音楽とトークと共に10年を振り返る! 『ひぐらしのなく頃に 10周年公式ファンミーティング』開催

By, 2012年12月21日



竜騎士07氏制作の同人ゲームが原作、コンシューマー用ゲームやコミック、アニメ、映画などのメディアミックス展開を見せた『ひぐらしのなく頃に』。誕生10周年を記念して、公式イベントが2012年12月15日(土)に東京・シアターGロッソで開催された。
当日は作品にゆかりのある声優やアーティストなどが登壇。ライブやトークで盛り上がった。


作品を振り返る映像が流れた後は、主題歌のミニライブがスタート。
まずは黒い衣装に身を包んだ島みやえい子さんが登場。自身が担当したアニメ主題歌のメドレーを披露。
「こうして大勢の皆さんにお目にかかれて嬉しいです!」と大感激。

続いて片霧烈火さんが「why,or why not」を熱唱。
「この曲が初めてのアニメのタイアップソングということで、喜びもひとしおでした!」と笑顔でコメントした。

 
最後はanNinaのふたりが登場。アニメの名シーンがスクリーンに映しだされる中で「対象a」を心を込めて歌い上げた。

 
2007年に発売されたPC版『デイブレイク』についてきた竜騎士先生の書き下ろしストーリー『アウトブレイク』の朗読が行われた。
前原圭一役の保志総一朗さん、竜宮レナ役の中原麻衣さん、園崎魅音役の雪野五月さんが熱演し、場内のファンたちも真剣に聞き入っていた。


ここからはトークコーナー。
保志さん、中原さん、雪野さんに加え、北条沙都子役のかないみかさん、鷹野三四役の伊藤美紀さん、富竹ジロウ役の大川透さん、大石蔵人役の茶風林さんが登場。物語が生まれてからの10年を振り返っていった。

保志さんは「台本がすごい多いですね。メチャクチャしゃべりました!」、
かないさんは「沙都子何度も痛い目に遭ってきました。そんな中、生爪をはがされるシーンは特に怖かったです(苦笑)」、
大川さんは「CDドラマよりも先にアニメが終わってしまいました(笑)」、
茶風林さんは「エピソードが多く、どの話をしているのか、たまにわからなくなってしまうことがありました」とそれぞれ語った。

ここで、この日残念ながら来られなかったメインキャストからのメッセージが送られた。
まずは入江京介役・関俊彦さんのメッセージ。
「入江のキャラソンを歌ったことがありましたが、とてもかっとんだ歌で印象に残っています(笑)。
底抜けの明るさ、まっすぐな性格な人です。これからもファンの皆さんをワクワクさせるような話になると思います」

堀江由衣さんは
「私の演じた羽入は『ひぐらしのなく頃に解』からの登場でした。
最初は『あうあう』言ってばかりで頼りなかったですが、物語が深まるにつれて彼女のことがわかってきて。梨花ちゃんのことをいつも考えている神様なんだな、というのが分かりました。これからも作品を、羽入を愛して頂けると嬉しいです」

田村ゆかりさんは
「『ひぐらし』に最初に触れたのはドラマCDでした。ストーリーが謎めいていて、不思議なお話だと思いましたね。原作者の先生に先のストーリーを聴いてみたりしました。
梨花は二面性があったので演じていて楽しかったです」とそれぞれコメントした。


ここでサプライズゲストの竜騎士07先生が登場。
「(竜騎士先生が参加しているサウンドノベルの)『ローズガンズデイズ』自分の担当分を終わらせて来ました!」と挨拶。

また、朗読劇についての感想は「書いた本人もびっくりするくらい良くできていました。執筆した当時のことを鮮明に思い出しました」としみじみ語った。

保志さんは「今回は圭一目線で語っていて、CDドラマを思い出しました。最近は番外編で楽しい方をやっていたので懐かしかったです。『いつだれが裏切るんだろう?』と思いながら演じました」
中原さんは「6年前に描かれた作品を三人で掛け合いできるのは幸せでした!」とそれぞれ演じた感想を語った。

「印象に残っている作品は?」という質問に、大川さんは「『時報』と呼ばれるほどとみたけが死ぬと物語が進むので(笑)出番がないかと思ったら次作、また次作と作られていったので『しめた!』と思いました」、
かないさんは「部活メンバーに助けられた、という印象が強いです」
雪野さんは「それぞれが自分の出番でたくさん話していて大変な思いをしているので、私も多分に漏れずメンタルな部分で強くトラウマに残っています」と語った。

続いて来場者からの質問コーナーが行われた。
保志さんへの「ウッディーというセリフはどこから出てきたんですか?」という少々マニアックな質問や、「女性陣からみて男性キャラクターはどう思いますか? またその逆は?」といった質問がキャスト陣に浴びせられ、面白トークが繰り広げられた。

竜騎士先生は「最初の頃はレナや魅音が好きでしたが、今は羽入が好きです」と、少し照れながら語った。

イベントもいよいよ大詰め。客席と一緒に『再始動』のボードを持って記念撮影を行った。
大川さんが音頭をとって「とみたけフラッシュ!」の掛け声で撮影。会場中に笑顔が広がった

最後に、登壇者からファンへ向けてメッセージが送られた。

茶風林さん「もっとやりたい!」

伊藤さん「『ひぐらし』のイベントは初めての参加だったので楽しみにしてました」

中原さん「これから、どんなことが起こるか楽しみにしてます!」

保志さん「あっという間で、もっと語りたかったです。この先いくらでも繰り返しでやってもらえると嬉しいですね(笑)」

雪野さん「始まる前は朗読のことで頭がいっぱいでしたが、楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます!」

かないさん「皆さんも10年お付き合いいただいているということですが、これからも何らかの形で楽しめればいいな、と思います」

大川さん「今度は僕も朗読劇を是非やりたいです!」

竜騎士先生「これからも色々な作品を作っていきたいです。まだまだ書きたいことがたくさんあるな、というのを再認識しました!」

登壇者が舞台を去った後、スクリーン上に『特報』の文字が! 『アウトブレイク』のプロジェクトが2013年に始動するとのこと。これからも『ひぐらしのなく頃に』のシリーズ展開が楽しみだ。
そして、再び舞台場に現れた雪野さんが「you」を披露し、大きな拍手の中でイベントは終了した。。

<Text/ダンディ佐伯>

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