第6弾がついに完成! イベント上映『『機動戦士ガンダムUC』episode 6「宇宙と地球と」』初日舞台挨拶レポート

By, 2013年3月7日



☆古橋一浩監督、福井晴敏氏、内山昂輝さん、藤村歩さん、浪川大輔さん、柿原徹也さんが想いを語る!

2013年3月2日(土)、東京・新宿ピカデリーにて、『機動戦士ガンダムUC』episode 6「宇宙と地球と」の劇場イベント上映がスタートし、初日舞台挨拶が行われた。

この日は、浪川大輔さん(リディ・マーセナス役)が司会を務め、古橋一浩監督、福井晴敏氏(ストーリー)、内山昂輝さん(主人公・バナージ・リンクス役)、藤村歩さん(ミネバ・ザビ役)、柿原徹也さん(アンジェロ・ザウパー役)が登壇。制作裏話や、作品への想いを語ってくれた。
また、来年上映予定の最終話『episode 7 』についても、意気込みを語ってくれていたぞ。
以下にスタッフやキャスト達のコメントを紹介しよう!

●スタッフ&キャストコメントを大公開!

【内山昂輝さん(バナージ・リンクス役)コメント】
「(ミネバとフロンタルの演説合戦により)収録中の大半は、藤村(歩)さんと池田(秀一)さんを見てましたね(笑)。今回、最後に、リディが出てきたのを観てたら、あっ(シリーズも)終わるんだなって思いました。“男と見込んだ”とか言ってた2人が、まさかこんなことになるとは。
(次回、最終話となる)『episode 7』はですね、やっぱり、『UC』が(自分が)10代の時から始まって、次で終わるわけですけども、『UC』をきっかけとして、色んな作品に参加させていただきました。これまで培ってきたもの全て投入して、有終の美を飾れたらなと思います。
と同時に、毎回、収録のたびに、過去作全部見直すんですけども、それによって、10代の頃を思い出して、バナージ・リンクスを思い出して、またepisode 7 を頑張りたいと思います。最後まで見届けてください」

【藤村歩さん(ミネバ・ザビ役)コメント】
「今回はいっぱい喋りましたね。ミネバはやっぱり、普段中々感情を表に出さないので、フロンタルとのシーンは、感情的に盛り上がるシーンでもあったんですね。
そこは、感情を出すのに色んなアプローチの指示があって、何度も録り直したシーンなんですね。ただでさえたくさん喋っているのに、色んな試みをしてすごく大変でした(笑)。
バナージとミネバ、若い人たちは人間の可能性を信じて、がんばっていて、でも上手くいかないこともあって、色んな葛藤の中にいると思うんです。
その、簡単に答えが出ないところを、どのように決着がつくのか、見守って頂きたいと思います」

【柿原徹也さん(アンジェロ・ザウパー役)コメント】
「『episode 4、5』とアンジェロの声の出番が無かったので、『episode 6』で久しぶりに出撃させてもらえるってことで、僕も台本の読み方とかでも、アンジェロを活躍させたいっていう想いが強かったですね。どうやって彼の魅力を引き出そうかっていうので、頭がいっぱいでした。
スタッフの皆さんはすぐに『episode 7』の制作に取りかかっているということで、我々も休まず、『UC』を完結に向かわせていきたいと思います。これからも応援のほど、よろしくお願いいたします」

【浪川大輔さん(リディ・マーセナス役)コメント】
「今回やらせてもらったリディはまるで別人みたいになってましたけども(笑)。僕は、未だにミネバの“あなたのことは忘れない”っていう台詞はまぶたを閉じると思い出しますよ。もう既に次が気になるところです。
『UC』という作品は、画もそうですけど、台詞も作りこんであり、観るたびに新しい発見ができると思います。
何度も何度も観ていただいて、皆さんで『ガンダムUC』を盛り上げていただければなと。リディも精一杯頑張らせていただきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします」

【古橋一浩監督コメント】
「今回、登場キャラクターの芝居が多いので、メカを少なくした分、早く出来上がるかなと思ったんですけども(笑)。『episode 7』 は、Aパートほぼバトルシーンですけども、原作だとトーナメント的に戦ってましたよね。流石にそこまでだとAパートで終わらないので、一番、最短距離でまとめる感じで、主役機以外は、1回戦で決着つくような感じになっています。
この作品は、これまでのキャリアの中で一番長い作品になったんですが、あと1年、身体を維持して、なんとか完走したいと思います。よろしくお願いいたします」

【福井晴敏氏(ストーリー)コメント】
「次の完結編の『episode 7』ですが、昨日、ようやく監督のコンテの最後のページが終わりました。全てはこれからというところですが、1時間越えは余裕ですね(笑)。
いつもだったら、Aパート、Bパートに分かれて作っているんですけども、今回は何故かCパートがあったんです。社内的には、“果たしてこれ、全部最後まで作れるの?”という意見が出るほど、すさまじい情報量のコンテになってますので、これが実現したらちょっとすごいかなという感じです。
『episode 7』は、集大成になると思います。MSのアクションシーンもそうですし、人間ドラマも……。
今回の『episode 6』 では、普通のアニメーションではやらないような演出のし方とか、声の入れ方をしてもらってですね、それがどれくらい、人の心を動かせるんだっていう、結構きわどい実験的なこともやっています。
それを踏まえた上で、きちんとお見せできるように頑張りたいと思います」

<Text・Photo/小俣 猛>

【上映情報】
『機動戦士ガンダムUC』episode 6「宇宙と地球と」
全国16館にて 2週間限定で上映中。

※詳細は公式サイトを参照。
http://www.gundam-unicorn.net/