好評配信中のスマホア​プリ「恋してアニ研」​ 橘可奈役・伊瀬茉莉也の公式インタビューが到着!!

By, 2012年12月20日




アニメの製作過程を知りながら恋愛も出来るという、異色のスマートフォン&タブレット用恋愛アドベンチャーゲーム『恋してアニ研』、その主題歌レコーディング現場に潜入リポート今回は橘可奈役の伊瀬茉莉也さんにインタビューしてきました!

16歳で声優デビューした、まさに『恋してアニ研』のヒロインのような伊瀬さん。どのような心境で今回のレコーディングに挑んだのか、その気持ちを語っていただきました!

――伊瀬茉莉也さんが演じるキャラクター・橘可奈はどんな子ですか?

伊瀬茉莉也さん(以下、伊瀬):主人公のクラスメイトの「ツンデレ」キャラですね。どこか大人っぽいシッカリもので、ついつい面倒を見てしまうお姉さんのような一面もあります。だけどたまに、本音の甘えたい気持ちが出てしまうんです。そんなたまに出る素の部分がかわいらしく、ギャップが魅力的なキャラクターだと思いました。

――伊瀬茉莉也さんご自身はツンデレですか?

伊瀬:ツンデレ気質はあるかもしれませんね。私も「素直じゃない」って、マネージャーさんによく言われます(笑)。

――どんなことを言われました? 覚えているエピソードをお願いします。

伊瀬:なんだろ~? 毎日のように言われてますから。私は白黒はっきりさせたいタイプなんです。だから自分の考えは「AだったらA、BだったらB、中間はない!」。それを端から見たら、ちょっとキッパリし過ぎに見えるらしくて、マネージャーさん的にはそこがヒヤッとするらしいです。(笑)

――でも、白黒はっきりさせたほうが自分の意見は周りに伝わりやすいですしね!

伊瀬:まぁでも、ちょっとずつバランスを……(笑)。今日もレコーディングをしていて思ったんですけど、自分は多少ニュアンスを込めたりデレの部分を入れているつもりでも、ツンに聞こえてしまったり。今日は「こういう風に歌うとこういう風に聞こえるんだ~」って勉強になったレコーディングだったので、私生活でもバランスは大切なんだなって、この作品から学びました(笑)。

――主題歌『ぜったいヒロインっ!』を歌ってみた感想はいかがでしたか?

伊瀬:最初に楽曲を聞いたとき、『恋してアニ研』の女子が「恋に恋する」ようなピュアなキラキラしたものを感じて、学生時代の甘酸っぱい淡い恋心みたいなものが歌詞にもメロディーにも含まれいると感じましたね。それを「橘可奈」として歌うとこうなる、というものを表現できる楽曲だと思いました。
歌った感想は、純粋に楽しかったです! 私は声優なので、やっぱりキャラクターとして歌うように心がけました。歌のテクニックとか上手さではなく、キャラクターが歌っていると想像してもらいたいですからね。
そうするにはどうしたらいいか? というところで、自分が最大限にできることは「気持ち・感情」の部分でニュアンスを出していくところ。なので、そこはすごくこだわらせていただきました。

――そのこだわりの部分で、特に注意したところは?

伊瀬:Bメロの「そんな横顔が好きだよ」という一文です。「橘可奈」というキャラクターは普段はツンツンしていて素直になれない女の子なんですけど、この一文は「可奈」のかわいらしいデレの部分が表現できるポイントだと思いました。
だけど、それを単純にパーンって押し出してしまうと、「可奈」とはちょっと違うので、ちょっと恥ずかしがりながら、(設定イラストを見ながら)この「ジト目」って言うんですか? こんな表情だったら「可奈」が言ってそうだな~って。

――キャラクターのイラストの絵を見て、キャラクターを想像しながら歌う技術は、声優さんならではですね!

伊瀬:そこがキャラソンのいいところであり、おもしろいところだと思います。「好きだよ」という短い文字ですけど、ちょっとキレ気味に、そしてスネてる感情も加えつつ、でも好きって気持ちもある。そんな複雑なニュアンスを含めてみました。聞く人によっていろいろな捉え方をしてもらえるように歌わせていただきました。

――それだけの気持ちを入れるのは難しい技だと思います! 事前に歌う練習は何回もするのでしょうか?

伊瀬:もちろん練習するんですが、逆に練習しすぎないようにしています。私は現場に行って、スタッフさんにディレクションをしてもらわないとどうしていいかわからないんです。その理由は、自分が「こうだろう」と思った方向が違っていた場合は、その型にハマってしまい、なかなか抜けられなくなってしまうんですね。
それこそさっきの話ですけど、白か黒か悩んだときに「白だっ!」って決めちゃったら、黒に戻るときにすごく時間がかかってしまうので、現場に入るときはなるべくニュートラルな状態で、どっちにも振れるようにしておきます。

――ニュートラルにしておいて現場の指示で方向を決められるって、器用ですね!

