音楽とトークに酔いしれた 『新世界より~From the Music, Film&Talk Session~』開催

By, 2013年2月18日



アニメ『新世界より』のスペシャルイベントが2013年1月30日(火)、中野サンプラザで行われた。

まずはオープニング曲の披露。ドラム、ギター、ヴァイオリン、キーボードといった楽器と杉並児童合唱団のコーラスのコントラストが場内を荘厳な雰囲気に包み込んだ。

 
そしてテレビ朝日の萩野志保子アナウンサーが司会のもと、トークパートがスタート。
渡辺早季役の種田梨沙さん、朝比奈 覚(12歳)役東條加那子さん、秋月真理亜役の花澤香菜さん、伊東 守(12歳)役の工藤晴香さん、青沼 瞬(12歳)役の藤堂真衣さん、朝比奈 覚(14歳・26歳)役の梶裕貴さん、伊東 守(14歳)役の高城元気さん、青沼 瞬(14歳)役の村瀬歩さん、そして石浜真史監督が登壇。
そしてスペシャルゲストの野狐丸(バケネズミ)役・浪川大輔さんと奇狼丸(バケネズミ)役・平田広明さんが登場。平田さんは和装姿で現れ、会場から大きな拍手が上がった。

これまでを振り返って、種田さんは「あっという間でした。ついこの間アフレコが始まったのでは? と思ってしまいます。駆け足で
ここまで来た印象ですね」
石浜監督は「こつこつとやってきまして、ようやく第3部まで持ってこられました。皆さんにもじっくりと観ていただきたいです」とそれぞれコメント。

「こだわった点については?」と聞かれると、監督は「こだわった点、というか登場人物の変化がすごく、演者さんの苦労がとても多いように感じています」と語った。

14歳を演じた3人は、
「メインキャストが全員揃ったのは今回が初めてで、とても楽しいです。『東條さんのほうが声がカッコいい』と言われたらどうしようと戦々恐々としつつ(笑)、悩みながらも楽しく演じられました」(梶さん)
「声の変化にも注目されるかと思いますが、自分としては各人物の中身をどのようにつなげるかがとても気になりました」(高城さん)
「第1話からアフレコを経験していまして、藤堂さんに似ていると言われていました。藤堂さんとは『瞬会』という、瞬に関する話の場を設けて、色々とディスカッションを行ってきました」
(村瀬さん)

女性陣は、
「12歳、14歳も難しいですが、26歳の早季は本当に難しかったです。26歳の早季は、声の変化よりも落ち着いた印象を強めることに気を付けました」(種田さん)
「リハーサルの時『もっと大人っぽく、母性が出るように!』と言われましたが、母性は意識して出るものではないのでは? と疑問に思ったり(苦笑)。守を想う気持ちを意識して演じました」(花澤さん)

バケネズミを演じた二人は、
「動物のキャラクターはいくつか演じましたが、バケネズミは初めてでしたし、楽しくやりました。自分の持っている引き出しをひっくり返して頑張りましたが、いっぱいいっぱいでしたね」(平田さん)
「最初はどのように演じていいのか分かりませんでしたが、スタッフやキャストの皆さんのおかげもあって演じることができるようになりました」と、実際に野狐丸を演じ、場内から拍手が上がった。

第3部では花澤さんがED主題歌「雪に咲く花」を担当。こちらのレコーディングついて、花澤さんは「難しかったです。この曲も種田さんの歌っているED主題歌「割れたリンゴ」同様に、とても気合を入れて作られた、ということがひしひしと伝わってきました」とコメントした。

「From the STAFFズラ!!」コーナーでは、とある番組スタッフ「M・I」さんが、現場で目撃したキャストの裏話を披露。「種田さんが藤堂さんにイベントで生足を出させるようにしている」「高城さんが梶さんがいないところで、『想定梶君』として、ものまねをしている」「登場さんが工藤さんのかわいさにやられている」など、次々に暴露していく。「M・I」さんの正体に気づいたキャスト陣の視線に、石浜監督はタジタジだった(笑)。


続く「スペシャル生アテレココーナー」では、キャスト陣が名シーンを再現。
第7話のキャンプシーン、第8話の瞬が教室で倒れる、14歳のメンバーが交わるほぼ最初で最後のシーン、第10話で早季と瞬が別れるシーンなどが演じられ、最後の瞬との別れのシーンでは、種田さんが「瞬~!!」と絶叫。すさまじい臨場感が伝わってきた。


平田さんと浪川さんが退場した後は再びライブパート。最後は青いドレスの種田さんが登場し、「割れたリンゴ」を披露。
歌い終わると「生の演奏の迫力がすごくて、私も負けないように、と思いながら歌いました。会場が一体になったのを感じました」
作中の音楽を担当した小森茂生は「作品が奥深いストーリーなので、実際に絵が付いたものを観て『これで良かった』と思いました。今日は皆さんに聴いていただけて嬉しいです」と、感謝の言葉を述べた。

最後は再び出演者が登場し、メッセージが送られた。

石浜監督「制作もあと少しです。皆さんの元気をたくさんいただけましたので頑張れそうです。今後に期待して下さい!」

村瀬さん「オーぢhションからずっと瞬を演じたいと思っていました。こうしてステージに立てて嬉しかったです!」

高城さん「早季と覚が素晴らしい未来を作ってくれると信じています。一視聴者として今後の展開を楽しみにしていきたいです」

梶さん「色々な角度から作品を感じられたイベントになりました。これからも力を入れて演じてさせて頂きたいと思いますので、最後までよろしくお願いします!」

藤堂さん「見どころが満載で、とても魅力的な作品に携わらせていただいてとても嬉しかったです」

工藤さん「『音楽がカッコいい』と、いつもスタッフさんと言ってましたが、まさか中野さんプラザで生演奏を聴くことができるなんで思いませんでした」

花澤さん「個人的には村瀬さんのアヒル口が印象に残ったイベントでした(笑)。アニメでは真理亜が回想で出てくるので嬉しいです」

東條さん「こんな素晴らしいキャスト陣と一緒にステージに立てるのは、これ以上ないご褒美です。私も皆さんと一緒に本作を応援していきます!」

種田さん「これから怒涛の展開が待っています。多くの方が頑張って制作していますので、皆さんも最後まで付いてきてください!

<Text/ダンディ佐伯>

●アニメ『新世界より』公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/shinsekaiyori/