2012年9月8日(土)、東京・新橋のスペース FS汐留にて、今秋の新番組『コード:ブレイカー』の第1話完成披露試写会が行われた。
本作は、“コード:ブレイカー”と呼ばれ、異能の力で、法で裁けぬ悪を闇に葬る者たちの物語。上条明峰氏原作の同名人気コミックをアニメ化したものだ。
この日は、第1話の上映の後、キャストの岡本信彦さん(大神零役)、日笠陽子さん(桜小路桜役)、鈴村健一さん(刻役)が登壇し、自身の役や作品の見所などについて語ってくれ、観客達も大いに盛り上がった。
●1話から、キャスト陣がキャラクターを語る!
岡本さんは、第1話の上映を観た感想として「原作がホラーチックで、大神が主人公みたいな立ち位置なんですが、実はそうじゃないんだよ、ダークヒーローなんだよっていうのを一気に見せつけられた感じですね」とコメント。
大神は、悪に対抗する自分を悪と言い切る役どころ。岡本さん自身は、「自分自身は大神成分が1%ぐらいなので、自分の中で似たところを探すというよりは、キャラクタを作り上げた上で演じていますね」とも話してくれた。
また、ヒロイン・桜を演じる日笠さんは「桜は真っ直ぐ子なので、(演じる時は)何も考えちゃいけないんだなって感じます。考え出しちゃうと桜じゃなくなっちゃうんです。感じるまま、考えることなく飛び込んでいくので、すごくお腹がすくいたり、体力を使うイメージがあります」とコメントしてくれた。普通の人なら何か辛いことがあった時、防御を固めるものだが、桜はノーガードで突き進んでいくヒロイン。岡本さん達には、桜こそが主人公格だと称されていた。
ちなみに、桜は“~なのだ”というのが口癖。日笠さんはこれがとても言いにくく、そのためなのか喋る時には力が入って、隣の人の足を踏みそうになるほど(笑)、アクションが大きくなるとのことだ。
更に、刻について鈴村さんは「はっちゃければ、はっちゃける程、謎めいていくというか、その裏を感じさせるために、できるだけそうしています。ナチュラルにチャラいというよりも、ちょっと意図してチャラいので、演じていて楽しいですね」とコメント。そんなノリの軽いキャラの真意とは? それが見えてくるのは、まだ先のことらしい。
他にも、「平家将臣の読む官能小説の表紙はものすごく描き込まれている」「桜の友達・あおばは、OPではすごいことになっているし、走るとバインバインと揺れる!」といった見所も話題となっていたぞ。
●原作者・上条氏からもメッセージ到着!
また、原作者・上条氏からは、放送開始を喜ぶメッセージが届いており、みんなの前で紹介された。内容は、以下の通り。
【原作者 上条明峰氏メッセージ】
「いよいよ、大神達が漫画を飛び出して、アニメの世界で暴れまわります。今までたくさんの時間をかけてきました。上条自身も、ようやくここまできたなという気持ちが強いです。だから、心の底から、めいいっぱい皆さんに楽しんで頂きたい。TVシリーズまで1ヶ月をきりました。漫画共々、メディアを飛び越えて、『コード:ブレイカー』を応援して下さい」
そして新情報も発表され、今作ではOP「DARK SHAME」を「GRANRODEO」が歌い、ED「シロイカラス」をなんと鈴村さんが歌っているとのことだ。鈴村さんによれば、EDはど直球のロックで、自身が原作を読んで、インスパイアされたものを詞として書いているそうだ。
鈴村さん曰く「コード:ブレイカーは、異能を持つ人達ということで、いわゆる、普通とは違う目線というのは何か?マジョリティ(多数派)とマイノリティ(少数派)にはどうしても差があって、自分がマイノリティであることに絶望するのが人なんじゃないかと思うんです。
でも、見渡してみると、人類が70億いたら、1人1人個性が違って、誰一人としてマジョリティはいない!普通っていうのはないんじゃないかと。逆に言うと、みんな普通なんじゃない?というのを詞にのせました。自分らしく生きていくこと、力強く生きていくことを、コードブレイカーの目線になって書いてみました」とのこと。
スタッフにも好評で、曲を聴いたスタッフが気合の入ったED映像を作ってくれたという。この日は、残念ながらOP&EDはパートは披露されなかったので、本放送を超期待だ。
更に、岡本さんと鈴村さんが、10月から始まるWebラジオ『ラジオ コード:ブレイカー -目には目を、歯には歯を、ラジオにはラジオを!?-』のパーソナリティを務めることも発表された(※詳細は、公式サイトを参照)。こちらもどんな放送になるのか、気になるところだ。
そして新番組『コード:ブレイカー』は、2012年10月6日(土)、MBSを皮切りにTOKYO MX、TVQ 九州放送、テレビ愛知、BS11等でスタートする。是非とも、大神達、桜、刻たちの活躍を楽しみにしていて欲しい!
<Text・Photo/小俣 猛>
【アニメ概要】
コード:ブレイカー
<放送情報>
MBS 10月6日より放送開始 毎週(土)26時58分~
TOKYO MX 10月7日より放送開始 毎週(日)22時30分~
TVQ 九州放送 10月7日より放送開始 毎週(日)26時30分~
テレビ愛知 10月8日より放送開始 毎週(月)25時35分~
BS11 10月9日より放送開始 毎週(火)24時00分~
<スタッフ>
原作:上条明峰(『週刊少年マガジン』連載)
監督・シリーズ構成:入江泰浩
キャラクターデザイン・総作画監督:秋谷有紀恵
副監督:迫井政行
セットデザイン・美術作画監督:菱沼由典
美術監督:西 俊樹
色彩設計:岩沢れい子
編集:定松剛
撮影監督:出水田和人
CGプロデューサー:井野元英二
音響監督:若林和弘
音楽:服部隆之
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:キネマシトラス
製作:CODE:BREAKER製作委員会
<キャスト>
大神零:岡本信彦
桜小路桜:日笠陽子
刻:鈴村健一
平家将臣:木村昴
天宝院遊騎:豊永利行
八王子泪:斎賀みつき
人見:三木眞一郎
雪比奈:津田健次郎
藤原寧々音:ゆかな
藤原総理:中田譲治
神田:甲斐田裕子
あおば:仙台エリ
桜小路剛徳:辻谷耕史
桜小路ゆき:氷上恭子
オープニング曲「DARK SHAME」/GRANRODEO
エンディング曲「シロイカラス」/鈴村健一
【BD・DVD概要】
Blu-ray&DVD■ 「コード:ブレイカー」第1巻 <完全生産限定版>
2012年12月21日(水)発売
価格:Blu-ray/4200円(税込)、DVD/3150円(税込)
※レンタルDVDも同時リリース。
※Blu-ray、DVD共に、原作者・上条明峰氏描き下ろしピンナップ、ドラマCD、主題歌メイキング映像など豪華特典付属(詳細は公式サイトを参照)。
●『コード:ブレイカー CODEBREAKER』公式サイト
http://www.code-breaker.jp/