第1話のサプライズ上映に石原夏織、梶裕貴らも感動!「マギ 前夜祭ーマハラガーンー」レポート

By, 2012年10月17日



大高忍原作、『週刊少年サンデー』に連載中のコミック『マギ』。10月7日(日)よりアニメ版が放送開始となるのに先駆け、9月30日(日)に「マギ 前夜祭ーマハラガーンー」と題したスペシャルイベントを東京・渋谷ヒカリエホールで開催した。
参加者は応募総数1万人以上の中から抽選で選ばれたファンたち。イベントでは、キャスト発表、トークショー、さらにサプライズの第1話上映が行われた。司会は吉田尚記アナウンサー(ニッポン放送)。

『マギ』は、『すもももももも ~地上最強のヨメ~』を手がけた大高氏が’09年に連載を開始。『千夜一夜物語』のアラジンやアリババ、シンドバッドといった名前を借りたキャラクターたちが活躍する冒険ファンタジーで、精霊・ウーゴくんが宿る笛を持つ不思議な少年・アラジンと心優しい少年・アリババの運命を描く。既刊14巻が発売中だ。

イベントでは開始早々に声優キャストを発表。以下、発表になったキャストを紹介する。

アラジン=石原夏織 アリババ=梶裕貴 モルジアナ=戸松遥 練白瑛=水樹奈々 李青舜=瀬戸麻沙美 シンドバッド=小野大輔 ジュダル=木村良平 練紅玉=花澤香菜 練白龍=小野賢章 カシム=福山潤 ウーゴくn=森川智之 ジャーファル=櫻井孝宏 マスルール=細谷佳正 シャルルカン=森久保祥太郎 ヤムライハ=堀江由衣 ピスティ=大久保瑠美 スパルトス=羽多野渉 ドラコーン=杉田智和 ヒナホホ=藤原啓治


続いてはゲストを招いたトークショー。発表になったばかりのキャストの中から、石原、梶、戸松、木村、小野の5人が呼び込まれると、5人は金銀の紙吹雪が舞う中、客席の合間に敷かれたレッドカーペットを通ってステージへ登るという、ド派手な演出で登場した。

トークでは特に原作コミックの面白さについてどのキャストも話題にしていた。石原は「考えさせられる部分と、わくわくする部分とがあって本当におもしろかったです」とコメント。梶は「オーディションを受ける時、オーディションで行う範囲だけじゃなく、既刊全部一気に読んでしまいました」とのこと。小野は「シンドバッドの登場シーンを読んで、おれはこれをやりたい! と思いました(笑)」とコミック中の名シーンに触れながら語った。

キャストらの思い入れたっぷりな話が続き、アニメにはどんな声が吹き込まれたのかが早速、気になるところ。
そこへ、第1話上映のサプライズが発表に。会場にどよめきが起きる中、スクリーンに第1話が流れ始める。特に登場キャラクターが勢ぞろいするオープニングには大歓声が。だがストーリーが進むと会場は静まり返り、息をのみながら映像を見守るという雰囲気になった。

  
上映終了後、大拍手を浴びながら再びキャストが登壇。第1話について感想を語った。石原は「完成版はここで、今初めて見ました! 想像を超えるなめらかな絵の動きで、本当にキャラクターが生きているなあと感動してしまいました。私が好きな“おっぱいに埋もれるシーン”もありましたね(笑)」とコメント。
梶は「鳥肌が立つ思いがしました! 少しびっくりしたのは、ウーゴくんが青い!と(笑)。カラーイラストで描かれてはいるんですが、動く姿を見るとなぜか新鮮でした。原作を読んだ皆さんにもまだまだいろいろな発見がありそう」と興奮がちに語った。
1話から登場したモルジアナ役の戸松は「モルジー(音響監督がつけたあだ名)の優しさが第1話から出ていたなと思います。映像は、景色がとてもきれい! 音もすごく良いですね。見て聴いて、どちらも楽しめる。私、もう1回見たいです!」と語っていた。

一方、第1話ではオープニング以外に登場がなかった木村、小野の二人も感想を。木村は「中東の雰囲気がすごく感じられてワクワクしました。聞いたところでは、スタッフの方は中東に取材に行って、環境音なども録音してきたのだとか」と裏話を語った。
小野は「原作を読んで面白いなあと思っていたところの再現度がすごい。コミカル、シリアスどちらの表情もしっかり拾い上げていて、これは楽しいなと改めて思いました」とコメントした。


イベントも終盤に差し掛かり、もう一つのサプライズとしてウーゴくん役の声優・森川智之が登場。
やはりレッドカーペットを通ってステージに上がった森川は、演じる役について「最初、ウーゴくんってどんな役かと事務所のスタッフに聞いたら、『でかい腕です』と言われて(笑)。腕かあ難しいなあと思いましたが、そんなすてきな、やりがいのある役を精一杯やらせていただこうと思っています」と話した。

およそ1時間強のイベントはあっという間に終わりの時間に。最後にコメントを求められ、梶は「まだまだ長い物語が待ち受けていますので、いつ、どこでどのキャラが出てくるかを楽しみにしながら見てもらえればと思います」とコメント。
石原は「最初のアフレコではプレッシャーでがちがちでしたが、毎週のみなさんとの芝居が刺激になり、アラジンとの距離を縮めていけたらと思います。アニメを見て、一緒にキャラバンしていってもらえたらと思います」と語った。

なお、梶と石原はラジオ「マギラジ~キャラバン~」の第0夜、第1話にも出演。こちらもお楽しみに。

<Text/興津正子>

●TVアニメ「マギ」公式サイト
http://www.project-magi.com/