【プレゼントあり】インパクトあるメロディと詞の深さに注目! 『幕末義人伝 浪漫』OP主題歌「RanTiKi」を歌う雪乃 インタビュー

By, 2013年1月26日



現在好評放送中のTVアニメ『幕末義人伝 浪漫』OPテーマ「RanTiKi」が2月6日に発売される。
この曲を歌う実力派シンガー・雪乃は昨年コロムビアからメジャーデビュー。アニメ主題歌を担当するのは今回が初めての彼女。楽曲について、歌手人生について存分に語っていただいた。

―まずは自己紹介の意味も込めて、音楽に目覚めたきっかけを教えて下さい。

雪乃さん(以下、雪乃):小学1、2年の頃のとある日にラジオを聴いていたら、たまたまエアロスミスの曲が流れてきたんですね。その時「カッコいい!」と思いまして。それ以来、音楽が趣味になりました。ちなみに、初めておねだりしたクリスマスプレゼントはエリック・クラプトンのコンサートチケットです(笑)。

―その齢でエリック・クラプトンを知っている子はほとんどいなかったでしょうね。

雪乃:ええ。私が「エリック・クラプトンって知ってる?」と友達の子に聞いたら「何それ、新しいお菓子?」と言われてしまいました(笑)。
そのほか、両親がアース・ウィンド・アンド・ファイアーのファンだったりして。それが胎教となって私も洋楽が好きになったのかも知れません。

―では歌手を目指したきっかけはなんだったのですか?

雪乃:本格的に歌手を目指そうと思ったのはクリスティーナ・アギレラが出したアルバムを聴いて「こんなカッコいい女性シンガーがいるんだ!」と衝撃を受けました。
その頃から毎日色々なジャンルの曲を聴いたりして引き出しを作っていきました。中学3年生の終わりくらいにボイストレーニングを
始め、高校に上がって今の事務所にスカウトしていただいて。ラッキーでしたね。
昔から自立心も強くて、自分で貯めたお金を使ってボイトレに通ったりしていました。

―『幕末義人伝 浪漫』の主題歌を歌うと決まった時の率直な感想をお聞かせ下さい。

雪乃:まずは出演されている声優さんが出ているアニメの作品を観ておきたいと思いました。
私はそこまでアニメに詳しいわけではないのですが、それでもお名前を聞いたことのある方がすごく多くてびっくりしました。

―コロムビアからデビューして約1年になりますが、活動を振り返ってみていかがですか?

雪乃:デビューして、特に半年経ってからすごく忙しい時期がありまして。自分の心境の変化もあって、毎日がとても濃かったです。

―心境の変化というのは?

雪乃:20代に突入して「頑張ろう!」と気合が入ったというのもありますが、歌手としての自分のスタンスを探していたところ、ある日「自分が楽しく歌えばいいんだ」と考えるようになり、それからはライブで私も、ファンの皆さんも一緒になって楽しめるようになった感じがしますね。1日1日を意味を持って過ごせるようになりました。

―ブログも頻繁に更新されて、皆さんに近況を報告されていますね。

雪乃:ブログはですね……、私、結構面倒くさがり屋ですので「1度更新をストップしてしまうと、もう更新しなくなるんじゃないか?」と思いまして(笑)。日々のライフワークとして頑張って更新しています。
ファンの方とのふれあいも大事にしようと思っていて、ツイッターでもファンの方にリプライ(ツイートに対して返事をすること)をしたり、リプライ返しをしたりして楽しんでいます。

―では楽曲の話をさせていただきます。「RanTiKi」というタイトルの由来はなんでしょう?

雪乃:元々は「乱痴気騒ぎ」にしようか、という話もあったのですが、「RanTiKi」という、文字からもはっちゃけた感じが伝わってくるようなカッコいいタイトルになりました。

―実際に歌ってみていかがでしたか?

