―収録の感想をお願い致します。
鳥海浩輔さん(以下、鳥海):アフレコは1人で、全30話分を一度に録りました。ボリュームが非常にありましたので、その点では大変でした。1人で2時間以上喋り続けました。笑
ただ、逆に一気に録る方が流れはつかみやすいので、1話ずつ録るよりはやりやすかったかなと思います。
―Beeマンガのアフレコということで通常のアニメとのアフレコの違いや工夫された点などはありましたか?
鳥海:台本ではなくマンガを読みながらアフレコしました。“こういう流れの中でこういう顔をしていて”という、完成した絵そのものを見ながらアフレコできたので、やりやすかったです。マンガに描いてある絵の通りにやりました。
―アキのキャラクターの印象はいかがですか?
鳥海:アキは、非常に繊細で、すぐ壊れてしまいそうな印象のキャラクターです。成熟していない大人という感じで、周りの人の支えで成り立っている人ですよね。自分本位なところもありますが、そこが魅力でもあり欠点でもあると思います。
クリエイターの人がみんなそうなのかは分からないですけど、いわゆる天才っていうやつなんでしょうね。思考が忙しいし、難しい人だなという気がします。
―アキが現実にいたとしたら、鳥海さんは友達になれると思いますか?
鳥海:なれないと思います(笑)。
音楽の部分の才能はすごいですけど、人間関係の部分は非常に未熟なので。年下として付き合うんだったら付き合えるのかもしれないけど、対等な立場の友達としてとなると、難しい人かもしれないなという気がします。
―ストーリーの見所は?
鳥海:これからのアキとリコの2人の関係性です。
どういった恋愛をしていくのかを楽しみにして欲しいです。他にも、リコ自身がどう成長していくのか、瞬、心也、マリ、高樹さんなど、取り巻く人たちの人間関係の変化も見所です。
―アキ以外で気になるキャラクターは?
鳥海:瞬です。
友達としてもバンドメンバーとしてもアキを守ろうとしているし、瞬がいなくなったらアキはどうなってしまうのかなと思うほど、アキを支えているキャラクターです。意外とキーマンなんじゃないかな。
瞬は自身家な部分も見せていますけど、実は裏ですごいギターの練習をしていたり、悔し涙を流したり、情熱を持っている人なので非常に気になります。
―本作のタイトルは、「カノジョは嘘を愛しすぎてる」ですが、嘘にまつわるエピソードを教えてください。
鳥海:この業界の大先輩で、遅刻の理由に絶対面白い嘘を言う人がいます(笑)。
人柄もあるんでしょうけど、面白い嘘なら許されるんだと勉強になります。「それ完全に嘘ですよね」っていいたくなりますが、素敵な嘘だと思います。
―読者へのメッセージをお願いします。
鳥海:原作ファンの方もそうでない方も、一度ご覧になって頂けると嬉しいなと思います。
マンガに声と音が入るとこういう感じになるんだっていうのを楽しんでもらえればいいかなと思いますので、原作ともども応援して頂ければいいなと思います。
【番組概要】
Beeマンガ「カノジョは嘘を愛しすぎてる」
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