2012年11月10日(土)に全国公開されるアニメ映画『ねらわれた学園』プレミア試写会が10月19日(金)、東京・丸の内ピカデリー2で行われた。
ナツキ役・渡邉麻友、ケンジ役・本城雄太郎、そして中村亮介監督が登壇、アフレコの感想や見どころなどを語った。
―演じた感想をお願いします。
渡辺さん「ナツキはとにかく明るく元気で活発な女の子で、運動が得意なんです。私が運動が苦手ですが、アフレコ中はナツキに近づけるように元気いっぱいに演じました」
本城さん「ケンジは『何とかなる』と思って日々生きているので、自分とは対照的ですので、そこをうまく表現できるように頑張りました。演じていて楽しかったです」
中村監督「二人の中にナツキとケンジっぽい部分を感じました。それぞれのキャラクターに近い部分を持って痛んだと思います」
―実際に出来上がった映画を観ていかがですか?
渡辺さん「映像がきれいでした。光の使い方が大好きで、心が洗われる感じです。まさに、忘れてしまった大切な何かを思い出させてくれる作品ですね。
アニメをいつも好きで観ているので、こうしてアニメ映画に出演できるのは嬉しいです。不安もいっぱいですが、監督やキャストさんに助けられて、映画が完成してうれしいです。アフレコは気合を入れて臨みました」
本城さん「音楽もすごく素敵です。青春というのがすごくいいな、と思いました。自分が男子校の高校生だったので……(苦笑)」
中村監督「そう言えばほとんどのスタッフが男子校出身でしたね(笑)」
―思い入れのあるシーンは。
渡辺さん「ナツキがケンジに思いを伝えるシーンがナツキにとっても私にとっても大事なシーンになりました。監督さんと何度も演じ直したので、それもあって印象的なシーンになりましたね。
また、アニメでは声だけで演じなければならず、感情をうまく皆さんに伝えられるかどうか心配でした。喜怒哀楽を持っている子なので、いつも以上に感情を大きくして演じました」
本城さん「(小野大輔さん演じる)京極との出会いのシーンですね。桜が舞うシーンは鎌倉にある長谷寺が舞台で、先日行ってきましたが、とてもきれいでした」
中村監督「二人ともものすごく頑張ってくれました。長いアフレコをよく乗り切ってくれました」
ここで来場者へ向けてのサプライズが。
渡辺さんが主題歌「サヨナラの橋」を、ピンクのサイリウムと花びらが舞う中で披露。会場からは自然と手拍子が沸き起こった。
本城さんは「映画のシーンを思い出しました!」と感動した様子。
アニメ映画『ねらわれた学園』2012年11月10日(土)に全国公開。
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
●『ねらわれた学園』作品公式サイト
http://neragaku.com/