キャストがおなじみのコスチュームで登場!『009 RE:CYBORG』初日舞台挨拶レポート

By, 2012年10月28日



神山健治監督の手によりあの名作がアニメーション映画化!『009 RE:CYBORG』が2012年10月27日(土)、公開初日を迎え、その舞台挨拶が東京・新宿バルト9で行われた。

当日は石井朋彦プロデューサーが司会の下、神山監督のほか009(島村ジョー)役の宮野真守さん、002(ジェット・リンク)役の小野大輔さん、003(フランソワーズ・アルヌール)役の斎藤千和さん、004(アルベルト・ハインリヒ)役の大川 透さん、005(ジェロニモ・ジュニア)役の丹沢晃之さん、006(張々湖)役の増岡太郎さん、007(グレート・ブリテン)役の吉野裕行さん、008(ピュンマ)役の杉山紀彰さん、そして001(イワン・ウイスキー)役の玉川砂記子さんが登壇。
上映前に集まったファンに向けてメッセージが送られた。

神山監督:本作は3年前に企画が立ち上がりました。石ノ森章太郎先生に原作をお借りしまして『サイボーグ009』を現代に甦らそう、という内容でスタートしましたが、途中大きな震災が起こる中、多くの皆さんに観ていただきたい、という一心でスタッフとともに制作に励んでまいりました。
自信を持って世に送り出せる作品になったと思いますので、よろしくお願いいたします。

宮野さん:歴史のある作品ですし、そこから新たにチャレンジして作り上げていく作品に参加できたことを心から幸せに思います。
新しい島村ジョーが出せるように、躍動できるようにしっかりと物語を理解し、進んでいこうと思いました。
アフレコ中もスタッフ、キャストの皆さんと一緒にディスカッションを重ねながら進めてまいりました。魂の込もった作品になっていると思いますので、是非楽しんで下さい!

小野さん:心地よく、やりがいのあるアフレコをさせていただいた実感があります。
アフレコ中、監督に「このシーンの意図はどういうものですか?」と尋ねると、とても真摯に答えていただいて、収録があっという間に終わってしまった感がありまして、「もっと演じていたい」という気持ちになりました。本作をご覧になって、「彼の声がなんなのか?」というのを考えて、感じていただければ幸いです。

斎藤さん:今作は『009』という作品に携わってきた方、愛してきた方の上に成り立ってきた作品で、今作のテーマである「終わらせなければ始まらない」ということで新しい取り組みもたくさん入っています。
そんな作品に私も携われたことがとても幸運だと思っておりますし、私ができることを120パーセント、全員で200パーセントくらいの力で演じたつもりです。
新しい歴史を目撃していただければ、と思います。エンターテイメント作品ですのでとにかく楽しんで下さい!

大川さん:よもやサイボーグ戦士になれるとは思ってもいなかったですし、よもやこのような恰好で皆さんの前に立つことになるとは思っておりませんでしたので、とても緊張をしております(笑)。
ものすごく深遠なテーマを抱えつつも、それを面白く見せられる作品だと思っております。

丹沢さん:ちょっとだけネタバレをすると、ジェロニモは脱ぎます。そして光ります(笑)。そこを是非楽しんで下さい!

増岡さん:張は最後の方で決意をして何かをするところがあるのですが、そこが見せ場かな、と思っております。注目してください!

吉野さん:007といえば、変身能力ですので、彼の活躍にも是非ご期待いただければ、と思っております。

杉山さん:ピュンマは色々と分析をして、とある情報を持ってくるのですが、これ以上はちょっと言えません! 彼がどう仲間をサポートしていくのかを含めて作品を楽しんでいただければうれしいです。

玉川さん:手短に申し上げますと、今回も私は加工ボイスになっています(笑)。よろしくお願いします!

映画は東京・新宿バルト9ほか、全国公開中。

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

●映画公式サイト
http://009.ph9.jp/