【プレゼントあり】戦場の大切な人を想って…… 吉岡亜衣加11thシングル『遠音』インタビュー

By, 2012年9月7日



アニメ『薄桜鬼』シリーズで多数の名曲を歌い上げた吉岡亜衣加さんが、9月12日、通算11枚目となるシングル『遠音』をリリースした。
タイトルナンバー『遠音』はPSP用ゲーム『源狼』のオープニングテーマ、カップリングの「天上ノ花」は同作品のエンディングテーマとなっており、新たな作品へのタイアップに期待を膨らませていると言う吉岡さん。「遠音」発売記念イベントやライブハウスツアーも決定している彼女に、最新シングルへの想いを伺った。

―タイトル曲「遠音」を初めにいただいた時の印象はいかがでしたか?

吉岡亜衣加さん(以下、吉岡):今回は『源狼』というゲームのタイアップなんですが、この作品に関わるのは初めてで、曲をいただいた時はまだゲームも発売していないし、どういう作品なのかを私なり想像しながら歌詞を読んでいたんですね。
でも、歌詞を読んでいったら、源平の時代ということで、雅な世界の中にも戦いがあって、戦場にいる大切な人を少し遠くから見守っているという感じかな…と思いました。笛の音とか、旋律という言葉とか、私の好きな雅な雰囲気が歌詞に入っているのが嬉しかったですね。

―和風な歌詞ということもあって、難しい言葉が多いですよね。

吉岡:そうですね。この曲も森さんが作詞をしてくださっているんですけど、最初に曲をいただいた時は、途中でわからない言葉が出てくる度に辞書を引きながら歌詞を読んでいました。でも、途中で出てきた「アララギ」という言葉を辞書で引いたら、3つくらい意味が出てきたから、レコーディングの時までは「どの意味を指しているんだろう?」ってずっとわからなくて(笑)。
レコーディングの時に森さんに聴いてみたら、「これは植物のアララギなんですよ」って教えてくださって、そのお陰ですっきりして歌えましたね。2曲目の「天上ノ花」の歌詞に出てくる「紫雲」も私は初めて聴いたんですけど、「紫雲って、どういう雲なんでしょうね?」ってお話をしたら森さんのイメージを伝えてくださったので、私も歌いながらすごくイメージしやすかったです。

―レコーディングで『遠音』を歌う際に意識したことはありますか?

吉岡:サビにかけて煽っていく感じとかは、「ここはかっこよく歌いたい!」と思っていったので、そこは意識して歌いましたね。
あとは、疾走感も大事にしたいなと思っていたんですけど、歌詞が「行け!行け!」という感じだけではなく、大切な人がこれから命を懸けた戦いに出て行くという時に、ちょっと客観的に「この人の志がちゃんと最後まで貫き通せますように…」と思う気持ちや、それでも心配している気持ち、両方の気持ちを表現しているので、私もその想いを歌で表せたらいいなと思って歌いました。

―また、2曲目『天上ノ花』も同じく「源狼」のエンディングテーマになっています。

吉岡:はい。この歌詞を読んだ印象としては、なんとなく戦が終った後のイメージなのかなと思っていて。一緒に戦ってきた同志達…中には亡くなった方もいると思いますし、そういう人達を称えながらも、生き残った自分は大切な人を幸せにしていこうとか、一歩一歩しっかり進んでいくっていう、次に進むための一歩を踏み出す曲なのかなって、私は捉えました。

―オープニングの『遠音』に比べると、エンディングということもあり、やはりしっとりとした曲調になっていますね。

吉岡:故郷っていう言葉が出てきたり、空を見て戦を思い出しながら……という情景が伝わってきたので、その想いに浸っているというか、「次はこう進もう」と冷静に感じているイメージで歌いましたね。
それと同時に「きっと きっと」とか「いつか いつか」とか、少し自分に言い聞かせているような感じもあると思ったので、1つ1つの言葉を大事に歌うというところも意識しました。

―その他、カップリングには「風遙か」と「消えない虹」のライブバージョンも収録。この2曲を収録した理由はなんでしょうか?

吉岡:私は今年6月10日に日本青年館で……初めて大きなホールで単独コンサートをさせていただいたんですが、この「風遙か」は以前からライブでたくさん歌わせていただいていた、自分としてはすごく思い入れのある大好きな曲で。
「風遙か」も「消えない虹」も、レコーディングしたものも自分ではすごく気に入っているんですけど、ライブでどんどんやっていくうちにとくに伝えたい言葉だったり、曲の雰囲気、私の歌い方も、ライブならではのスタイルが少しずつ出来上がったと思うので、それをみなさんに聴いていただけたらと思って収録しました。

―ということは、「遠音」や「天上ノ花」も、今後ライブを重ねるごとに変化が出てくるんでしょうか?

