サプライズに歓喜! 鈴村健一ニューシングル「messenger」発売記念イベントレポート

By, 2012年6月11日



5月16日(水)にリリースされた鈴村健一のニューシングル「messenger」の発売記念イベントが、5月26日、東京・玉川区民会館にて開催された。

このイベントの前週となる19日(土)には、全国のアニメイトにて「messenger」購入者に特典の「メッセージカード」とは別のコメントカードが手渡され、これに鈴村へのメッセージや、家族や友達などに伝えたいメッセージなどを記入し、特定の店舗(下記参照)に受け取りに行くメッセンジャー(ランティススタッフ)へ渡すと、引き換えに鈴村の直筆サイン入りキャンペーン用メッセージカードがプレゼントされるという「メッセンジャー」企画も行われていたのだが、イベント開始前にスタッフから突然謝罪の言葉が。その理由は、この、「メッセンジャー」企画に想像を越えるファンが集まったため、メッセージカードが足りなくなってしまった、というもの。鈴村の人気の高さが改めてうかがえるイベントとなった。

 
この日のイベントは、時間になると始業のチャイムの音が会場に響き、幕が開くとランティスの“うっすん”こと臼倉竜太郎氏が自前の学ラン姿で着席しており、スクリーンには「鈴村先生の世界一受けたい課外授業」というタイトルが。何処かで見たような気もするタイトルに笑いの起きる会場、アットホームな雰囲気でイベントが開始された。
鈴村が登場すると「起立」「気を着け」「礼」との掛け声が行われ、授業らしい雰囲気の中、さっそく鈴村先生の講義が始まった。


安眠できるいい枕を買ったという最近の話題から、本題のシングル「messenger」について触れていく。
音楽活動を始めて5周年ということで、「新たな旅立ちの歌を作ろう」と思ったという鈴村が、どのようにしてこの歌詞を書くに至ったのか、その経緯が語られていく。「5年前の自分にはこの歌は作れなかった。今だからこそ作れた曲。」と、“出会いと別れ”がテーマの「messenger」について、雑誌やネットのインタビュー記事ではなく、鈴村自身が語る生の言葉を、客席は耳をそばだてて聞いていた。
 「『歳を食ったからできない』と言わない大人になりたい」とこれからの人生に対する新たな意気込みが語られると、会場からは大きな拍手が起こっていた。

続いては、早朝5時に撮影されたという「荒野に1人立つ」というテーマの下撮影されたというジャケットについて語られていく。
ほぼ色調補正などの手は加えていないというジャケットは、本人が力説するように、綺麗な「青」に染まっている。この何かに飲みこまれてしまいそうな「青の世界」を見た鈴村は、またひとつ新たな扉を開いたようだった。


そして、もちろんPVについても触れられ、ラジオでは時間の関係などで話すことが出来なかったという裏話が語られた。
PVの撮影を行った埼玉県の羽生北小学校は全国でも珍しい「スクールキャラクター」がいる学校で、さらにそのキャラクターが鈴村と同じ「健ちゃん」だという。自身と同じ名のキャラクターについて、羽生北小学校の校長から色々な話を聞いたという。タオルやステッカー、ぬいぐるみまで展開している(売り上げは遊具などの購入に充てられている、とのこと)という「健ちゃん」に対し、最後に校長に「僕が声をやりますから!」とアピールして帰って来たというエピソードには大きな笑いが起きていた。

そして、イベントではカップリング曲についても触れられ、「アインシュタインのように」は、鼻歌を歌っていたら自然と出てきたのが「あっかんべぇかませよ」というフレーズで、そこからアインシュタインに繋がっていったとこ、そしてそのアインシュタインのように、「当たり前にある日常の中で、小さなことから視界が開ける瞬間を探していくこと。“いい意味で疑う”、当たり前にあることを「何でだろう」と考えること」がテーマとなっていることが、そして『ハナサカ(ピンピンバンドVer.)』はスタジオでの一発録りだったことなど語られた。

