津田美波と佐倉綾音が理想のヒーロー像に迫る! ニコニコ生放送『ヒーロー文庫通信』レポート&放送終了後インタビュー

By, 2012年10月16日



主婦の友社より発売のライトノベルレーベル『ヒーロー文庫』の創刊を記念したニコニコ生放送『ヒーロー文庫通信』が、2012年9月30日(日)に「声優グランプリチャンネル」にて放送された。

今回は、声優の津田美波さんと佐倉綾音さんを迎え、『ヒーロー文庫』から発売された『理想のヒモ生活』と『竜殺しの過ごす日々』の2タイトルを紹介しながら、視聴者に様々なアンケートを実施。どのようなヒーローに憧れるかといった作品に絡めたものから、女性のどのようなところを見ているかとか、どのような出会いをしたいかといったヒーローとは一見関係ないような質問など、バラエティに富んだアンケートも行われ、視聴者からの笑いを誘った。
またアンケートごとに原作者の渡辺恒彦先生、赤雪トナ先生のコメントも紹介され、原作ファンにも嬉しい番組作りとなっていた。パーソナリティを務めた津田さんと佐倉さんの相性もバッチリで、番組は終始大盛り上がり!最後まで笑いの絶えない放送となった。

次回放送は今冬頃に予定されているとのことなので、こちらもぜひ期待したい。なお現在、ニコニコチャンネルの「声優グランプリチャンネル」に入会すると、本放送のタイムシフトや有料のおまけ放送も視聴できるので、気になった方はぜひチェックしてみよう。

放送終了後に津田さんと佐倉さんから番組の感想をいただいた。

――本日の放送の感想とお互いの印象などお聞かせ下さい。

津田美波さん(以下、津田):今日は楽しかったです。最初は『ヒーロー文庫』さんをどのように紹介していったらいいのかなという不安もありました。また私自身、ニコニコ生放送というものを『ゆるゆり』というアニメ以外でやらせていただくことがほとんどなかったのでどうしたらいいのかなとか、綾音ちゃんも年下ですし私が引っ張っていかなきゃいけないのかなってドキドキしてたんですが、実際放送が始まってみたら楽しくてあっという間に過ぎてしまいました。
綾音ちゃんとはこの放送前から同じアニメ作品に関わらせていただいているので仲良かったんですが、この放送を通じてさらに仲良くなれました。また次があればぜひ一緒にやりたいです。

佐倉綾音さん(以下、佐倉):最初に『ヒーロー文庫』さんの宣伝番組と聞いた時には、ライトノベルというものをどうやって紹介しようかとドキドキしていたのですが、相方が津田さんだと伺った瞬間、「あ、それなら大丈夫です!」と。

津田:うそー? 私、そんなに信頼を置かれてたの!? 嬉しいなぁ。

佐倉:はい。津田さんと番組をやれるのがすごく楽しみでした。こうして番組を終えて津田さんとひとつ戦を乗り越えたことで、津田さんとの絆がさらに深まったような気がします。

――実際にリアルタイムで流れるコメントを見てどう感じましたか?

佐倉:みんなとの距離感をすごく近くに感じました。

津田:みんなとてもフレンドリーなので、何を言っても返してくれるし、みんなが何を言っているのかこちらにもわかるので、そんなやり取りが面白かったです。
面白いことをするとみんなも笑ってくれるので、そういう反応があるともっと楽しませようとか私たちのテンションも上がりますし、やっぱりニコ生さんは楽しいなと思いました。

――番組の中では様々なアンケートを行なっていました。それに絡めてお聞きしますが、今回『ヒーロー文庫』ということでお互いが求める理想のヒーロー像などありましたら教えてください。

津田:やっぱりたくましい男の人かな。でもたくましいと言っても身体がムキムキだとかいうよりは、困っている時に助けてくれたりとかそういった心が強い人がヒーローかなと思います。
原作を読むと、最初はひ弱だったけど、だんだん成長して強くなる主人公とかいますが、そういうのも素敵だなと。でも、実際どうなんでしょうね。今回の放送でも話題になりましたがヒモの人ってヒーローなの?でも、男性からしてみたらヒーローなのかしら?

佐倉:勝ち組ってやつなんじゃないですか?(笑)

津田:そうだよね。だから玉の輿に乗ったみたいなヒーロー像なんだよね。

佐倉:だからそんな方には『理想のヒモ生活』を!そして普通の少年が異世界でヒーローになるのが好きな方には『竜殺しの過ごす日々』をおすすめします!

津田:そうなると私は『竜殺しの過ごす日々』派のヒーローかな?

佐倉:私はよくも悪くも普通の人がいいですね。

津田:でも今回、アンケートを取ってわかったことが、女性の求めるものと男性が求めるものって違うんだなと。ほら、割り勘か割り勘じゃないかひとつ取っても違ってたしね。

――では、おふたりにとって異性との理想的な出会い方とは?

