『アトリエ』シリーズの新作『アーシャのアトリエ』のボーカルアルバムが6月27日(水)発売! 参加全アーティストリレーインタビュー、第8弾は霜月はるかさん!!

By, 2012年7月1日




ガストの人気ゲームシリーズの新作『アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~』(PS3用)が6月28日に発売! そして作品中のOP曲、ED曲、挿入歌など全9曲を収録したボーカルアルバムも6月27日にリリース!
当サイトではゲーム&ボーカルアルバム発売を記念して、ボーカルを担当する8組のアーティストにインタビューを実施。
最終回の第8弾は、『イリスのアトリエ』をはじめ、数々の『アトリエ』シリーズの楽曲を担当している霜月はるかさんが登場。今作ではバトルテーマ「MARIA」とアトリエテーマ「夢を織る家」の2曲を歌っています!

――今回のオファーを受けた時の感想は?

霜月さん:私自身『イリスのアトリエ』の三部作で『アトリエ』ファンの方にも認知していただいて、私の代表作にもなっているので、久しぶりに『アトリエ』シリーズに関らせていただけることはうれしかったです。しかもキャラクターデザインをされている左さんも以前、私のCDのジャケットを描いていただいたり、ご縁があって。
また新しい『アトリエ』シリーズということで、どんな曲が来るのかなと楽しみにしてました。
そしてフタを開けてみたら阿知波さんからまた違うタイプの2曲が来て。それ自体はいつものことと驚きはなかったんですが(笑)、どんなシーンで流れるのかなと楽しみでした。どちらの曲も阿知波さんの「こうしてほしい」というイメージが曲からあふれているので、私もイメージのブレなくやらせていただきました。

――それぞれの曲を初めて聴いた時の印象は?

霜月さん:「MARIA」はバトルの曲にしてはおとなしいなと思いました。荘厳で神聖なイメージが曲からも伝わってきて。ボス戦で流れるシーンは実際にプレーしたいという気持ちはあります。曲だけ聴いたら「ボス戦で流れるような曲じゃないかも」というイメージも湧くかもしれない曲で、ゲーム中に聴いてどんな印象になるのかはプレーしてこそ感じられるものだと思うので。
「夢を織る家」はポップでかわいらしい曲で、『アトリエ』の一つの側面や雰囲気、世界観を表しています。だからアトリエテーマなのかな。今までのシリーズの曲と共通するイメージに合ったものだったので、つかみやすかったし、自分の中のどういうものを出せばいいのかも自然とわかりました。

――詞の世界観に関しての印象は?

霜月さん:「MARIA」は造語が使われているので、歌詞の意味を伝えるというよりは全体的な雰囲気やイメージを伝えるつもりで、コーラスの発音や発声している感じでした。「夢を織る家」は逆にわかりやすくて、詞を読んだら、そのままにしか聴こえないくらい(笑)。情景も想像しやすかったし、曲との雰囲気のマッチングもピッタリでした。あとは女の子らしさが出るように意識して歌いました。

――レコーディングをしてみての感想は? 

霜月さん:阿知波さんだけでなく、エンジニアも勝手知ったるDaniさんとやり慣れたメンバーだったので、やりやすかったです。「MARIA」は、多重録音は聖歌っぽいコーラスなのかなと思ってテストテイクでやってみたら、「そういう感じです」と。多重録音は実際に重ねてみないとわからない部分があるんですが、作っていくなかで段々とイメージが固まって、重ね終わった後は達成感がありました。
「夢を織る家」ではおもしろかったのがコーラスで、デモの時点では歌詞がなくて、「ラララでやるのかな?」と思っていたら、直前に歌詞が付いて。「これはどんなイメージなんですか?」と聞いたら、「ベタベタな感じで」と(笑)。懐かしさもありつつ、ジャパニーズポップス的な雰囲気を作るというやり取りを現場でしました。

――それぞれの曲の聴きどころは?

