GRANRODEOのKISHOWがゲストに登場!! WEBラジオ『にはラジ』公開録音イベント

By, 2013年3月18日



好評のうちに放送が終了したアニメ『コード:ブレイカー』のWEBラジオ『ラジオ コード:ブレイカー 目には目を、歯には歯を、ラジオにはラジオを!?』(通称・にはラジ)の公開録音が2013年3月9日(土)、東京・科学技術館大ホールで行われた。


公開録音に先立ち、まずはトークイベントから。
番組パーソナリティの大神 零役・岡本信彦さん、刻(トキ)役の鈴村健一さんが登場し、作品の中で印象に残ったシーンを紹介した。
岡本さんが選んだのは第7話「桜、光の中に」の「(日笠陽子さん演じる)桜小路桜が、敵の攻撃から大神たちをかばうシーン」。
岡本さんは「何でも全力で突っ込んでいく桜のことが段々好きになりました」とコメント。
鈴村さんも「このシーンは衝撃を受けました」と激しく同意したご様子。


そして鈴村さんが選んだのは、最終話「神と咲く花」より「大神たちと(三木眞一郎さん演じる)人見との戦闘シーン」。
「本作は、人見のドラマでもあると思うんですよね。最後にあのような形で幕を下ろすのは、その象徴だと思います。人見の立場からすれば、あれは『正義』だったゆえの行動だと思います」とコメント。

その他に岡本さんは「決めセリフを英語で言うシーンがうまくできるかちょっと心配しました(苦笑)」とエピソードを語った。


続いては作品を彩った楽曲の話、ということで、GRANRODEOのKISHOWさんが登場。
OPテーマ「DARK SHAME」について語っていただくことに。
BD・DVDの第1巻完全生産限定版についてくる、PVのメイキング映像を見ながらトークを展開。
「髪の毛がはねすぎている」、「ズボンの丈が短い」と、自らの衣装に突っ込みを入れるKISHOWさん(笑)。
「作曲、アレンジはギターのe-ZUKAさんが担当しています。彼いわく『常に新しいことを求められていて、NGが出ることもあり、大変みたいです」とのこと。
楽曲作りの話では、鈴村さんは「監督さんから案が出て、それに自分からカスタムする感じです。打ち合わせが大好きで1から作っていくのが好きです」と語り、対してKISHOWさんは「僕は大嫌いです(笑)」と対照的なスタンスであることが判明(笑)。

さらに岡本さんから「歌詞を書くときに取り入れたものは?」との質問には、KISHOWさんは「『コード:ブレイカー』は世を忍ぶ存在ということで『を意味する「DARK」と『恥じらい』などの意味を持つ「SHAME」をタイトルにしました」と解説した。

鈴村さんが歌うEDテーマ「シロイカラス」については、PV未使用シーンを見ながら「出来は素晴らしかったのですが、ライブハウスというテーマに統一しようと思い、せっかく撮りましたがカットしました。
ライブシーンに出演いただいたエキストラさんは自分のことを知りませんでしたが、合間に『声優です』と紹介したら、その後の撮影のテンションがすごく上がって(笑)」と撮影時のエピソードを披露した。

また、ジャケット撮影の際のエピソードに関しては「全身白と黒の服を両方着て、それをあえてアナログな撮り方で合成しました。調整が難しかったですが、誰も気づかないくらい精巧なジャケットになりました(笑)」と成功談を語った。


ここからは、集まったファンからの、作品に関する質問に答えいく。
「大神の炎で焼いてほしい恥ずかしい出来事は?」
岡本さんは「フリーマーケットで買った勾玉に神秘的な力があると思い、ずっと身につけてました」、
鈴村さんは「買い物をしていたら、奥さんと間違えて知らない人に声をかけてしまいました」、
KISHOWさんは「一時期ノーパンの頃があり、衣装を替える時に履いていないことに気づきました。それ以来履くようにしています(笑)」と回答。

「岡本さんへ質問です。最近ハマっているスイーツを教えてください」との質問には、スベり気味の回答をしてしまうも、先輩ふたりの力も借りて(?)コンビニスイーツの話題に。これには岡本さんも感謝しきり。

ここでなんと原作者の上条明峰先生からメールが!「異能をもてるとしたら、どんな変わった力が欲しいですか?」という質問が出され、KISHOWさんは「瞬間移動」。「飛行機なんて絶叫マシンです(苦笑)」と飛行機嫌いを強調。
鈴村さんは「どれほど食べてもお腹いっぱいにならない能力」。
「お店で食べたいものがたくさんあり、あきらめることがないようにしたい」とのこと。これには岡本さんとKISHOWさんも納得のご様子。

岡本さんは「小学生のころ『風よ起これ!』と叫んだ瞬間に風が巻き起こったことがあったので、自分には風を巻き起こす能力があると思っていました」という中二病的なエピソードをカミングアウトした(笑)。

続いて入江泰浩監督から、こんな質問メールが。
「声優の皆さんが持つ『声』という能力がコードエンド(能力がなくなり、死んでしまう)を迎えてしまった場合、誰に何と言って最期を迎えたいですか?」
これに対し、岡本さんは「社長のところへ行って、感謝の気持ちを述べたあとに『声以外の仕事はないですか?』と言います」とリアル(?)な答えでふたりから突っ込みを受けていた。


ここからは公開録音がスタート。
まずは、ラジオ配信時にはあまり紹介できていなかったということで一挙に紹介する「ふつおた」コーナー。
そして、パーソナリティのふたりが恐怖する「アナタの周りの桜小路桜」コーナーがスタート。
これは、世の中のあらゆる現象にネーミングをつける、というもの。
番組ではスタッフが判定していたが、今回は客席が判定することに。

お題は「昔のことを思い出していたら、ふと開けちゃいけない記憶の箱を開けてしまい、『あッ……あああああ』となる現象は?」という難題。
ハイテンションで勝負にいった鈴村さん、KISHOWさんに対し、岡本さんは見事にオチを決め、ふたりから絶賛された。


お次は、特別企画「ポエムでブレイカ~」。お題に沿って作ったポエムを披露し、集まったファンに判定してもらう、というもの。
鈴村さんのテーマは「目には目を、刃には刃を」。どこにでもいるごく普通の男「田中くん」とその彼女の日常を淡々と語った「ニューウェーブポエム」を披露した。

KISHOWさんのテーマは「悪」。「悪」という言葉を「花」や「世界」「愛」などに例えるという、心に響く詩となった。

最後は岡本さん。テーマは「珍種」。岡本さんのみに当てられたスポットライトの下、見事な「ポエムらしいポエム」を披露した岡本さんが一番の拍手を浴びた。

最後はポストカード、入江監督のイラスト入りサイン色紙、3人のサイン入り番宣ポスターなどがあたるプレゼント抽選会が行われ、盛況のうちにイベントは終了した。。

なお、こちらの公開録音の模様はアニメBD・DVD第7巻に特典CDとして収録される予定となっている。

<Text/ダンディ佐伯>

●アニメ公式サイト
http://www.code-breaker.jp/