【プレゼントあり】3年ぶりの2ndアルバム「Labyrinthus」は、歌でつづられた幻想世界の物語!? 歌姫・CeuiさんSPインタビュー!

By, 2012年6月19日



来たる2012年6月20日(水)、シンガーソングライター・Ceuiさんのアルバムが、3年ぶりに発売される。
Ceuiさんといえば、TVアニメ『伝説の勇者の伝説』『境界線上のホライゾン』のOPやED主題歌を歌い、昨年10月には、初の海外公演となる香港公演・広州公演を開催。その神秘的な歌声でファンを魅了し、今や、注目の歌姫の1人。
今回の2ndアルバムは、全4章からなるファンタジーストーリーとして構成され、上記の様なタイアップ曲(8曲)に加え、新曲(4曲)、各章ごとの「Interlude」(※間奏曲のことで、ここではCeuiさんが書き下ろした語りで、章と章が繋がれる)を収録。全ての曲をCeuiさんが作詞し、作曲も関わっている。
Ceuiさんによれば、自身にとっても初の試みになることが多かったとのこと。今回のインタビューでは、数々の制作秘話を語ってくれたので、ここに紹介しよう!

●誕生したのは“黒”の世界の物語!?

──今回このアルバムは、物語の様な構成になっていますが、何故こういうつくりにしようと思ったのでしょうか?

Ceuiさん(以下、Ceui):今まで、Sound Horizon(※サウンドクリエイター・Revo氏が主宰するアーティスト集団)で歌わせていただいたり、自分でファンタジーアルバムを作ったりとか、色々した中で、自分のアルバムをより皆さんに楽しんでもらえるにはって考えていたんです。
それで、最初に「天使と悪魔のシンフォニア」という曲を作ったんですが、物語を軸にして、タイアップの曲も入れて、より彩る形にできたらって思ったんです。

──その曲は、今回のアルバム用に作ったんですか?

Ceui:そうなんです。今まで“白”とか“天使”っていうイメージの楽曲をたくさん作ってきたんですが、“白”もあるなら“黒”もあるよね、“黒”の世界を表現してみたら面白いかもってできたんです。今までの曲調と全く違うものが出来上がりました。

──今回のアルバムですが、出来上がってみての手応えは如何ですか?

Ceui:皆さんが物語を深く感じてもらえる様に、章と章の間の「Interlude」で喋っていたりしているんですが、新しい試みなので、すごいドキドキです(笑)。でも、すごいものが出来たなって思いましたね。

●始まり、そして小悪魔の世界へ!

──では、各章について伺いますね。第一章はどんなことをイメージして作ったんですか?

Ceui:まず“始まり”を大きく提示したいなって思ったんです。表題曲の「Labyrinthus」を1曲目において、「Interlude」では、骨董屋で、自由を求めてずっと窓の外を眺めている人形が出てくるんです。
そこへ悪魔が舞い降りて、すごく素敵な時間を過ごしてくれるんです。そんな“優しい追憶の世界”に誘えたらイイなって作りました。

──その「Labyrinthus」なんですが、どんな曲なんでしょうか?

Ceui:どこからか、誘いの声が聞こえるっていう場面にしたかったんですね。そして、とにかくコーラスの量が多いです! 今までで一番多いんじゃないかなっていうくらいなんです。そこが苦労した点なのですが、1曲目から気合も入ってますね。

──次の第二章はどんなイメージの章なんですか?

Ceui:神話に“地獄の川”ってあるんですが、そこからイメージして、「Interlude」を作りました。新しい扉を開けて、地獄の世界があるって感じなんです。

──この「Interlude」にも悪魔が出てきますが、一章と世界が繋がっているんですか?

Ceui:繋がっていると思ってもらってもいいんですが、繋がってないと思ってもらってもいいですね。天使や悪魔って何かっていうと、人を表現している言葉なんですよね。人間って、綺麗な気持ちだけじゃいられない時ってあると思うんです。でも、だからこそ、人に優しくできたり、何かを感じられたりすると思うんです。そういった意味で、悪魔=悪者ってことではないんですね。
第一章で言えば、人形にとって悪魔は、自分を連れ出してくれた、天使かもしれない。その悪魔は、昔、天使だったのかもしれない。自分のイメージの中では、この二章の“悪魔”は、第一章に出てくるのと同じ“悪魔”なんですが、色んな想像をしてもらえたらって思ってます(笑)。

──2曲目の新曲は、先ほど話に出た「天使と悪魔のシンフォニア」ですが、こちらを作っていて、どんなことが印象に残っていましか?