霜月さん:「MARIA」は歌というか音楽として聴いてほしいです。歌とインストで分けてしまいがちですが、そんなカテゴライズは必要ないと思っていて。私の歌声もDaniさんのギターやベースも音楽を構成する要素であり、こういう音楽なんだと思って聴いてください。そしてできるなら、ゲームをプレーしてこの曲が流れるボス戦を体験してください。
「夢を織る家」は思わず、頬がほころんだり、テンションが上がる曲です。詞も曲も気持ちが軽くなるので、気分転換に気軽に聴けるのでオススメです。ゲーム中にこの曲が流れる時にちょっとした仕掛けがありますのでそこもお楽しみに。

――長く関られてきた霜月さんから見た『アトリエ』シリーズの魅力と『アーシャのアトリエ』の印象は?

霜月さん:『アーシャのアトリエ』も一新しながらも今までのシリーズと同じようにキャラがかわいいし、独特のファンタジー世界になっているかなと思いました。
また作品によって雰囲気が違うと思うけど、工房があったり、調合システムなど作っていくイメージは共通してあって。例えば私ががっつり関らせていただいた『イリスのアトリエ』はRPG的な側面が強いシリーズでしたが、その中でも何かを調合してアイテムを作るという根底は変わらず。逆に世界観やストーリーはシリーズによって変わっていくのがおもしろいなと思います。不変的な部分はそのままに、今回はどうなるんだろうと想像するのがいちプレーヤーとしても毎回楽しみにしてます。

――皆さんへメッセージをお願いします。

霜月さん:『アトリエ』ファンの皆様、お久しぶりです。今作は新規シリーズということで、いろいろな新しさがあると思うので期待してます。私が歌った2曲もそれぞれ重要なシーンで流れるということで、早くゲーム中で楽しみたいし、皆さんにも楽しんでいただきたいです。「MARIA」も「夢を織る家」もタイプはまったく違うけど、自分らしさは入れているので、私の2曲2色を楽しんで聴いてください。
ちなみに私と日山尚さんが共同企画したファンタジーボーカルアルバム『ティンダーリアの種』と『グリオットの眠り姫』の、メディア展開で書きおろしたボーカル曲、BGMを全曲収録した『ティンダーリアの奏』が7月7日(土)にリリースされますので、『アトリエ』ファンの方、ファンタジー好きの方、よろしければ聴いてみてください!

【ゲーム概要】
『アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~』
2012年6月28日(木)発売

限定版10,290円(税込)
通常版7,140円(税込)
発売:ガスト

●『アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~』公式サイト
http://atelier-ps3.jp/ayesha/

【CD概要】

《Twilight Hour(トワイライトアワー)アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~ボーカルアルバム》
シリーズ3部作で累計40万本超の出荷をしオリジナルサウンドトラックも累計36,000枚とアトリエシリーズでは最高の売上枚数を達成した、前作の「アーランドのアトリエ」シリーズから1年。アトリエシリーズ史上最大ボリュームのボーカル曲を収録したシリーズ初のボーカルコンセプトアルバム。
個性豊かな8人のボーカリストが彩る壮大な歌の世界、そして未公開BGMをCD1枚に収録!!

品番:GUSTCD-10010
税込¥2,415

発売元:株式会社ガスト
販売元:株式会社フロンティアワークス

<参加アーティスト>
Annabel、紗也、霜月はるか、妙、中島優美(チリヌルヲワカ)、野見山睦美(Local bus)、やなぎなぎ、RURUTIA(※50音順)

<収録内容>
1.花標(野見山睦未)
2.Mystic Pendulum(Rurutia)
3.いばら(やなぎなぎ)
4.Stargazer(紗也)
5.黄昏(妙)
6.MARIA(霜月はるか)
7.宵の星(チリヌルヲワカ)
8.夢を織る家(霜月はるか)
9.Altair(Annabel)

●『Twilight Hour アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~ボーカルアルバム』試聴はこちら
http://www.animate.tv/pv/details.php?id=1338451123

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