雪乃:最初にデモ音源を聴いた時、いきなりサビから始まる激しい曲で、しかも「この曲、本当に歌えるのかな?」と思いました(笑)。
歌詞を読むと女性の深い心境が歌われているので、気持ちに抑揚をつけて歌うことにより楽しい気持ちでレコーディングできました。
ただの激しい曲ではないですし、私の中でもすごく好きな曲になりました。

―ご自身が今まで歌ってきた曲の中では異色だったかと思いますが。

雪乃:そうですね、まさに「新境地」という感じでしたね。歌詞をみるとファンキーな単語がたくさんあるのですが、メロディーラインを聴くとジャズしていたり、色んなジャンルが混ざっているので「これはおもしろいじゃないか!」と思いましたね。

―歌うにあたり、プロデューサーからは何かアドバイスを受けましたか?

雪乃:「とりあえず楽しんで歌ってみて」と言われました(笑)。作詞、作曲、編曲は全て浅野尚志さんが担当してくださったのですが、浅野さんってまだ23歳なんですよ。「どんな方なんだろう?」と思ったら、爽やかな好青年で。しかものんびりした柔らかい雰囲気をお持ちで。色々なアーティストさんの楽曲を担当されているのに、こんな曲も書けるなんて「天才って本当にいるんだな」と思いました!

―ちなみに、好きなフレーズは?

雪乃:2か所あるのですが、まずはやっぱり最初の「あいつもこいつもどいつも阿呆」ですね。こんな歌詞は他ではあまり見ないですし、自分の中で爽快な気持ちで入れるんですよね。日頃の鬱憤を晴らすようなイメージでしょうか。皆さんがカラオケで歌うときもそんな気持ちになれると思います。
もう1つは大サビの「あなただけの鍵で私の~」の部分で 、ようやくこの女の子の本音が出た、と感じられる場所です。
アニメのタイトルにもある『浪漫』という言葉には「夢」という意味もあるじゃないですか。「私のことを分かって欲しい」とカミングアウトしているところがすごくカワイイ!と思いまして、とても好きです。
現代社会を生きる女性は本音を言えないシチュエーションがたくさんあると思うので、「ちゃんと本音を言ってもいいんだよ!」というのと、「周りにそれが分かってくれる人がいるといいよね」というメッセージが込められているのかな、と思います。

―1月5日に新宿ロフトプラスワンで行われた、アニメ放送前の『幕末義人伝 浪漫』のイベントで、ファンの皆さんの前で歌を披露されたとのことですが、皆さんの反応はいかがでしたか?

雪乃:ネット上ではプロモーションの一環で流していただいていたのですが、フルコーラスでも聴きたい、という声をたくさんいただいていたので、披露できて良かったです。
ただ、目の前に、当日の登壇者である監督さんやキャストさんもいらっしゃって、実はスカートの中が見えないかどうか、ずっと気にしながら歌ってました(笑)。

―ではジャケットのお話をさせていただきます。『幕末義人伝 浪漫』のキャラクター原案を担当されているモンキー・パンチ先生から描き下ろしのイラストを手渡されたらしいですね。

雪乃:本当に夢のようでした。私、昔からノートに自分の夢をリストにしていて、その中に「モンキー・パンチ先生の作品に関わる」という夢も書いてあったのですが、まさかお会いできて、「頑張ってね」と励ましのお言葉もいただけたので、本当にうれしかったです! その日の夜はワインをたくさん飲みました(笑)。

―アニメもご覧になっている、ということですが、こちらを観た感想は?

雪乃:何度観ても発見があるアニメだと思いました。登場人物の感情が表情に出ていて、
漫次郎の自分に対する不甲斐なさを感じている部分や、孫一や阿国の怪しい部分も出てきたりして、ストーリーが進むにつれてどんどん面白くなっていきますので、深みにはまっていくこと受けあいだと思います。
私の一番のお気に入りはハンス先生です。ラジオでマネをしてしまうくらい好きです(笑)。

―ちなみに、アニメは普段からよく観られているんですか?

雪乃:そうですね、自分がまだ幼かった頃に観ていたアニメを今CS放送などで観ています。少年漫画で連載していた作品が結構好きです。

―少女マンガなどにはあまり興味がなかったんですか?