Ceui:今回、歌詞に“悪魔”って言葉を入れるのも初めてだし、普段、絶対言わない様な、小悪魔っぽい歌詞もあって、すごく楽しかったですね(笑)。ホントに今までにない、キャラクターというか、歌なので、今回のアルバムで、一番新しい要素だと思います。

●切なく、そして光へ!

──続く第三章ですが、こちらはどんなイメージなんですか?

Ceui:“切ない世界”を表現したかったんです。一章は、追憶の世界にまどろむ感じで。二章と三章は、闇の世界からとか、切ない悲しみとか。最後(四章)には、聴いてくれる人に、光を届けたいなっていう、私の夢というか、そういうものがあったんです。
そういう中での第三章で、これはちょっとしっとりした章ですね。

──その中で3曲目の新曲「わたしが天使じゃなくなる日」ですが、こちらはどんな曲なんですか?

Ceui:これは、神を愛してしまった天使の歌なんです。届かない想いを歌っているので、“失恋”がテーマになってたりします。でも、それを通常の言葉で表現すると、すごく心が痛くなっちゃいそうなんですが、天使の物語として歌っているので、すごく感情を出しやすかったというか、さらけ出したというか。淋しさとか、むき出しの想いっていうのを、ここでは表現したなって思ってます。

──そして最後の第四章ですが、先ほどのお話では「光を届けたい」とのことでしたね。

Ceui:悲しいことがあって、いったい明日はどうなるんだろうってなっても、意外と次の日は楽しい1日が待っていると思うんです。だから、ここでは物語というよりも、光を見せたい! って、今回のアルバムコンセプトを最後に持って来たっていう感じですね。特に、この章の新曲「God Bless-あなたに光あれ-」は、私からみんなへ伝えたい言葉そのものです!

──その4曲目の新曲「God Bless-あなたに光あれ-」はどんな曲なんですか?

Ceui:もう書きたいことは決まっていたんですが、いっぱい試行錯誤しました。ここは堕天使が、いっぱい傷ついて、彷徨って、たどり着いた場所で、女神の様な存在が優しく話しかけてくれるという感じで……。
1人でアルバムを聴いている人が 旅してて、苦しい、傷ついたって時に、私自身が登場して、伝えたいことを伝えるっていうイメージなんです。

●曲順やタイトル、ジャケットに込められたものとは?

──それで、各章には、既存のタイアップ曲も組み込まれているワケですが、その選曲作業をしていて如何でしたか?

Ceui:すっごい大変でした(苦笑)!“アルバム1枚を通じて物語にしたいな”とか、“私がこれを伝えたい”っていうもあるんですが、1曲1曲は聴いてくれた人のものになると思うんですよね。だから自由に聴いて欲しいし、心地良くなってくれたらって思ったから、曲順はすっごく大事だと思いました。
それぞれが、大切なアニメ作品としての一面をもっている曲なので、アニメの世界観とか、そのアニメが好きで聴いてくれている人とか、そういう想いも全部包み込む形で、考えようって思いました。だから、全部新曲と言っても違和感のない様にしたいって思ってましたね。

──アルバムタイトルの「Labyrinthus」ですが、これにはどんな意味合いを込めてつけたんですか? 言葉の意味は“迷路”ですよね。

Ceui:元々、壮大なる、未知なる世界、ファンタジーの世界に誘いたいっていう想いからきているんです。私が音楽を始めたきっかけも、音で心が繋がるっていう喜びを、聴く側として感じていて、自分もみんなと繋がりたいなって思ったからなので。。
なので、みんなを見たことも聞いたこともない様な、そういう未知なる世界に誘うっていう意味合いでの「Labyrinthus」なんです。

──なるほど。そしてジャケットですが、これはどういうイメージのショットなんですか?