吉岡:そうですね。「風遙か」や「消えない虹」が、前は結構アッサリ歌っていた部分を「今はここはもっと大事に歌いたい」って思うようになったり、どんどんライブを重ねるうちに変わっていったので、「遠音」や「天上の花」も歌っていくうちに伝えたい箇所が変わっていったりするかもしれないです。
ゲームをして作品をもっと理解したら、それはそれで変化が出るかもしれないですしね。

―その変化がライブの醍醐味ですからね。楽しみです。そして、9月15日(土)には横浜ノースポートモールにて「遠音」発売記念イベントが開催。9月25日からは「吉岡亜衣加 QUATTRO TOUR 2012 ~てのひらあわせ~」と冠したライブハウスツアーが行われます。

吉岡:まず、発売記念イベントは、「遠音」をライブでたくさんの方々に披露する場になるので来ていただきたいなと思いますし、初めて私の歌を聴く方も多いと思うので、みなさんの耳に残るように歌っていきたいなと思っています。
そして、ライブハウスツアーは全曲生演奏で行こうと思っているので、バンドもつけて迫力のある演奏と共にしっかりとライブを楽しんでいただきたいですね。
あと、ピアノだけで歌うアコースティックのコーナーも作る予定なので、そこも歌詞をしっかり伝えられるようにしたいです。ツアータイトルに「てのひらあわせ」とついているように、アルバムの曲をいっぱい披露しつつ、ライブが終わった後はみんなとてのひらあわせ(ハイタッチ)をしようかなと思っているので、そちらも楽しみにしています!

―9月26日(水)には初のライブDVD『吉岡亜衣加コンサート in 日本青年館 2012 ~薄桜鬼 歌響の宴~』が発売になりますし、そちらを見てライブの雰囲気を掴んで来るといいかもしれませんね。

吉岡:はい。こちらには『遠音』に収録されている『風遙か』と『消えない虹』のライブ映像も収録されていますし、さっきも言った通り、私が初めて大きいホールで行ったコンサートの模様が初めてDVDとして形になったものなので、是非見ていただきたいですね。
私は今まであまりライブ映像を公開していなかったので、実際にライブに来たことのある方しかどんな雰囲気かわからなかったと思うんですけど、遠くに住んでいる方やなかなかライブに来れない方にも吉岡亜衣加のライブを体感してもらえると思いますし、「6月のコンサート、行ったよ!」という方も改めて楽しんでいただけるかなと思います。

―ちなみに、音楽活動以外だと7月からFM3局で吉岡さんのラジオ番組が始まりましたが、こちらはどのような番組になっているんでしょうか?

吉岡:ロケ番組で、東京で日帰りで行ける距離…群馬・山梨・静岡あたりに行っているんですけど、私の趣味の工場見学とお散歩をテーマに放送しています。そこで出会った方々にちょっとインタビューしてみたり、その地域にどっぷりつかってみなさんにお伝えしたいなと思っているので、それも楽しんでもらえたら嬉しいですね。
半分趣味みたいな感じになりながら、自分自身も楽しんでやってます(笑)。

―では最後に、改めて読者の方へメッセージをお願いします。

吉岡:アルバムが7月に出て、今回のシングルが11枚目ということで、新たなスタートを切ったかなという感じがしています。
今までは『薄桜鬼』という作品に数多く関わらせていただいたんですが、今回『源狼』という作品での初めてのタイアップの作品なので、これからこの作品にどう寄り添っていこうか、どういう風に表現していこうかという意気込みを感じていて、ライブで披露するのもすごく楽しみなので、この曲をどんどん歌っていきたいな、と思います!

<Text/斉藤 碧>

【CD概要】

遠音
2012年9月12日(水)発売

品番:KDSD-00578 
¥1,260(税込)

【DVD概要】

吉岡亜衣加コンサート in 日本青年館 2012 ~薄桜鬼 歌響の宴~
2012年9月26日(水)発売

品番:GNBA-7871 
¥5,775(税込)

【ライブツアー概要】
吉岡亜衣加 QUATTRO TOUR 2012 ~てのひらあわせ~

9月25日(火) 【大阪】梅田 CLUB QUATTRO
9月30日(日) 【広島】広島 CLUB QUATTRO
10月29日(月) 【愛知】名古屋 CLUB QUATTRO
10月31日(水) 【東京】渋谷 CLUB QUATTRO

【開場/開演】 17:30 /19:00

【チケット料金】前売:4,000円 当日4,500円(別途1drink)

【主催・企画】株式会社ロックンバナナアーティスト

【協力】株式会社ティームエンタテインメント

【チケット取扱い】ローソンチケット(http://l-tike.com/
現在好評発売中!

●吉岡亜衣加 アーティスト公式サイト
http://www.team-e.co.jp/sp/yoshioka_aika/
●公式ブログ「はじまりの場所」
http://blog.livedoor.jp/yoshioka_aika/

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