今年も力作が勢ぞろい! 「アニメミライ2013」完成披露試写会開催

By, 2013年2月24日



若手アニメーターの育成事業の一環である「アニメミライ」。その2013年度の作品が2013年3月2日より全国の映画館などで公開される。
今回はコンゾ、トリガー、ZEXCS、マッドハウスの4社からそれぞれ「龍 -RYO-」「リトルウィッチアカデミア」「アルヴ・レズル」「デス・ビリヤード」が制作。
それぞれ特徴のある作品が出そろい、内容の濃い短編アニメとなっている。
2013年2月21日(木)に東京・新宿バルト9で行われた試写会には多くのファン、関係者が集まり、舞台挨拶も行われた。


文化庁の大木氏は「若い人が仕事をしながらステップアップしていく、いいものを作れるようになって『日本が創り出すものはレベルが高い』と思われるのが理想だと思いますし、支援するのはそのためだと思います。
制作にあたられた、若いアニメーターの皆さんにはそれを忘れないでいただきたいですし、メインストリームはこちらになると思いますが、それ以外に海外の人を含む色々な人たちに支えられて、『日本ブランド』として見られていると思いますので、日本のアニメーションの質を高める為に、どのように人材育成をしていければいいのかを考えていきたいです。
今後も皆さんからのご支援、ご協力をお願いしたいと思います」とコメント。


ジャニカの代表理事を務める井上俊之氏は「若手アニメーターの皆さんに教えを請っていただいた時、自分では分かっていると思っていたことが実は良く分かっていなかった、ということに気付くことがあります。それと同じことが、今回中堅の人たちにも起きたのではないかと思います。私としましては、そのこと自体に意義があったのだと考えております。
言葉にして伝えることを怠ってきたことが、若者が育たない一因になってしまっていると思いますので、『アニメミライ』が機運となってくれればいいと思っております。業界自体がシフトを変えていく、ということが大事だと思いますね」とコメントした。

 
大のアニメ好きで知られる「アニメミライ」広報大使の歌手・西川貴教さんは「僕が広報大使として関わらせていただくようになって2年目を迎えました。
日本には資源が乏しく、産業も元気がなくなってきているという現状、胸を張って発信できるものとしてアニメがあり、事業を担っているという重責も感じています。日本独自のものをとんどん生みだしていけるよう、これからも皆様のご協力をよろしくお願いいたします」とコメントし、場内から大きな拍手が上がっていた。

試写会の後は西川氏が再び登壇。司会のニッポン放送・吉田尚記アナウンサーと共に、ディープなトークに花を咲かせていた。

「アニメミライ」は2013年3月2日(土)より全国公開。公開劇場などの情報は公式サイトをチェックしてほしい。

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

●アニメミライ 公式サイト
http://animemirai.jp/
●公式ツイッター
https://twitter.com/AM_Pub