Ceui:空から光がさしている“天使のはしご”っていうのがあるんですが、私が“堕天使”って話をしたら、デザイナーさんが、そのワードを投げかけて下さったんです。それで一緒に考えて、天使のはしごで降りてきてしまった堕天使のイメージなんです。周りも、なんか部屋なのに外みたいだったり、外っぽけど部屋っぽ感じで。
目には見えないところにある世界だけど、いつでも傍にいるよ、それがこのそれがこの「Labyrinthus」だよっていう。ちょっと不思議な世界っていうのを、想像以上に形にできたジャケットだなって思います。
衣装も、私、今まで白が多かったんですが、今回は、黄色い衣装着てみました。その新しさがいいかもと。やっぱり楽しいですね、色んな色の服を着ると(笑)。楽曲制作の途中で撮影をしたりしてるので、そこで感じたものがまた、曲に投影されたりもしています。

●9月に初のワンマンライブが開催決定!!

──今回のアルバム曲ですが、みんなの前で歌う予定があるとか?

Ceui:9月29日に、渋谷のマウントレーニアホールでライブの予定があるんです。その時は、壮大な世界だったり、ちょっと黒い世界というか、小悪魔的な私っていう曲とか、そういうものをステージで表現するのは、新しい試みです。今までと全然、違うステージになると思います。
それに、私にとって初めてのワンマンライブになるので、ステージの中での聴かせ方だったり、見せ方だったり、全てにおいて工夫して、みんなを驚かせたいなって思ってます。

──初めてのワンマンライブなんですか! 最初にやれると聞いて、どう思いましたか?

Ceui:もう、やったぁー!(←右手をガッツポーズ)っていう一言ですね(笑)。今まで色んな方とのとコラボレーションライブをしたりとか、色んな事を経験させて頂いて感じたことを、みんなに返していきたいです。みんなの前で歌うと、いつも笑顔がみられて、逆に私がすごい幸せをもらってるので。

──では最後にファンへのメッセージをお願いします。

Ceui:今回、1stアルバムから3年ぶりのアルバムなので、その間に経験した、色んな出会いとか、初めての挑戦だとか、全てを凝縮してみんなに届けたいなって思っています。
傍にあったら、きっと安心したり、どこかへトリップできたりできるアルバムだと思うので、みんなに聴いてもらいたいなと思います。
この壮大なる「Labyrinthus」は、みんなを誘うために作った、私からの招待状なので、ぜひ受け取って下さい!

<Text/小俣 猛>

【CD概要】
「Labyrinthus」
2012年6月20日(水)発売

品番:LACA-15194
税込価格¥3,000

発売元:ランティス
販売元:バンダイビジュアル

<収録曲>
第一章 【人形幻想~悪魔が舞い降りた夜~】
01. Labyrinthus
02. てのひらの追憶 †Interlude†
03. センティフォリア (TVアニメ『青い花』エンディング主題歌)
04. リトルガーデン(※「センティフォリア」のc/w)

第二章 【始まりの調べ~堕天使交響曲~】
05. 霧の中の美しい少女 †Interlude†
06. 天使と悪魔のシンフォニア
07. Last Inferno (TVアニメ『伝説の勇者の伝説』オープニング主題歌)
08. Truth Of My Destiny (TVアニメ『伝説の勇者の伝説』エンディング主題歌)

第三章 【彷徨いの楽園~欠けた頁を求めて~】
09. 一縷の宝石 †Interlude†
10. わたしが天使じゃなくなる日
11. 光と闇と時の果て (TVアニメ『空を見上げる少女の瞳に映る世界』エンディング主題歌)
12. SIROSUNA(※「Truth Of My Destiny」のc/w)

第四章 【再生のくちづけ~Labyrinthusの誓い~】
13. 祈り舞う、天上の草原 †Interlude†
14. God Bless-あなたに光あれ-
15. Stardust Melodia (TVアニメ『境界線上のホライゾン』エンディング主題歌- Side Horizon-)
16. Energy (TVアニメ『伝説の勇者の伝説』挿入歌)

●Ceui Official Web Site
http://ceui.jp/
●Ceui「Labyrinthus」(Lantis web site)
http://www.lantis.jp/special/ceui/labyrinthus/

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