佐倉:バス停とかで時々会えるみたいな感じです。

津田:ああ、いいね。

佐倉:この時間のこの電車に乗っていると、いつも前の角っこの席に座っているあの人……みたいな。そして、さりげなく本を読みながらちらちら前の席の彼を見てしまう……OLの私、という設定で(一同笑)。

津田:え、OLだったんだ! ビックリした。てっきり等身大の綾音ちゃんかと思ってた。設定わからなかった、ごめんね(笑)。

佐倉:はいOLです。OLだけど向こうは高校生みたいな。

津田:えっ、年下!?

佐倉:そしてある日定位置にあの人がいない。あれどうしたんだろ?あれ、なんで私こんなこと気になっているんだろ? これって……恋? みたいな(笑)。

津田:(笑)。でも、綾音ちゃん自身と設定が全然違うからビックリしたよ。

佐倉:自分がOLじゃないからこそ憧れるかなと思いまして。

津田:私は逆に幼馴染設定とかが良いです。自分に幼馴染がいないんですよ。ちっちゃい頃からずっと一緒という子がいないので、そんな幼馴染との家に行き来しあえる仲とか、そういうことを経験したことがないので憧れますね。

――それではこれも番組の質問にありましたが、異性のどこを見て惹かれますか?

津田:私は男の人の背中が好きなんですよ。前に男性が歩いていたとして、後ろから見た時に広い背中をしていると、女性と違うという点で目に付くと言いますか、そこで異性みたいなものを感じます。

佐倉:たたずまいというのは確かにありますね。私もそんな感じかも。でも私はやっぱり最初に見るのは目かもしれません。私は相手の目を見て話すタイプなので、だから話しをしている時に一番見るのは目です。

――あと女子力の話もありましたが、得意な料理ってありますか?

津田:これは良く聞かれるんですよ(笑)。やっぱりトマトシチューかな。トマトシチューは自分が大好きなので、納得のいくトマトシチューを作るのに必死です(笑)。

佐倉:自分が納得いくまで作るわけですよね?それって向上心があって良くないですか?私は基本、あまり自分で食べないから人にあげちゃったりします。私はお菓子を作るのが好きです。

津田:それはわかるかも。確かにお菓子の方が人にあげやすいもんね。

佐倉:そうなんですよ。だからそっちの方が好きかな。

津田:で、何を作るの?

佐倉:料理だったら卵料理が多いです。オムレツ、オムライスとか。

津田:オムライスはあれうまくいかないんだよねー。チキンライスを包むだけのはできるんだけど、オムレツ状態で乗せてふわっとさせるみたいなオムライスが作れないんですよ。割ってみたら固かったみたいな。ただの卵焼きじゃんみたいな(笑)。

佐倉:私は割りとその辺適当です。ただ、私は絵を描くのが好きだったりするので、造形にはこだわるんですよ。出来上がりの見た目とか。そうなるとお菓子の方が華やかなので私は好きです。卵料理も出来上がりにこだわるかな。
ただ、見た目にこだわりすぎて味が微妙だったりするんです。その点、お菓子はある程度分量を間違えなければ平均点は出るので、その点見た目に気を使いやすい。自分では食べないので平均点でいいんです(一同笑)。

――ちなみにどんなお菓子を作られるんですか?

佐倉:色々作りますよ。お菓子とパンの中間のポン・デ・チーズみたいなものもあれば、普通にクッキーを焼いたり。あとホワイトチョコのトリュフにドライマンゴーを刻んで入れたりとかします。これは結構ドライマンゴーの感触があって美味しかったです。

津田:すごいじゃん、平均点で良いって言っている人の行動とは思えない。

佐倉:結構、平均点は高いかもです、私(一同笑)。

――次回の放送が冬にあるかもということですので、その意気込みも踏まえつつ最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

津田:今日はありがとうございました。私自身、綾音ちゃんとやることができてすごく楽しかったです。そして『ヒーロー文庫』の『理想のヒモ生活』と『竜殺しの過ごす日々』のふたつのヒーロー像を紹介していく中で、男性が求めているヒーロー像とかがわかってきて興味深かったです。
すごく面白い番組でしたので、ぜひこれからも続けていきたいです。綾音ちゃんとふたりでやれたらいいなと思っていますので、また呼んでください。ありがとうございました。

佐倉:私もすごく楽しい時間でした。時間を忘れてすごくはしゃいだなって気がします。津田さんは一緒にはしゃいでくれたかと思えば、ちゃんと引っ張っていってくれるしとても素敵でした。またこういう感じでやれたらいいなと思いました。
そしてこの作品たちが大きく羽ばたいていってくれたら嬉しいです。その時は私たちも何かしらの形で関われたらいいなと思います。またみなさん見てください。よろしくお願いします。

<Text・Photo/ねりな>
<ヘアメイク/小菅美穂子(Sweets)>

●『ヒーロー文庫』公式サイト
http://bukure.shufunotomo.co.jp/hero/

こちらの放送の模様はニコニコ生放送『声優グランプリチャンネル』で期間限定配信中!