雪乃:はい、おままごとをするよりも、裏山を駆け巡る方が性に合ってました(笑)。

―次にカップリングの「Miserable Rain」ですが、こちらは雪乃さんお得意のバラードソングになっていますね。

雪乃:皆さんそうおっしゃってくださるのですが、実は昨年ミニアルバム『You make me blue』をリリースするまではバラード曲は苦手だったんです。ですので、皆さんに「得意」と言っていただけるのはとてもうれしいです!
カップリングを選ぶ際に「RanTiKi」に見合うような曲を探すのに苦労しまして。「RanTiKi」と同じクオリティの楽曲じゃないと皆さんが満足しないのではないかと思いまして、「じゃあ、いっそ浅野さんの提供していただいた曲から選ぼう!」ということになりました。
今回「Miserable Rain」の元となった曲ですが「別のシングルとして出した方がいいのでは?」というくらい気に入ってしまったんですね。
でも今回はモンキー・パンチ先生にジャケットイラストを描いていただきましたし、思い切ってカップリングでいこう! ということになりました。

―苦手なバラードを克服した、ということで「成長した自分を見せる」曲となったわけですね。

雪乃:はい。今回もPVを撮っていて『You make me blue』では「大人になりきれない女性」という表現をしていたのですが、今回は「本当に21歳なのかな?」という雰囲気をかもし出せていると思うので、そこも注目していただきたいと思います。

―3曲目はスティービー・ワンダーの「I Just Called to Say I Love you 」のカバーを歌われていますが、こちらの曲を入れた理由は?

雪乃:単に「アニメのタイアップをした人」で終わらせたくない気持ちもありましたし、ガッツリ聴ける曲が2曲続いた、ということで、ラウンジで聴けるような、息抜きになる曲も欲しかったのがまずありまして。
また、年齢的なところもあり(21歳)、タレントアーティストとして見られるかも知れない、ということも考えて「ここはシンガーとしての実力の見せ所だな」と思いました。
話し合ったところ「どの年代でも知っているような有名な曲がいいのでは?」ということになりまして、私の中でマイケルジャクソン
とスティービー・ワンダーが浮かんだんです。
スティービー・ワンダーの曲は、先に言ったように、メロディ的にゆったりと、ふわっとした曲が多いですし、「I Just Called to Say I Love you 」は、彼が日本人のために作った曲というエピソードもありまして、こちらの曲を選ばせていただきました。
レコ-ディングでは、キーボードの方とガラス1枚を隔てて目で合図しながらレコーディングし、ほぼ一発録りでした。身体を揺らして聴けるアレンジになっていますので、楽しんで欲しいですね。

―今春にはフルアルバムの発売も決まっていて、こちらはWEB上で収録楽曲のコンテストも行われていますね。

雪乃:既に何曲もご応募いただいていて、これから選考に入るのですが、スタッフさんたちと一緒に頭を悩ませながら作業することになりそうです。

―アルバムの制作の方は順調ですか?

雪乃:はい、現在も鋭意制作中ですので、皆さんからの差し入れも随時お待ちしています(笑)。

―(笑)。ちなみに、好きな食べ物は何ですか?

雪乃:スイートポテトとチンゲン菜とパクチーと牛タンと、そしてお寿司が好きですね。
でも、基本何でも食べられますので(笑)。

―では最後に、ファンの方に向けて一言お願いします。

雪乃:「RanTiKi」は、爽快なリズム感はもちろん、深い意味を持った詞の数々も味わっていただき、自分なりの解釈で応援歌にしてもらえれば、と思っております。応援よろしくお願いします!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【CD概要】

「RanTiKi」
2013年2月6日(水)発売

品番:COCA-16679
¥1,200(税込)

<曲目>
1.RanTiki
新作アニメーションシリーズ『幕末義人伝 浪漫』オープニングテーマ曲
2.Miserable Rain
3.I Just Called to Say I Love You
4.RanTiKi
 (Instrumental)
5.Miserable Rain
 (Instrumental)

●雪乃 コロムビアオフィシャルサイト
http://columbia.jp/yukino/
●雪乃 オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/yukino-tv/

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