楽曲、ジャケット、PVについてひとしきり語り終えた鈴村は、「説教くさくて恥ずかしくなってくる」と何処か照れた様子を見せていた。

その後は池袋、新宿、渋谷、秋葉原、大宮、三宮、日本橋、京都、名古屋、横浜と、19日に全国10か所のアニメイトで行われたランティススタッフによる「メッセンジャー」企画の模様が上映された。
ステージ上の鈴村も客席と一緒にその映像に見入りつつ、ファンの言葉を一つ一つ聞いていく鈴村。各地でスタッフが受け取ってきたメッセージから幾つかを紹介しながら漏れた「いい企画だね」という言葉は、会場も同じ気持ちだったに違いない。

 
「トークショー」と銘打たれたイベントだったが、ここで「messenger」を歌唱することが発表されると、会場からは驚きの声が上がる。自然と手拍子が起こる中、満面の笑みで曲を届けた鈴村は、さらに「ハナサカ(ピンピンバンドVer.)」も披露。1人1人の顔を見るようにステージを移動する鈴村と同じように、客席は上げた手を左右に揺らし、ステージと客席が一体となっていた。

「なかなかここまで喋る機会はない。色々話してきたけど、どう受け止めるかは皆さんの自由で、歌は届いた瞬間その人のものになります。皆さんが自分の日常、暮らしの中で何を思うか、それを大事にしてあげて下さい。」とのコメントが鈴村から贈られ、最後は「起立」「気を着け」「礼」で客席から「ありがとうございましたー!」の声が響き、鈴村による課外授業は終了となった。

盛り沢山だったイベントは、しかし、最後になんともう一つサプライズが用意。それは鈴村自らによるお見送り。ハイタッチしながら1人1人と触れあう鈴村から笑顔のメッセージを受け取ったファンの顔には、満面の笑みが浮かんでいた。

先日、8月22日(水)に発売されることが発表されたミニアルバムを引っ提げ、9月15日(土)(※9月16日に変更)の札幌・ペニーレーン24を皮切りに、仙台、福岡、名古屋、大阪と巡り、10月21日の東京・SHIBUYA-AX公演が行われるライブツアーが決定している鈴村。
「ハナサカ(ピンピンバンドVer.)」の最後に「この曲ライブでやるぜ!」と宣言があった通り、全国6か所で、今日のようなステージと会場が一体となったライブが見られることは間違いない。「messenger」を聞きながら、ミニアルバムの発売を待ちたい。

 

<Text/内田 希>

【CD情報】
「messenger」
発売中(2012年5月16日(水)発売)

品番:LACM-4930
税込¥1,800

☆2012年夏 ミニアルバム発売!
☆2012年秋 全国ツアー決定!!最速先行予約開始!!!

今年、5周年を迎え、5月16日(水)にNEW SIngle「messenger」をリリースしたばかりの鈴村健一。早くもミニアルバムの発売が8月22日(水)に決定しました!
そして、そのアルバムを引っさげて行われるツアーの全貌が決定しました!

【ツアー日程】
9月16日(日)札幌 ペニーレーン24
9月17日(月)仙台 Rensa
9月22日(土)福岡 DRUM LOGOS
9月29日(土)名古屋 ボトムライン
10月14日(日)大阪 なんばHatch
10月21日(日)東京 SHIBUYA-AX

自身単独公演としては初となる札幌、仙台、福岡公演も!
そして、このツアーの最速先行予約がただいま受付中です!
(6月3日(日)23:59 まで)
さらにになんと! この最速先行予約でお申し込みされた方にのみ、
特典としてメモリアルチケットで発行されます!
各公演の詳細、最速先行予約の申し込み方法等については、
鈴村健一5th特設サイトをチェック!!

【※札幌公演 日時変更のお知らせ】
【変更後】9月16日(日)札幌 ペニーレーン24
OPEN 14:30 / START 15:30
☆チケット再受付中:6月8日(金)18:00~6月17日(日)23:59

なお、当初札幌公演を予定しておりました、9月15日(土)には
”鈴村健一 5th Anniversary Live Tour「INTENTION 2012」前夜祭”
を、札幌近郊(会場未定)にて入場無料にて開催させていただきます。
こちらの開催会場、内容等の詳細につきましては、改めて発表させていただきます。

●ランティス 鈴村健一 音楽活動5周年スペシャルサイト
http://www.lantis.jp/special/suzumura/5th/index.html