豪華キャスト陣が作品を振り返る! 『めだかボックス プレミアムステージ』

By, 2013年3月15日



先日好評のうちに放送終了したアニメ『めだかボックス』のイベントが2013年3月3日(日)、東京科学技術館大ホールで行われた。
このイベントは12年9月に行われる予定だったが、荒天の影響で延期され、この日改めて行われることになった。
この日は上峰書子役・儀武ゆう子が司会のもと、黒神めだか役・豊崎愛生さん、人吉善吉役・小野友樹さん、喜界島もがな役・茅野愛衣さん、不知火半袖役・加藤英美里さんに加え、元々出演予定のなかった阿久根高貴役・浪川大輔さんが加わり、賑々しく行われた。


まずは栗林みな実さんのミニライブからスタート。
黒いドレスで登場した栗林さん。第1期OPテーマ「HAPPY CRAZY BOX」を熱唱し、場内は拍手に包まれた。

 
続いてキャスト陣が登場し、キャスト陣がお気に入りのシーンを選ぶ「『めだかボックス アブノーマル』を振り返ろう」コーナーがスタート。
小野さんが選んだ場面は、善吉が第10話で洗脳されためだかを説き伏せ、抱きしめたシーン。

加藤さんが選んだのは、第1話での伊瀬茉莉也さん演じる)雲仙冥加とめだかのバトルシーン。「数字を言いながらバトルするシーンが印象的でした」とのこと。
豊崎さんは「めだかは攻撃を受けている側だったので、伊瀬さんの方が大変だったと思いました」とアフレコ時の思い出を振り返っていた。

茅野さんは第9話での、もがなと(阿澄佳奈さん演じる)行橋未造との戦い。大きな声を張り上げての攻撃だったので「今日はもう声がどうなってもいい、と思いながら演じました」と、こちらもアフレコ時のエピソードを披露した。

浪川さんは第6話で(沢城みゆき演じる)名瀬夭歌のパンツが見えるシーン。「全部で4つほど候補を出しましたが、一番求めていたのがこのシーンです(笑)。間の取り方も印象に残りました」とコメントしたが、女性陣からは厳しい視線が(笑)。

ちなみに儀武さんは、「十三組の十三人(サーティン・パーティ)」の中の一人にも関わらず、(緒方恵美さん演じる)球磨川 禊の登場により、めだかたちと戦うシーンがなかったことに少々不満のよう(笑)。

豊崎さんは第11話での都城 王土とのバトル後の「許す!」のシーン。「気合を入れて芝居をしていたシーンで、アブノーマルになってバトルが増えていたが、第1期のめだかちゃんの「らしさ」がとても出ていたシーンだと思いました」とコメントした。

ここで王土役の勝沼さんより会場に向けてビデオメッセージが。
真面目に語る勝沼さんだったが、浪川さんから「マジシャンっぽい手振り」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。

そして王土がスクリーンに登場。キャスト陣に挑戦状が叩きつけられた。題して「十三組の十三人」からの挑戦状!!」。
彼らから出される難題にチャレンジしてもらい、間違ってしまうと「二流生徒会」、「三流生徒会」になり、記念撮影する際に座るもののランクが下がっていく(ソファ→パイプ椅子→ゴザ)というルール。

まずは「古賀いたみからの挑戦状」。
ルールは「天才」や「目安箱」といった作品に関連した言葉を制限時間の2分以内に1人1つずつ辞書で単語を詞べろ!」というもの。
みな必死で調べるも、残念ながらタイムアップ。


続いては「名瀬からの挑戦状」。
これは、文字で出題された生物の絵を、全員で力を合わせて完成させる、というもの。制限時間は一人10秒。
最初のお題は「トウキョウトガリネズミ」。アンカーを務める豊崎さんは大好き、ということだが、完成してみると実物とは全く違うものに……。

続いて「ホシバナモグラ」。こちらは奇跡的に(?)正解!

最後は「ガラパゴスバットフィッシュ」。茅野さんにより「バット(こうもり)」と「バッド(悪い)」のダブルミーニングをつけられるなど、ネタに走る面々。残念ながらクリアならず……。

続いて「高千穂仕種からの挑戦状」。4種類の市販されているプリンを、高い順番に並び替えるという「利きプリン」にチャレンジしてもらうことに。
「これ食べたことがある!」と言いながら、実はあまり食べたことのないプリンだったことが判明するなど、恥ずかしい姿をさらすことになってしまい、見事に失敗……(笑)。

最後は行橋未造の挑戦。
「ここから出されるお題に対して5人全員同じ回答にしろ!」という意思疎通を試す試練に挑戦。
ここは豊崎さんに合わせることに。「淡水魚といえば?」という問いに「めだか」で一致。幸先の良いスタートだったが、続く「春といえば?」という問題では浪川さんが「入学」と書いてしまい失敗。
「3月3日といえば?」という問題では「ひなまつり」という答えが揃った……と思いきや、またも浪川さんが「女の子の日」と書いてしまい、結局三流生徒会としてゴザの上で写真撮影する羽目に……。
戦いを終え、どこか安心感を漂わせながらにこやかに撮影に応じるキャストが印象的だった。

続いて再び栗林さんが登場し「BELIEVE」を熱唱。
曲について聞かれると「バトルシーンが多くなるということで、カッコイイ歌詞を書きました」、
こだわった点は「いつも以上にカッコよく聞こえるようにがんばりました」とのことだ。


さらに、ここでEDテーマ「守護心PARADOX」を歌う美郷あきさんが白いドレス姿で登場。「待ちに待ったイベントなので、とてもうれしいです。本作では、第5話のめだかちゃんと善吉くんの絆に感動しました」と語り、その力強い歌声を披露した。
最後は西尾維新先生と原作者からのメッセージが読まれ、佐伯昭志監督から登壇者に向けて花束が贈られた。

最後に登壇者から来場者に向けて一言ずつ送られた。

栗林さん「主題歌を歌うということは、その作品を背負うということだと思います。これからも大事に歌っていきます」

美郷さん「素晴らしい作品に出会えて光栄です。これからの展開もTVアニメで是非観たいです!」

浪川さん「いつの日か今日の企画のリベンジをしたいと思います(笑)」

茅野さん「あっという間のイベントで、思い出に残ることがたくさんありました。これで終わってしまうと思うと寂しいですが、またいつかこのメンバーに会いたいです!」

加藤さん「濃密な時間を過ごせたイベントでした。原作は続いていますし、アニメから『めだかボックス』に入った方は、原作も是非楽しんで欲しいです!」

小野さん「仕切り直しになってしまったにもかかわらず、これだけ多くの方に来ていただいて嬉しいです。みんなの『めだかボックス』愛の力はすごいと思います。
実は緒方恵美さんから預かったメッセージがありまして『第3期が観たい!』と力強く伝えてくれとのことでした。またいつか会えることを祈って!」

豊崎さん「オーディションを受けた時は、まさか受かるとは思っていませんでした。スタッフも原作者の先生も大好きですし、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。これからも応援よろしくお願いします!」

佐伯監督「今回のイベントが、今後の展開につながっていけばいいと思います」

最後に、客席をバックに記念写真を撮影し、拍手の中でイベントは終了した。

<Text/ダンディ佐伯>

●TVアニメ公式サイト
http://medakabox.jp/