2012年、ブロッコリーから発売されたトレーディングカードゲーム『Z/X(ゼクス)』。年が明けて、新たな展開を迎えたシリーズの発表会が2013年2月3日(日)、東京・秋葉原で行われた。
ブロッコリーの久保田プロデューサー、そして戦斗怜亜(せんと れいあ)役の上坂すみれさん、倉敷世羅(※くらしき せら)役・金元寿子さんが司会のもと、イベントは進行。
まずは『Z/X』のこれまでの歴史を振り返っていく。ブースターパックもコンスタントにリリースされ、ユーザーの応援により、300万パック突破を達成。会場から温かい拍手が上がった。
続いて、演じたキャラクターの紹介が行われ、金元さんは「私、岡山県の倉敷市出身ということもあり、同じ名前の世羅ちゃんを演じられて嬉しいです。9歳の女の子なのに恐竜を操る、という爽快感のある役を演じさせていただきました」
上坂さんは「まずは苗字に惹かれました(笑)。男の子の役は初めてでとても緊張しました。世羅ちゃんにおびえているところがかわいいのですが(笑)、ヒーローに憧れる男の子らしい一面もあって、楽しく演じさせていただいております」とそれぞれ語った。
アニメ化の企画も進行しており、こちらも楽しみだ。
直近ではブースターパック第4弾「黒騎神の強襲」が4月26日(金)に発売。豪華イラストレーターによるカードイラストも紹介され、歓声が上がった。さらに6月にはスターターデッキの第2弾が発売。モチーフとなるプレイヤーが「各務原あづみ」「青葉千歳」となることが公開された。
ここでゲストの登場。株式会社日本一ソフトウェアの代表取締役社長・新川宗平氏、株式会社集英社・Vジャンプ編集部の相川貴彦氏が登壇。
コンシューマー版の『ゼクス』の展開について、相川氏は「まだ詳しい内容は話せないですが、TCGとはまた違った、TVゲームならではの面白さが詰まった作品になると思います。2月中には何かしらの発表ができると思いますのでお楽しみに!」とコメント。そして、オープニングアニメも少しだけ公開された。
続いて「コミカライズにあたり、こだわった点は? また今後のストーリー展開は?」という質問に対し、相川氏は原作の土屋彼某先生といつも話しているのは、キャラクターにバックボーンがある、というところと、主人公が操る竜がどのように絡むか? という部分です。また、全国を回る、というところで、場所の移動方法をどのようにするかを色々と考えています。関東編が終わり、これから東北編が始まるので、今後の展開もお楽しみに!」とコメントした。
再び新川氏に「日本一ソフトウェアは今年で20周年ということで、何か今後の展開を考えていらっしゃいますか?」という質問には「7月に20周年を迎えるわが社ですが、第一弾として、PS3用ゲーム『神様と運命革命のパラドクス』を発売しました。『ゼクス』の方にも、これから力を入れていく予定です」
相川氏には「先日発売された『アクティベートガイド』の有用な使い道は?」という質問。
こちらには「第3弾までのカードがリスト化されていて、さらにおまけカードも付いてきます。デッキの構築に役立てていただきたいです!」と回答した。
ここで、イベント当日の2月3日に発売された『ゼクス』のテーマ曲「ゼクス~強いチカラ~」を歌うULTRA-PRISMの二人によるミニライブが開催! CDに付属したプロモーションカードと同じ衣装での登場に、ファンからも大きな歓声が上がった。
楽曲について、ヴォーカルの月宮さんは「プレイヤーの皆さんを励ます、応援歌をイメージして作りました」、「ゼクス アクティベート!」は、ゲーム中の掛け声である『ゼクス アクティベート!』と『イグニッション オーバードライブ!』を叫びたい! と思って作りました」と説明。
ギターの小池さんはギターをかきならし、『ゼクス』のカッコいい中二病的な世界観と疾走感をイメージしました」と語った。
続けてその2曲をサイリウムが輝く中で披露
した。
イベントの閉会式に続いて、金元さんと上坂さんが再びステージに登場。二人の演じたキャラクターのカードをサイン入りでプレゼントするジャンケン大会が行われ、最後まで大盛り上がりのままイベントは終了した。
最後に司会を務めた二人からメッセージが送られた。
金元さん:世羅のカードでも是非遊んでください。今日は本当に楽しかったです!
上坂さん:地方で行われるイベントにも機会があれば是非行ってみたいです。ありがとうございました!
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
●『Z/X(ゼクス)』公式サイト
http://www.zxtcg.com/
●イベント公式サイト
http://www.zxtcg.com/zxstream/stage