「アニメコンテンツエキスポ(ACE)2013」が2013年3月30日(土)~31日(日)、千葉・幕張メッセで開催された。今回は、初日のWHITEステージで開催されたTVアニメ『ムシブギョー』ステージイベントをレポート!
『ムシブギョー』は、福田宏氏が週刊少年サンデーで連載中の原作コミックをTVアニメ化。江戸に出没する「蟲」と戦う蟲奉行所を舞台に、剣士月島仁兵衛と蟲奉行所の面々の戦いの物語が描かれる。放送は4月8日よりテレビ東京ほかでスタート。
今回のイベントには、お春役の明坂聡美さん、火鉢役の大久保瑠美さん、無涯役の寺島拓篤さん、恋川春菊役の江口拓也さん、一乃谷天間役の芹澤優さん(i☆Ris)、松ノ原小鳥役の宮野真守さん、長福丸役の福山潤さん、蟲奉行役の潘めぐみさんが登場。司会の大橋隆昌さんと共にトークを行なった。
エンディングテーマ「イチズ」を担当するi☆Risから声優に挑戦した芹澤さんはi☆Risのステージ衣装で登場すると、「天間君は生意気な感じですが、本当は優しくて頑張り屋さんな男の子です。みんながどんどんかっこよくなるのが見どころです」とコメント。
少し緊張した様子の言葉に宮野さんからは「初々しい!」の声が。藩さんは「蟲奉行は人より長く生きている仙人のような人ですが、月島に出会うことで人としての感情や表情が広がっていきます。キャラクターたちが月島に影響されて変化していくのが見どころだと思います」と見どころを紹介。
大久保さんと明坂さんからは番組の“えっちぃ要素”のアピールがあり、「火鉢は忍者です。爆弾を使う忍者で、すごく気が強くて可愛い女の子で、愛して演じてます。ムシブギョーはえっちぃシーンも多いので楽しみにしてください(笑)(大久保)」「お春は春夏秋冬というお団子屋さんの娘で、仁兵衛さまに助けられてからはお慕いしています。火鉢と同じでえっちぃシーンがあって、胸が桃のようと形容されます。よく揺れます(明坂)」。
「えっちぃ」という単語が出るたびに横で男性陣がリアクションをする中、福山さんがコメントでも「長福丸はまだ出番がないので収録はまだなんですが、お色気シーンを実際に見るのが楽しみです!」と食いついて会場を笑わせていた。
宮野さんは「蟲奉行所というところが江戸の町を守っていて、小鳥はそこを監督している与力です。自分としてもこんな大人の立ち位置で参加するのは新鮮なので、楽しく参加させて頂いてます」、江口さんは「恋川春菊はダイナミックな役で、低めの声でやらせてもらってます。斬撃のスペシャリストです」とそれぞれに自己紹介。
トリを務めた寺島さんは「無涯さんは髪の毛でバランスを取って歩いているのが強さの秘密です」とボケると、「謎めいたキャラクターなので、気になる人は原作を読んでください」と語っていた。
月島仁兵衛役のKENNさんは欠席だったが、ここで本人からのビデオメッセージが。カメラに近づいておどけてみせたKENNさんは、「皆さん盛り上がってますか? 会場に行けなくてすいません! 今別のイベントに出ております。自分が演じさせて頂いてる月島仁兵衛は実直でポジティブで、本当に真面目な少年です。正直者はバカを見ない、心をスカッとさせてくれる作品です!」と熱いコメント。
出演者からは「(KENNさんに)現場を引っ張る熱意があるので楽しくやってます!(寺島)」「毎週一緒にご飯食べに行ってるよね(宮野)」と、KENNさんのリーダーシップとスタジオの和気あいあいさが伝わるコメントも出ていた。
ここでステージに、スペシャルゲストとして、エンディングテーマを担当するi☆Risが登場。ミニライブで息の合ったダンスを見せながら「イチズ」を披露した。
代表して芹澤さんが、「今披露した「イチズ」はi☆Risのセカンドシングルとして発売されるので、よろしくお願いします!」とコメント。ガガガSPが歌うオープニングテーマ「友よ」と、i☆Risが歌うエンディングテーマ「イチズ」、そしてお春(CV:明坂聡美)と火鉢(CV:大久保瑠美)が歌うキャラクターソング第一弾、計4枚が5月22日に一挙リリースされるとのことだ。
締めのコメントでは、キャストからは収録段階で出来上がっている絵のクオリティの高さや、現場の空気の良さを語る声が上がった。本番中はふざけてムードメーカーだった宮野さんだが、最後は「『ムシブギョー』はとても気持ちのいい作品で、熱血少年漫画です。見ていて素直に応援したくなるし、仁兵衛と一緒に熱い熱い想いを共有できる作品です。爽快感のある作品なので楽しみにしてください!」と熱く締めくくっていたのだった。
▲関連ブースでは、長さ11m、幅9.5m、高さ3.6m、推定体重17トンの超巨大蟲が出現!
<Text/中里キリ・Photo/中里キリ/ダンディ佐伯/谷嵜 隆>
●アニメ『ムシブギョー』公式サイト
http://mushibugyo.jp/