2012年10月6日(土)から琉球朝日放送でオンエアが始まった『はいたい七葉』のトークショーが7日(日)、新町橋東公園のステージで開催された。
ニーナ役の松嵜麗(まつざき れい)、ラーナ役の井ノ上奈々(いのうえ なな)、イーナ役の五十嵐裕美(いがらし ひろみ)、そしてひらさわひさよしプロデューサーが登壇。番組についての紹介を行った。
まずは演じたキャラクターの紹介。
松嵜さん「ニーナはヒロインの喜屋武七葉(きゃん ななふぁ)ちゃんが住むガジュマルという樹の精で、見た目はすごくかわいいのですが、毒舌でトラブルメーカーでニートのようにゴロゴロする毎日で、いいところを挙げろ、と言われる方が難しい女の子です(笑)。「妖精だから働かないぞ」、と(笑)。
井ノ上さん「ラーナはニーナとは逆で、お手伝いもよくする、ガジュマルの樹の精の女の子ですが、ニーナと何か関わりがありそうです。
ツインテールでスク水で、フリルがついているスカートをはいていて、赤い靴を履いている、というすごい格好をしているのですが、中身は結構まともです(笑)。精霊の中では少しだけ精神年齢がまともかな、と思います(笑)。
たまに突っ込まれたりしますが、基本的には前向きで元気な子です」
五十嵐さん「イーナは二人と違い、シーサーの精霊ということで、シーサーの姿になったり、人型になったりします。ニーナに一方的に因縁をつけては跳ね返されています(笑)。
『~ですことよ!』という高飛車なセリフを言ったりしますが、よくいるライバルキャラです(笑)」とそれぞれ紹介した。
『はいたい七葉』という作品が生まれたそもそものきっかけは、
『琉神マブヤー』を手掛ける南西産業が、方言を子供に言っても伝わらないことも最近増えてきた「子供たちも沖縄らしい方言を使えるようになって欲しい」という思いで制作が始まったという。
主人公の3姉妹は沖縄のオーディションにて起用。
オーディションには「17歳の喜屋武七緒(きゃん なお)の役を演りたい!」という9歳の女の子が来るという、ほほえましいエピソードもあった。
イベント前に第一話を観たという三人。その感想について、
松嵜さんは「女の子もとても丁寧に描かれていて、絵もきれいでびっくりしました! ニーナが変な顔をすることがあるのですが、私の考えているものとは違う顔でしたが、かわいかったです。
今日皆さんにお見せできないのが本当に惜しいです!」、
井ノ上さんは「エンディングテーマがとてもいいです。本編を観た後にも楽しい余韻が残る、と言うのがとても良かったです」
五十嵐さんは「第一話は出ていなかったので(苦笑)。ちなみに本作には、番組の最後にエンドカードがついているのですが、何と、ぽよよんろっく先生が描いて下さっているんです! 夕方に放送するアニメじゃないんじゃないかと思いました(笑)」とコメントした。
なお、今作では8月24日(日)に沖縄・那覇空港で制作発表会を開催。アニメの制作発表会を空港で開くというのは異例のことだ。
発表会に臨んだ五十嵐さんは「沖縄は美人が多いとよく言われていますが、キャストさんも美人な方が多いと思いました」
そして、制作発表会の後に沖縄のラジオ番組に出演した際のエピソードを語った。
五十嵐さんは「Radio dub(FM沖縄)さんに出演させていただきました、この番組はハイティーンの子たちが聴く、人気の音楽情報番組で、ミュージシャンがレコード発売の宣伝に出演されるような番組だったんですが、「はいたい七葉」はまだ主題歌が完成していなくて、かけて頂く曲がなく……。『何しに来たんですか?』という雰囲気でした(笑)」、
松嵜さんは「同じFM沖縄さんの別のラジオにも出演させていただきしたが、すごい濃い方言で台本が書かれているので、自分の出番がどこからなのか分からず、ずっと台本を凝視していました(笑)」と裏エピソードを披露。
アフレコ時のエピソードについて、
井ノ上さんは「先に沖縄のキャストさんがアフレコを終えられていて、練習は先に収録して頂いたお芝居を聴きながらできるのですが、本番ではその音声は聞こえないので方言に対応するのに最初はすこし苦労しました」、
松嵜さんは「方言が聞こえてくるのが新鮮で楽しく聴けました! ニーナは今回は一つのセリフにいろんな演技、色々なパターンで演じさせて頂いたので、どのテイクが使われるのか? 楽しみです」、
五十嵐さんは「麗ちゃんが振り切った演技で一話目から飛ばしているな、と思いましたが、出来上がった映像を観ると、とてもかわいく仕上がっていて。究極のキャラが出来上がったのではないかと思います」とそれぞれ語った。
続いて、豪華賞品が当たるジャンケン大会。
サイン入りの番宣ポスターと、クリアファイルがプレゼントされた。
イベントの最後に、ファンに向けて一言ずつ送られた。
ひらさわプロデューサー:今のところは沖縄のみの放送ですが、今後人気が出て行けば、沖縄以外の皆さんも観ていただけるようになると思いますのでよろしくお願いします!
五十嵐さん:北海道出身の私が、真逆の沖縄の作品に出るとは思いませんでした(笑)。はいたい七葉よろしくお願いいたします!
井ノ上さん:私が専門学校にいる時、初めて出演したのが沖縄の企業VTRの作品でした。ですので沖縄には縁を感じます。
『マブヤー先輩』に追いつけ追い越せで頑張りたいです!
松嵜さん:福岡出身なので、ちょっと近く感じます、みんなに愛される作品になっていくように頑張りたいと思います。よろしくお願いします!
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
●『はいたい七葉』アニメ公式サイト
http://hai-tai.jp/