伊瀬:いやいや、逆に不器用だから、どっちにも触れるように頭を柔らかくした状態で現場に入るんです。今日も現場に入ってから本番の前にディレクションを受けて、何回か練習で歌わせていただきました。
練習で心がけているのは、言葉に慣れることです。セリフもそうなんですけど、何回も声に出して読んでみると言葉が馴染んてきて、気持ちと直結して、初めて聞いてくださるみなさんに届くような気がするんです。

――それだけ時間と気持ちを込めて作った『ぜったいヒロインっ!』の完成がとても楽しみです。では、今度はゲームについて伺います。『恋してアニ研』は世界観が珍しいですよね。

伊瀬:美術部のなかのアニメ研究班が舞台なんです。アニメ制作を題材にしたゲームは初めての経験です。普段、アニメの収録をさせていただいている身としては身近に感じました。
それと、専門用語を聞いて「こういうことだ」って、意味がわかりました。アニメ制作の手順があるじゃないですか? 絵コンテとか背景、色指定とか、クリエイティブなお仕事の描写がすごくリアルなんです! 制作の現場で実際に言われてそうな言葉のやり取りに過度な脚色が入ってないので、美化してない。それを聞いて部員たちがイライラしていく様もリアルで、とてもいいなって思いました(笑)。

――そうですよね! お客さんたちに楽しく遊んでもらうためには、辛い部分は隠してエンターテイメントに仕上げればいいのに、そうではないんですね。

伊瀬:はい。主人公が監督になる作品なんですけど、監督がいかにタイヘンな仕事かという部分もしっかり描かれていたので、おもしろいですよ!

――今回のキャラソン『ぜったいヒロインっ!』のレコーディングでも、最後に伊瀬茉莉也さんのアイデアでアドリブを加えたと伺ったのですが、アドリブはお得意ですか?

伊瀬:いや、アドリブはとっても苦手です。「アドリブやってください」と言われると、監督に「どうしよう……考えてください!」って言っちゃうくらい(笑)。
でも、この『ぜったいヒロインっ!』は間奏にセリフが入ると教えていただいていたので、じゃあ最後に笑い声とかが入っていてもおかしくないかな~って思って入れてみました。

――そうだったんですね。それがスタッフの間で絶賛だったみたいです!

伊瀬:よかった~!

――このゲームはどんな方に遊んでいただきたいですか?

伊瀬:いま声優を目指している子たちに遊んでいただきたいです。最近「声優になりたいです」って言ってくださる中学生くらいの子がとても多いんです。実際に私が16歳で声優としてお仕事させていただいた当時に比べて、「声優になりたい」と思う子たちが増えている気がします。私の場合は周りに「声優をやってる」と言っても「なにそれ?」みたいな感じで。(笑)認知度がぜんぜん違ったんですね。

そんないまの時代、声優を目指している子たちが遊んでも勉強になるゲームだと思います。「アニメの現場ってこんな雰囲気なのかな?」と感じてもらえるし、いろんなタイプの女の子たちがいるので、こういうキャラクターを声優が演じているんだって、そんな目線で遊んでいただいても楽しいと思います。アニメ制作現場の裏側を垣間見れて、なおかつ恋愛ゲームを楽しめる。遊べて学べる二度美味しいゲームです。

――声優を目指している読者にとってためになるお話、ありがとうございました。最後に、ファンのみなさんにひとことお願いします。

伊瀬:みなさん最近は携帯スマートフォンをお持ちだと思うので、電車の移動時間でもいいですし、自分の好きなときにキャラクターたちに触れてください。どこでも遊べるというのは、すてきなことだと思います。みなさんもいろんなタイプの女の子たちに恋して、ゲームを楽しんでいただきたいです。

【CD概要】
『恋してアニ研』主題歌コレクション
2013年3月27日(水)発売

品番:[初回限定版] FFCG-0006 [通常版] FFCG-0007
価格:[初回限定版]\2,415(税込) [通常版]\1,890(税込)
組数:[初回限定版]CD1枚+DVD1枚 [通常版]CD1枚

発売元:オペラハウス/ピックアップ/フロンティアワークス
販売元:フロンティアワークス

・各ルートのラストで流れる、可奈(CV:伊瀬茉莉也)、 晶(CV:日笠陽子)、真夜(CV:日高里菜)、遥(CV:五十嵐裕美)それぞれがソロで歌う主題歌4タイプのほか、ゲームには流れない可奈・晶・真夜・遥の4人歌唱バージョン、さらに秋月ほのか先生(CV:佐藤利奈)だけが歌うソロ曲も収録した6曲入り!

・初回限定版にはCDだけでなく、PVを収録したDVDが付属するほか、(豪華特典が当たる)応募ハガキも封入!

【アプリ概要】

作品名:恋してアニ研

リリース日:Android版 好評配信中(iOS版 2月予定)
価格:全7章構成(1~2章は無料、3章以降は有料)

プラットホーム:スマートフォン&タブレット

発売元:株式会社オペラハウス

【ストーリー紹介】
高校の美術部のお話。
美術部アニメーション研究班(通称、アニ研)が文化祭の発表会での作品大賞を狙って、自主制作のアニメーション制作を開始!
アニ研には個性豊かな面々が揃う。
実力はあるけど個性派揃いのアニ研メンバーとアニメ作りに、恋に、と大迷走。果たしてアニメは完成するのか?恋の行方は?

●公式HP
http://aniken.info

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