乙女たちの心を震わせる歌声が響く藤田麻衣子の最新シングル「ねぇ」発売記念インストアライブ

By, 2012年5月14日

現在好評放送中となっているTVアニメ『緋色の欠片』のOPテーマを収録した藤田麻衣子さんの最新シングルが４月18日にリリースされたことを記念して、４月27日（金）にアニメイト横浜のイベントスペースでインストアミニライブが開催された。

女性を中心に約200人ものファンが詰めかけた今回のイベント。拍手に包まれて登場した藤田さんがピアノ(キーボード)の弾き語りで歌ってくれた最初の曲は、自身のデビュー曲であり、TVアニメの原作となるゲーム版『緋色の欠片』第一作目の主題歌でもある「恋に落ちて」。伸びやかに優しく切なくこの曲を歌い上げる藤田さんの歌声に、会場のファンは静かに聴き入っているようだった。

歌い終わった後もしばらく感動の余韻が漂う中「みなさん、こんばんは」と挨拶した藤田さんは、一ヶ月ぶりのライブということもあってか「エネルギーをもてあましていまして（笑）。本当に嬉しくてしょうがないです」と笑顔いっぱい。「エネルギーを飛ばしすぎて、みなさんは疲れてしまうかもしれませんが、目一杯楽しんでいただけたらなと思います」と語ると、続いてニューシングルからカップリング曲となる「好きになるとどうして」を歌ってくれた。

さらにTVアニメ『緋色の欠片』のOPテーマとなっている新曲「ねぇ」を歌った藤田さんは、このドラマチックな恋の始まりを情熱的に描いた曲についてコメント。
最初に歌った「恋に落ちて」を「自分の原点」と振り返りつつ「その原点にもう一度戻れるような歌が書きたいということで、恋の真っ直中にいる気持ちをそのままストレートに表現してみました。自分でも大好きな曲になっています」と語ってくれた。

そんな藤田さんが、毎週楽しみに見ているというTVアニメ『緋色の欠片』だが、彼女がオススメするポイントはＣパートの次回予告。美形キャラたちが「オレは、お前のことを、待っている」とたっぷりと間をとって語りかけるシーンをモノマネで再現しながら熱く解説する藤田さんに客席は大喜びの様子だった。

こんな風に楽しい時間となったこの日のライブのラストソングとして藤田さんが歌ってくれたのは『緋色の欠片DS』のEDテーマで3rdシングルにも収録されている「横顔～わたしの知らない桜～」。
実はこの曲、藤田さんが20歳の時に実話を元に書いたということで、その制作面白裏話が披露されると会場からは笑い声が。そんなファンの笑顔を嬉しそうに見つめながら藤田さんは「自分の心の中で想っているありのままを書いているんですが、そんな歌詞がみなさんの心に届くといいなと思いながら、いつも歌っています。シングルが出たばかりですが、これからもぜひ楽しみにしていてください」と語ってくれた。