御巫桃也先生原作で、コミックスは累計販売100万部を突破する人気作品「カーニヴァル」のアニメ化が決定し、4月からの放送を前に、2013年2月10日(日)、東京・ニッショーホールにて初のイベントが開催された。
当日は无(ナイ)役の下野紘さん、花礫(ガレキ)役の神谷浩史さん、ツクモ役の遠藤綾さんの3名が登壇し、キャストトークのほか、第1話の先行上映、そしてゲストからのビデオレター上映にくわえ、webラジオ「カーニヴァルRadio」の公開録音が行われた。
キャスト陣が登壇して行われたトークコーナーでは、これまでドラマCDを7枚リリースしている本作についてキャスト陣から収録時の思い出などが語られ、さらにそこからアニメ化への期待や見どころが語られた。
ドラマCDでは叶わなかった美麗な絵が動くところが見所と語るキャストのコメントからはアニメ化への並々ならぬ意気込みが感じられた。
続いてはキャライラストを使っての人物相関図をもとに、各キャストが自身のキャラクターについて解説を行っていき、3人のキャラクター紹介が済んだところでアニメ本編第1譜「なないろ導花線」のサプライズ先行上映が行われ、予告なしでのスペシャル映像の上映に集まったファンは釘付けとなっていた。
そんな本編上映後にキャストに感想を尋ねると、下野さんからは「絵のほかに音楽も『カーニヴァル』らしい」との声が。袖でファンの反応も見ていたという神谷さんからは「動き一つ、キャラの表情一つが細かく入っていて、呼吸のアドリブも入れやすいです」とアニメーションの細かさにコメントが。
そして遠藤さんからはキャラクターたちの服装について「かっこいい、かわいい洋服がそのままアニメーションにも反映さえていて、細かな部分まで描き込まれていて原作ファンも嬉しいアニメになっています」と女性目線での感想が語られた。
続いては「『カーニヴァル』入團講座」が行われ、キャラクターを演じる際のポイントや、意識している点などが語られた。さらに宮野真守さん演じる與儀(ヨギ)や、小野大輔演じる平門(ヒラト)などが所属する「輪(サーカス)」の組織図も映し出され、3人から見た他キャラクターについての印象も語られた。
與儀役の宮野さん、そしてOPを担当するGRANRODEOのふたりからのビデオレターが公開され、さらにエンディングはKAmiYU(神谷浩史・入野自由)の二人が担当することがこの会場で発表となり、会場からは大歓声が起きていた。
ここで1月よりアニメイトTVにて放送されているwebラジオ「カーニヴァルRadio」の公開録音が行われた。ステージにはアシスタントとして「輪(サーカス)」の人気マスコットキャラクター・ニャンペローナの着ぐるみが登場し、「定期連絡」や「无のお耳は優れもの」のコーナーでの助手としてラジオのコーナーを盛り上げていた。
この公開録音の模様は3月1日(金)配信予定の「カーニヴァルRadio」Special Act.3にて公開予定なのでぜひチェックしてほしい。
キャスト陣のサイン入りポスターや、御巫先生等の直筆イラスト入りの色紙など、キャストも思わず「欲しい」と呟くほどの超豪華な賞品が当たるプレゼント抽選会が行われた後はキャストから一言ずつコメントがおくられ、4月からの放送を前に期待の膨らんだイベントは終幕となった。
<イベント終了後コメント>
无役・下野紘さん
今日はお越しいただきまして本当にありがとうございます。
沢山の方とお会いできて、「カーニヴァル」は本当に人気があって愛されている作品なんだな、ということを改めて実感しました。
アニメの放送は始まっていないですし、まだ色々と言えない情報などもありましたが、今回公開録音をした「カーニヴァルRadio」も含め、今後も様々な「カーニヴァル」の展開があると思いますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。
花礫役・神谷浩史さん
本日はありがとうございました。非常に楽しいイベントでした。
プレゼント抽選会では、原作者の御巫先生、菅沼監督、キャラクターデザインの川村さんより描きおろしのイラスト色紙が当選者にプレゼントされるという、かなり豪華な企画がありましたが、なかなかこんなに協力的なプレゼントが振舞われるのは珍しいと思うので、スタッフの皆さん達にとってもとても熱が入っている作品なんだなと感じました。
オンエアまであと2ヶ月ほどありますが、楽しみに待っていてください。
ツクモ役・遠藤綾さん
本当に楽しくて、あっという間の時間でした。
お客さん達が「カーニヴァル」のことを本当に良く知っていて、とても好きなんだという気持ちが伝わってきました。皆さんが楽しんでくださっているのが一緒に体感できて、私もすごく楽しかったです。
また機会があればもっと沢山のお客さん達と一緒に楽しめたらな、と思いました。ありがとうございました!
<Text/内田 希>
【放送情報】
TVアニメ「カーニヴァル」
ABC朝日放送:2013年4月3日(水)より毎週水曜26:48~深夜2:48~
TOKYO MX:4月7日(日)より毎週日曜22:30~
テレビ愛知:4月8日(月)より毎週月曜深夜1:35~
AT-X:4月9日(火)より毎週火曜23:00~
BS11:4月13日より毎週土曜23:00~
※放送日時は都合により変更になる可能性があります。
【スタッフ】
原作:御巫桃也(月刊コミック「ZERO-SUM」連載中/一迅社)
監督:菅沼栄治
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン・総作画監督:川村敏江
武器デザイン:さとう陽
ヴァルガ デザイン:安彦英二
美術監督:鈴木武志
色彩設計:中尾総子
撮影監督:髙橋賢司
音響監督:矢野さとし
音楽:浜口史郎、井内啓二
制作:マングローブ
製作:カーニヴァル製作委員会
【キャスト】
无(ナイ):下野 紘
花礫(ガレキ):神谷浩史
與儀(ヨギ):宮野真守
ツクモ:遠藤 綾
平門(ヒラト):小野大輔
朔(ツキタチ):遊佐浩二
喰(ジキ):中村悠一
燭(アカリ):平川大輔
キイチ:喜多村英梨
イヴァ:本名陽子
羊、兎:五十嵐裕美
エリシュカ:佐藤聡美
嘉禄(カロク):保志総一朗
黒白(ウロ):諏訪部順一
パルネド:広瀬正志
ミネ:小林沙苗
ほか
【主題歌】
オープニングテーマ『偏愛の輪舞曲』歌:GRANRODEO
エンディングテーマ『REASON』歌:KAmiYU
<イントロダクション>
原作はこれが初連載となる御巫桃也の「カーニヴァル」(月刊コミック ZERO-SUM/一迅社刊)。
自分の名前と“嘉禄”(カロク)のことしか知らない不思議な少年・无(ナイ)。 嘉禄のものであるという「輪」(サーカス)の腕輪を手掛かりに、嘉禄を捜していた无は、旅の途中で花礫(ガレキ)という少年に助けられる。
助けた対価として、その腕輪を要求する花礫と行動を共にするようになった无は、国家防衛機関である「輪」の メンバーと列車のハイジャック事件をきっかけに関わっていく。
人とのかかわりあいの中で、さまざまなことを学んでいく无。そして花礫にとっても、それはこれまで知らなかった世界が幕を開けるものとなる―。
●TVアニメ「カーニヴァル」公式サイト
http://karneval-anime.com/
(C)御巫桃也/一迅社・カーニヴァル製作委員会