嵐と雷雲そのものだ――

大陸一の高山地帯とふもとの平原・砂漠を支配する国家。風や嵐、雷を操り武器とする魔法兵団などを擁している。高山と無数の柱に支えられた空中都市を政治・軍事の中枢としており、動力に飛竜と飛行魔法を用いた空軍船など、独自の兵力・軍事形態を有する。風と雷の神・シグニィを世界の始祖として信仰する宗教団も有力。無数の塔の内部の魔法工廠では、日々嵐の精霊力を持つソウルストーン・「アメジスト」にも似た“紫雲石(ユーカリス)”が練成されている。

主な兵種…スワント(有翼人)、飛竜、ミノタウロス、天候系魔法の使い手、弓兵など

「敵陣の上に紫の雲だと? ……新参、すぐに身支度しろ。 え? ずらかるんだよ、ゼフィロンの雷使いどもが来る前にな!」 ~歴戦の兵士の心得~

★黒の魔王国・バストリア

――神が慈悲をくれぬなら、この手で奪いとればよい。
そも、神とは何か? それはすなわち、真の覇道を成した
ものの、新たなる名に過ぎぬのだから――

 世界の果ての奈落に一番近い、北方の不毛の山岳地帯から興った勢力。この一帯は古くから罪人の流刑地とされており、豊かな地力や神の恵みに見放された場所で、厳しい気候のため、苛烈な実力主義が社会の枠組みの中心となっている。戦闘的で荒々しく神に頼らぬ気風から、信仰が篤い勢力からは異端・蛮族扱いされることも多いが、黒魔術研究と軍事面にかけてはアトランティカ大陸一とも言われる。土地がやせている一方、黒色のソウルストーンで「オニキス」に似た“ダークマテル”の鉱脈を多数有する。また、尚武の気風も手伝って、手先が器用な職人たちを多く輩出。武器や鎧の加工にも秀でている。

主な兵種…傭兵、バーサーカー、機械兵器系を扱う特殊兵種、オークなどの魔族、アンデッド、魔法生物、邪神の末裔など

「ああ……まるで、まるで闇が押し寄せてくるようだ!」~バストリアの進軍風景~
「バストリアの都を夜に出歩くのは、不眠症の死体だけだ」~グランドールの噂話~

★暁の大地・ガイラント

――その歩みは時の流れそのもの、力は原初の混沌そのもの。生きた神話、世界自身が牙をむく時、小さきものたちに
抗うすべがあろうか――

ヴァルハラで一番古いとされる、遺跡・山岳地帯を擁する悠久の地を基盤とする勢力。山吹の巨人ガイラが始祖とされる。軍事的には神族のなれの果てである巨人、また竜族やドラゴノイドなど大型種が中心だがその絶対数が少なく、この地方の人族の王や小領主と利害で結びついて一大勢力となっている。溜め込んだ古代の財宝や神秘の知識を報酬に雇われている傭兵や魔術師・妖精族、また、古代の遺産である遺跡の守護者などを戦いに使役することもある。遺跡や火山、鉱山跡などから見つかる地の力を秘めた「トパーズ」似のソウルストーン“アンクア”が特産。

主な兵種…龍族、ドラゴノイド、巨人、ノーム、呪術師&ドルイド、遺跡のゴーレムその他古代魔法技術系

「老練な英雄は不屈の覚悟で聖剣を構えたが、ガイラントの王の眼には幼子が縫い針で遊んでいるように見えた」~英雄と古き王の物語~

「ガイラントの険しい山道では、ときどき旅人が狼を食い殺すことがある」~山の人狼の小話~

【「ラスト クロニクル」の世界】
「ラスト クロニクル」の舞台となるのは、現実世界の上位にある魂の宇宙「ヴァルハラ」。かつて、このヴァルハラには、「万物の始祖、始まりと終わりのザイン」が作り上げた創世の書「クロノグリフ」が存在していました。そこには過去から未来にいたるまで、この世界のあらゆる事柄が書き記されていたのです。ですが、この書にはただひとつ、欠けているものがありました。それは最終章の最後のページをはじめ、世界の歴史内のいくつかのページが空白となっていたことです。

そのことはクロノグリフの力を不安定にさせました。そしてどういう気まぐれかザインがこの宇宙を去ったとき、世界の時の流れを分裂させ、その力を受け継ぐもの……「ザインの使徒」が、複数現れることになってしまいました。プレイヤーは「ザインの使徒」たる亜神たちの一人として、これも時の分岐によって現れた平行世界の一つ「アトランティカ」に降り立ちます。

そこに勃興している勢力は、グランドール、ガイラント、ゼフィロン、バストリア、イースラの5つ。彼らはみな、クロノグリフの中でも空白の部分が多く、結末も記されていない「アトランティカの章」に存在を記されているものたちで、己の存亡を賭け、互いに覇を競っています。
プレイヤーは彼らの力を結集し、ザインの作ったクロノグリフの力をめぐる争いに勝利しなければなりません。そして、己とその眷属が紡ぐ歴史を、「アトランティカの章」の空白のページに書き記すのです。

●ラスト クロニクル公式サイト
http://www.last-chronicle.jp/

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