三浦健太郎が原作のダークファンタジーコミック『ベルセルク』の劇場版第三弾『黄金時代Ⅲ 降臨』のアフレコ収録が9月某日、都内で行われた。
当日はメインキャストの3人と窪岡監督が収録前に記者会見に臨み、最後のアフレコに向け、本作に対するこれまでの感想と意気込みを語った。
「『ベルセルク』で声優デビューをさせていただいたのですが、アフレコを重ねるにつれ、プレッシャーではなくいい意味での責任感が増してきました。自分の力を出し切っていい作品にできれば、という気持ちで演じてきました。映像を見ただけで、声が入っていない段階でもものすごいパワーを感じましたので、今回も死ぬ気で頑張ろうと思います」
(ガッツ役・岩永洋昭)
「ストーリーは知っていたのですが、その瞬間を迎えるとやはり辛いもので……。
『黄金時代』という、彼ら鷹の団のメンバーにとっては夢のような時代が終わりを告げるということで、グリフィスの気持ちをずっと追ってきた自分としては、やはり苦しいです。実際の映像を見ると、表現が想像以上で、画面から声が聞こえて来そうな感じでしたね」
(グリフィス役・櫻井孝宏)
「私も原作を読んで先の展開を知っていますので、実際に映像を見るととても心が苦しくなります。今回はいただいた台本を開くまでにもすごく時間がかかりました。しかし『黄金時代篇』はこのエピソードがないと成立しないものですので、力いっぱい演じようと思います」
(キャスカ役・行成とあ)
「2012年2月から第一部が公開され、長かったような短かったような不思議な感じがします。今作では、制作途中でも、どんどんとお別れしていくメンバーが出てきて、現場でも担当が終わった人から離れていく状況ですので、寂しさもありますし、これが新たな第一歩になれば、という気持ちもあります。そのような心境でガッツを見守っていきたいと思っております」
(窪岡監督)
映画『ベルセルク 黄金時代Ⅲ 降臨』は2013年正月、全国公開予定だ。
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
●劇場版 公式サイト
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